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「USB Type-CなしのポートレスiPhoneは製造しても問題なし」EU広報担当者が見解を示す

 iPhoneのUSB-C(USB Type-C)ポートを省いたポートレスのモデルを製造することについて、EUの規制上は特に問題がないと確認が取れたとして、海外メディア「9to5Mac」が報じている。

 充電方法をMagSafeに特化したUSB Type-Cポート非搭載のiPhoneをAppleが開発しているという噂は根強くあり、つい先日も、今秋の発売が見込まれる新モデル「iPhone 17 Air」で当初その構想があったものの、最終的に見送られたという報道があったばかりだ。「Bloomberg」はその理由の1つにEUの規制を挙げていたが、今回、9to5Macが報じたのは、ポートレスなスマートフォンのためにUSB Type-Cポートを廃止するのは特に違法ではないという確認がEUの広報担当者から得られたというもの。そもそもEUの規制では、デバイスに有線充電ポートがある場合はUSB Type-Cでなければならないと述べているだけで、USB Type-Cポートが必須であると言っているわけではない。その意味からすれば当然の見解と言えるのだが、BloombergではポートレスiPhoneが実現しない理由の1つにEU規制があるとみていたため、9to5MacではEU広報担当者からコメントを取ることでそうした報道に釘を差した格好だ。9to5Macは「今年のiPhone 17 Airでは実現しないかもしれないが、完全にポートのないiPhoneが登場するのは時間の問題だ」と記事を結んでいる。