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ANAの瞬間移動技術「ANAアバター」とは? ANAホールディングス片野坂真哉社長が「CEATEC 2019」オープニングの基調講演
2019年7月29日 14:10
10月15日~18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるイベント「CEATEC 2019」の基調講演に、ANAホールディングス株式会社代表取締役社長の片野坂真哉氏、株式会社JTB代表取締役・会長執行役員の田川博己氏、JapanTaxi株式会社代表取締役社長の川鍋一朗氏が登壇することが決まった。CEATEC実施協議会が発表した。
3氏が登壇するのは、いずれも初日の10月15日。ANAの片野坂氏は「瞬間移動技術『ANAアバター』が未来を変える」をテーマに13時~13時45分、JTBの田川氏は「ツーリズムで地域を元気に」をテーマに14時45分~15時30分、JapanTaxiの川鍋氏は「モビリティの進化を支えるJapanTaxiの取り組み」をテーマに16時30分~17時15分にそれぞれ講演する。
今年のCEATECでは、各産業界をリードする企業経営者が登壇する基調講演「CEATEC KEYNOTE」をさらに拡充することを発表しており、今回、あらゆる産業・業種が集うCEATEC 2019の象徴となる開幕初日のオープニングキーノートに、CEATEC史上初となる航空業界の企業経営者として片野坂氏の登壇が決定した。ANAアバターは、離れた場所に置かれたロボットを遠隔操作し、あたかも自分自身がそこに存在しているかのようにコミュニケーションや作業を行うことができるモビリティサービスだという。基調講演では、近未来の社会インフラとなり得るANAアバターの今後のサービス展開についての発表も予定されている。
なお、ANAとJapanTaxiがCEATECに参画するのは今年が初めてだ。これら初参画の2社やJTBは、2030年の未来の“まち”で実現が見込まれるサービスを披露する企画展示「Society 5.0 TOWN」の参画企業としても名を連ねている。
CEATEC 2019は、「つながる社会、共創する未来」をテーマに、CPS/IoTなどのテクノロジーを活用した未来を発信する“Society 5.0の総合展”として開催するもの。IT ・レレクトロニクス産業をはじめ、モビリティ、金融、旅行、住宅など、あらゆる産業 ・業種における国内外のフロントランナーが一堂に会して、各社の将来ビジョンやビジネスモデルなどの未来の社会に向けた先進的な取り組みを披露するという。主催するCEATEC実施協議会は、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)、一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の業界3団体で構成されている。
CEATEC 2019は入場無料だが、登録入場制となっている。また、基調講演を含むCEATEC 2019のコンファレンスの聴講予約は、一部を除き、8月1日よりCEATEC公式サイトにおいて受付を開始する予定。他の基調講演やコンファレンスについては順次、発表する。