vProの匠

【匠の部屋】[Lenovo編]メーカー別、AMTの設定方法/MEBxの入り方

Lenovo ThinkPad T14 Gen2で検証

vProの匠こと、牧真一郎氏。同氏の「匠」っぷりは、連載のこれまでの回を参考にしてほしい

 テレワークの普及とともに、企業での利用が増えている「インテル vProプラットフォーム」。このプラットフォームに対応したクライアントPCは、システム管理者がGUIやコマンドを使って遠隔管理することができる。

 ただ、クライアントPCを遠隔管理するには、以前にも紹介したようにAMTのプロビジョニング(初期設定)が必要になる。その操作方法はメーカーごとに異なるので、詳しい手順をそれぞれ紹介していきたい。

今回はLenovo ThinkPad T14 Gen2で検証する

 第1回目はLenovo ThinkPad T14 Gen2を使って、vProのすべてを知り尽くした“匠”こと牧真一郎氏に操作方法を教えていただいた。なお、これまでに数多くのvPro搭載PCをプロビジョニングしてきた匠によると、「同じメーカーでも機種や世代によって操作手順やできることが変わってくる」とのこと。今回の手順は一例であり、お手持ちの機種によってはできることが異なる可能性があることをご了承いただきたい。

【メーカー別、AMTの設定方法/MEBxの入り方:記事一覧】

 なお、本連載では「匠に聞いてみたい」質問を随時募集中。vProに関する疑問・質問などがあれば、記事末尾のフォームからぜひ投稿してほしい。また、既に投稿いただいた質問は、順次回答していくので、お待ちいただければ幸いだ。

Lenovo ThinkPad T14 Gen2でMEBxを操作プロビジョニングやリセットをやってみた!

 今回AMTのプロビジョニングを検証してみたのは、Lenovo ThinkPad T14 Gen2だ。インテル AMTの設定を行う画面はメーカーごとに異なるが、同機の場合は、BIOS画面の「Config」メニューの下にインテル AMTの設定がある。AMTを有効にするのはもちろん、リセットして初期状態に戻すことも容易にできるので、今回はリセット方法も紹介する。

Lenovo ThinkPad T14 Gen2でAMTのプロビジョニング/リセットをやってみた

※今回の検証は「Lenovo ThinkPad T14 Gen2」を利用して行いました。PCの機種や世代によって操作手順やできることなどが異なる場合があります。

【操作手順1】AMTを有効にする

  1. PCの電源を入れる。
  2. 「Lenovo」のロゴが表示されたら「Enter」キーを押す。

    ロゴの下に「To interrupt normal startup,press Enter」と表示されている間に「Enter」キーを押す

  3. 「Startup Interrupt Menu」が表示されたら「F1」キーを押す。

    「Enter」キーを入力すると、「Startup Interrupt Menu」が表示される

  4. BIOSの画面が表示されたら、左のメニューから「Config」を選択。
  5. 「Config」メニューにある「Intel AMT」を選択。

    BIOSで「Config」メニューを表示したところ

  6. 「Intel AMT」メニューにある「Intel AMT Control」を「Enabled」に変更。

    プルダウンメニューをクリックして、「Enabled」を選択

  7. 「F10」キー(Save and Exit)を押す。
  8. 「Setup Confirmation」画面で「Yes」をクリックして、BIOSを終了する。

    変更した設定を保存して、BIOSを終了する

【操作手順2】インテル MEBx(ME BIOS Extention)を起動する

  1. PCの電源を入れる
  2. 「Lenovo」のロゴが表示されたら「Enter」キーを押す。

    「Enter」キーを押す

  3. 「Startup Interrupt Menu」が表示されたら、「Ctrl」キーと「P」キーを同時に押す。

    画面には「<CTRL-P>to enter the Management Engine setup screen」と表示されている。表示がない場合はAMTが有効になっているかどうか、確認しよう

  4. インテル MEBxが起動する。インテル MEBxの操作手順は関連記事を参照。初回の場合はパスワードの設定からだ。

    初期パスワードは「admin」。新規のパスワードを設定すればログインできる

【操作手順3】AMTをリセットし、初期状態に戻す

  1. PCの電源を入れる。
  2. 「Lenovo」のロゴが表示されたら「Enter」キーを押す。

    プロビジョニング時と同じタイミングで、「Enter」キーを押す

  3. 「Startup Interrupt Menu」が表示されたら、「F1」キーを押す。

    AMTのリセットもBIOSから行うので、「F1」キーを押す

  4. BIOSの画面が表示されたら、左のメニューから「Config」を選択。
  5. 「Config」メニューにある「Intel AMT」を選択。

    「Config」メニューから、「Intel AMT」を選択して……

  6. 「Intel AMT」メニューにある「Intel AMT Control」を「Disabled」に変更。

    今度は「Disabled」を選択。Permanently Disabledを選ぶとAMTが完全に無効化され、有効にするためにはメーカー修理が必要になるので、選択しないこと

  7. 「F10」キー(Save and Exit)を押す。
  8. 「Setup Confirmation」画面で「Yes」をクリックして、BIOSを終了する。

    設定を変更してBIOSを終了

  9. 画面左上に一瞬「Unconfiguration in progress…」と表示される。
  10. 「Lenovo」のロゴが何度か表示された後、Windowsが起動したらリセット終了。AMTの機能は無効になり、その設定も初期状態に戻っている。再度、AMTを利用したい場合は「AMTを有効にする」の手順から操作する。

    BIOS終了後、画面がブラックアウトして、左上にメッセージが表示される


匠への質問、募集中!

 ……さて、今回はLenovoのクライアントPCにおけるAMTのプロビジョニング/リセット方法を教えてもらったが、vProは非常に多機能かつ奥深い。これまでの記事や活用事例を見て、「これはどうやるんだろう?」あるいは「できると思うのに、何故かうまくいかない」と思うことも多いと思う。

 当連載では、そんなvProを活用する上での疑問を随時、匠に伺って、解決に結び付けたいと考えている。vProの導入や活用を検討するうえで、「これはどうやるんだろう?」あるいは「できると思うのに、何故かうまくいかない」といった疑問点がもしあれば、是非、以下のフォームから質問を送っていただければ幸いだ。

アンケート回答にあたっての注意事項・同意事項

・いただきました質問につきまして、質問者やその企業を特定できないよう編集の上、匠の回答とあわせて誌面掲載させていただく可能性がございます。

・いただきました質問に対する回答は、原則として今後展開する記事内にて行わせていただきます。また、すべての質問への回答を約束するものではございません。

・氏名やメールアドレスのご記入は任意となりますが、ご記入いただければ、追加で伺いたいことなどがある場合、編集部よりご連絡させていただき、より正確な回答ができるよう務めさせていただきます。

・回答いただきました個人情報(名前/メールアドレス)は、追加の質問など編集部からの連絡のみ使用します。そのほかの目的で使用することはなく、対象者以外の個人情報は、企画終了後、速やかに消去します。

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