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確定申告の真っ最中なのに……freee会計、楽天銀行の口座明細の自動取り込み機能を停止へ
2022年1月25日 06:00
freee会計が楽天銀行の口座明細の自動取り込み機能を2月24日付で停止することを発表し、波紋が広がっている。
これは楽天銀行のAPIを用い、同行の口座明細をfreeeの明細として自動的に取り込む機能。銀行の口座明細を自動的に取り込む機能はクラウド会計サービスの売りのひとつで、各事業者が多くの金融機関に対応することをセールストークにしているが、2020年に開始されたばかりのfreeeと楽天銀行の自動連携が不可能になることで、今後は楽天銀行の口座明細データをCSVでダウンロードして手動でfreee会計にアップロードするという手間を強いられることになる。理由は「契約満了」とされているが、終了日は2月24日と確定申告の時期の真っ只中にあたることから、ネットでは「契約期間の問題であればもっと早く告知できたはず」と、同社の対応を批判する声が噴出している。ちなみに家計簿サービスのマネーツリーは、2021年4月に楽天銀行への接続をいったん停止したのち、半年後に方式を変更して再開しており、今回もこれと似た経緯をたどる可能性は残されている。なおマネーフォワードについては、楽天銀行とのAPI接続を終了する予定は現時点ではないことを、同日付でアナウンスしている。
- freee会計と楽天銀行のAPI連携契約満了に伴う 口座明細の自動取り込み停止のお知らせ(freee)
https://corp.freee.co.jp/news/api_rakuten.html - 楽天銀行個人口座への対応予定について(マネーツリー)
https://help.getmoneytree.com/ja/articles/4031093-楽天銀行個人口座への対応予定について - 楽天銀行とのAPI接続について(株式会社マネーフォワード)
https://corp.moneyforward.com/news/info/20220124-mf-press-2/
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