みんなの在宅ワーク

第48回:こできちのリモートワークスタイル

7泊8日のワーケーションで「アガらない自宅」から飛び出せ

 こんにちは。製造メーカーのセールス部門でマーケティングを担当している、こできちです。

 所属先は2020年3月上旬から積極的なテレワークを導入しており、それから約1年が経ちました。

そうだ、東京から脱出しよう

 2020年4月以降、SNSやIT系のサイトでは連日、テレワークを快適にするための知恵があふれましたが、私にとっては半年ほどモチベーションが上がらない状態が続きました。

 PCスタンドや、椅子で使う姿勢サポートシートなど小物を導入し、Twitterで買ってみたと嬉々として投稿するも、実際の仕事は思った以上にはかどらず、悶々としていたのです。

週末は近くの山のリフトを上り、富士山を眺めてリフレッシュ
近隣も静かで集中できます

 そこで環境を根本的に変える策として、ワーケーションを取り入れることに。昨年夏以降、2カ月に一度くらい、同じようにフラストレーションを溜めていた友人と、山小屋やリゾートマンションを借りることにしました。

 日曜日に出発して月曜日からワーケーション。その週の土日は滞在先を満喫して、日曜日に東京に戻る、というスケジュールです。

「仕事が快適にできる環境」を事前に調査。必要な機材は自分で持ち込み

 7泊8日のうち5日は仕事なので、まずは仕事が快適にできる環境を優先します。

 実は一番最初に行った富士五湖周辺の山小屋は、目の前に大きくそびえる富士山の景色が最高だったのですが、通信環境が厳しく、途中から近隣のコワーキングスペースに逃げ込むことになり、それ以降は駅近のリゾートマンションを選ぶことにしました。

 借りた部屋は70平米の2LDKで、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの生活家電や調理器具、食器がそろい、共用設備の温泉大浴場で仕事後の湯治を満喫しました。

 部屋のLDKから廊下を挟んで少し離れた場所に洋室があるので、友人と互いのテレビ会議の声が漏れないようなレイアウトかどうかを事前に確認しました。

映像だけでなく音声もテレビから出力することで、長時間のヘッドセット装着による圧迫感や、耳の中でずっと会話が聞こえるストレスが軽減

 備え付けのテレビを業務に使うため、PC接続用のHDMIケーブル、そしてテレビ会議用に調光できるLEDランタンを持参。テーブルライトはあるのですが、寝室は暖色系の電球だったので、これは持ち込んで正解でした。趣味のキャンプグッズが役立ちます。

 テレビが置いてある台も奥行き50cm、幅も100cmほどあったので12.1型のPC、マウス、メモを取る場所としても十分の広さです。

うっかりPCスタンドを忘れてしまったので、ビデオONの会議では、PCのインカメラ位置を底上げするのに電子レンジに付属していた台を代用しました。なんとかなるもんです

 ちなみに、ビジネスホテルのテレワーク支援プランに食指が動かない理由の1つが、狭いデスクサイズです。PC置ければ十分のサイズでは、資料やノートを広げたいので、出張先ならまだしも長時間の仕事で使うには窮屈と感じています。

旅行に行けないならワーケーションすればいいじゃない

 ワーケーションの成果として、自宅よりもメリハリをつけて集中して取り組むことができたと思います。1週間頑張ってまたワーケーションできるように自宅でも頑張らねばとお尻を叩くいい目標ができました。

 最後に注意点としては食事でしょうか。自炊が苦ではないので平日は自炊しましたが、都心と違い遅くまで営業している飲食店が少ない、Uber Eatsなどの大手デリバリーもエリア外、という場所もありますので、滞在前の確認をおすすめします。

こできちのリモートワーク環境
  • メインPC:Panasonic Let's Note CF-SV
  • ディスプレイ:2画面
  • キーボード:パソコンのキーボード
  • マウス/トラックボール/トラックパッド:ロジクール M185
  • カメラ:内蔵カメラ
  • マイク/ヘッドフォン/スピーカー:PC
  • ビデオ会議サービス:Microsoft Teams/Zoom
  • 机:ワーケーション先の机
  • 椅子:ワーケーション先の椅子
  • その他小物:特になし

こできち

日系・外資と製造メーカーを転々とするマーケター。乗り物が大好きで出張、旅行でほとんど自宅にいない生活10年近く。最近は自転車を買って関東のサイクリングスポットを探索中。