「Google Chrome 9」安定版、3D描画技術「WebGL」をサポート
米Googleは3日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン「9.0.597.84」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版があり、それぞれ無料でダウンロードできる。
機能面ではWebGLをサポートし、ハードウェアアクセラレーションを活用した3Dグラフィックの表示が可能となった。これにより、ブラウザーに専用のソフトウェアをインストールせずに、3Dグラフィックが閲覧できるようになる。
また、頻繁に訪問するウェブサイトのURLをアドレスバー(Omnibox)に入力すると、エンターキーをクリックしなくてもそのウェブページを読み込む「Chrome Instant」にも対応した。
Chrome Instantを利用するには、ブラウザーのレンチアイコンの「オプション」をクリックし、「基本設定」の「検索」セクションから「インスタント検索を有効にして検索や閲覧を高速化する」のチェックボックスを有効にする。
このほか、米国内のすべてのユーザーを対象に、ウェブアプリケーションのマーケットプレイス「Chrome Web Store」を公開したことを発表した。
セキュリティ面では、9件の脆弱性が修正された。脆弱性の内訳は、危険度のレーティングが4段階中で最も高い“Critical”が1件あるほか、2番目の“High”が2件、4番目の“Low”が6件となっている。
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(増田 覚)
2011/2/4 16:02
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