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映画になったインターネットの大事件「Winny」、警察や政治家も巻き込んだ騒動を振り返る
2023年5月3日 06:50
「今すぐ読みたい注目記事」コーナーでは、過去に掲載した記事の中から、「今読んでほしい記事」を再紹介しています。記事内容は掲載当時のもので、最新の状況とは異なる場合もあります。
ネット歴が長くなるほど、「インターネット老人(会)」という言葉に懐かしさを感じたり、共感したりする機会が多くなるかもしれない。昨今、このキーワードは「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)」や「ニコニコ動画」が大いに盛り上がった時代に、そこから生まれたコンテンツや出来事について語られることが多いが、ここで紹介する「Winny事件」もまた、同じ頃にインターネットで起きた事件だ。
著作権侵害などで問題視された「ファイル共有ソフト」の流行と「Winny」の登場、開発者である金子勇氏の逮捕、相次ぐ企業・組織からの情報流出、金子氏の有罪判決からの高裁における無罪判決、といった一連の出来事を、本誌ではずっと報道してきた。その記事数は400本超。
映画「Winny」は全国上映中で、ゴールデンウィークから上映を開始した映画館もあるようだ。映画の予習・復習として、または連休中の待ち時間の友として、当時の出来事を振り返ってみてはいかがだろうか。懐かしんだり共感したりといった類の話題ではないが、記憶に残っている出来事の詳細や、忘れていた事件を発見できるかもしれない。
映画化された「Winny」はどんな事件を引き起こしたか〜本誌記事で振り返る当時の衝撃
映画「Winny」が本日(3月10日)公開される。本作の題材となった「Winny事件」が起きたのは2000年代で、本誌は、リアルタイムに関連の動向を報じてきた。当時の主要な記事から、その模様を振り返りたい。
こちらは本誌編集長の鈴木による映画「Winny」レビュー。言葉の代わりにプログラム(コード)で語ろうとするエンジニアという人種への、一種の共感を表明している。
映画「Winny」を観た……観よう!「言葉の代わりにプログラムで語る人」の世界
「言葉が苦手で、誤解されがちだけど、でも、言葉以外で語る人」がスクリーンの中に表現され、そして内面が描かれる。こうした「言葉で語らない人」は、とかく理解されにくいのだけど、映画として描かれたことで、その壁を越えられたように感じた。