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【使いこなし編】第225回
Amazonのサウンドバー「Fire TV Soundbar Plus」を、Fire TVストリーミングデバイスから操作する
2025年1月30日 06:00
Amazonから2024年12月に発売された「Fire TV Soundbar Plus」の使いこなしを、第223回から実践している。薄型テレビをもっとイイ音で楽しみたいとき、手頃な価格で手軽に導入できる製品がサウンドバーだ。製品の概要については、第233回を参照してほしい。
前回はテレビへの接続とセットアップを行ったが、今回は、Fire TVストリーミングデバイス(本稿ではFire TV Cube。前回Fire TV Soundbar Plusと一緒にテレビに接続した)を使って設定をチェックしてみる。Fire TVデバイス全体でのサウンド設定と、次回に実践するFire TV Soundbar Plus自体の設定の2種類の設定をチェックしていく。
[サラウンド設定]など音に関する詳細な設定が可能
FIre TVストリーミングデバイスの設定画面で、[サラウンド音響]が[自動]になっていれば、再生されたコンテンツのフォーマットに合わせて流してくれる。Dolby AtmosはDolby Digital Plusコーデック上のサラウンドサウンドなので、Dolby Digital Plusのサラウンドフォーマットとして送信されることになる。Fire TV Soundbar Plusはこれに対応している。
また、[オーディオの詳細設定]で[音量の自動調整]と[ダイアログエンハンサー]の設定ができる。[音量の自動調整]をオンにすると、複数のアプリを切り替えたりするなど、コンテンツごとの音量差があったときでも同じ音量で再生してくれるようになる。だが、全体を通して平坦な音になるので、映画やゲーム、音楽など、意図的にダイナミックな音量差が付けられたコンテンツを堪能したい場合には、オフにしておくといいだろう。
急に大きな音が出てビックリするのがイヤとか、まったりとバラエティ番組を流しておくといったシーンではオンにしておくと聴きやすい。
[ダイアログエンハンサー]はオンにしておくと、演者の話し声を聞きやすく再生してくれる。話し声が聞き取りにくい場合にオンにするといい。ダイアログエンハンサーをオンにしておくと、次回行う予定のFire TV Soundbar Plusの設定で、レベル調整が可能になる。
Fire TV デバイスで設定をすると、設定したサウンドの信号でFire TV Soundbar Plusから音が流れていくようになる。再生するコンテンツがサラウンド対応なのに、うまく再生できていないケースでは、ここでの設定を見直すと良いだろう。
ここまでの設定を終えたら、いったん[設定]の[ディスプレイとサウンド]に戻り、[オーディオ/ビデオの診断]を選んでみてほしい。ここまでの設定が済んでいたら、[検出されたオーディオ機能]のDolby Atmosなどの項目が[あり]と表示されるはずだ。
ここで[Dolby AtmosとDolby Visionのコンテンツを再生]を選択すると、Dolby Atmos対応の映像が流れるので、サラウンド感を確認してみてほしい。Fire TV Soundbar PlusがDolby Atmosのオーディオ信号を認識すると、前面の緑のLEDが3つ一瞬だけ点灯する。点灯するのは最初に受信した一瞬だけなので、見逃さないようにしてほしい。Dolby Atmosのコンテンツを連続して再生した場合、2回目は点灯しないようだ。
次回は続けて、この[設定]の[ディスプレイとサウンド]の最初に確認した[Fire TV Soundbar Plus]の項目で設定できる機能を見ていこう。
今回の教訓(ポイント)
Fire TVストリーミングデバイスで、Fire TV Soundbar Plusのオーディオ機能を検出できる
Fire TVストリーミングデバイスからサウンドの詳細な設定が行える