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1997年誕生の国産ポータルサイト「goo」がついにサービス終了、約29年の歴史に幕

 老舗のポータルサイト「goo」がサービス終了を発表した。

 gooは1997年に誕生したNTT系列の国産ポータルサイト。検索エンジンやメール、ブログ、辞書、ニュースなどさまざまなコンテンツを提供し、まだブロードバンドが一般的でなかった時代から、Yahoo! JAPANなどと共に国内のネットサービスを牽引していたが、今年に入ってからは傘下のサービスが続々と終了し、今後の存続が危ぶまれていた。サービス終了予定は11月25日13時で、一足先にサービス終了を発表していたgooメール(2026年2月25日終了予定)よりも先の終了となる。

 サービス終了を知らせる告知では「『gooポータル』終了後は、ぜひドコモの『dメニュー』をご利用ください」とされているように、事業再編によってNTT本体と重複するようになったサービスは、基本的に終了となる傾向があるようだ。

 ちなみに、弊誌の過去記事でgooに触れたもっとも古い記事は、1997年3月のサービス開始を報じたニュースだ。その記事からは、350万件もの日本語ホームページのURLをデータベースとして持つなど、当時の日本語検索エンジンサービスとして最大級だったことがわかる。