2010年のインターネット120大ニュース[10月~12月]
INTERNET Watchで2010年に掲載したニュース記事の中から、アクセス数をもとに月ごとの10大ニュースを選出し、今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。最終回は、10月から12月までのニュース。
●10月:「光の道」実現に向け孫社長が構想をアピール
総務省の「光の道」構想をめぐる議論が活発化し、ソフトバンクの孫社長が構想実現に向けた提案を呼びかけた記事が1位となった。2位は「オリオン座流星群」のネット中継に関する記事。小惑星探査機「はやぶさ」の帰還もあってか、宇宙や天体関連のニュースも話題を集めた。「ニコニコ動画」久々のアップデートと、リアル店舗「ニコニコ本社」オープンの発表に関する記事が3位にランクインした。
●11月:脆弱性の修正に追われたFlash Player
1位はFlash Playerの修正版に関する記事。多くのユーザーが利用しているソフトは攻撃者にとっても格好のターゲットとなるため、2010年もFlash Playerをはじめとして脆弱性対処のためのアップデートが相次いだ。2位、3位、7位にはAmazonの記事がランクイン。MP3楽曲販売の開始、配送料無料化など、2010年も多くの話題を提供した。4位にランクインした東京都の青少年健全育成条例改正のニュースも、2010年を通してユーザーの関心を集めた。
●12月:セキュリティソフト「AVG」の不具合が多くのユーザーに影響
1位はセキュリティソフト「AVG」の不具合に関する記事。AVGは無料版の配布も行っておりユーザーも多く、アップデート適用後にPCが再起動を繰り返すという大きな不具合が発生したため注目を集めた。2位はNHKがYouTubeでの番組配信を開始したニュース。動画配信やTwitterなど、既存メディアのネット利用もさらに活発になった。3位は長期休暇中のセキュリティに関する話題。攻撃の多くは基本的な対策で防げるため、休暇前にはセキュリティ対策を再確認しておこう。
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2010/12/27 06:00
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