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「マネーフォワード クラウド請求書」を1年間無料提供

請求書のデジタル化を支援する「#インボイスフォワード」プロジェクト開始

 株式会社マネーフォワードは6月9日より、インボイス制度の導入を見据えた「#インボイスフォワード」プロジェクトを開始した。第1弾として、同社のクラウド請求書ソフト「マネーフォワード クラウド請求書」を1年間無料で利用できる特別プランを提供する。登録受付は9月30日まで。

 インボイスとは、仕入税の控除に必要な「適格請求書」のこと。税務署長に登録した事業者である「適格請求書発行事業者」だけが発行でき、その登録番号や正確な税率・税額など、記載が必要な項目が決められている。

 2023年10月1日より導入される「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」では、適格請求書を発行する売手側には、その写しを保存する義務も生じる。

 請求書の仕様や管理方法が大きく変わること、そして、紙ではなくデジタルデータとしての管理も可能であることから、これを機に企業の経理関連の業務をデジタル化しようとする動きがある。マネーフォワードは、弥生、SAPジャパンら9社とともに「電子インボイス推進協議会」に参加し、請求書の作成および管理に関わる業務のデジタル化を推進する活動も行っている。

 「#インボイスフォワード」プロジェクトはこのような背景から、「“紙の請求業務”に悩む人を応援し、請求業務をもっと前へ。」をコンセプトに実施される。マネーフォワードのサイト内に特設ページを開設し、情報を発信している。

#インボイスフォワード 特設ページ

 「マネーフォワード クラウド請求書」の無料提供キャンペーンでは、9月30日までの期間中に事業者登録を完了することで、デジタルデータによる請求書送付・受領の機能が、1年間無料で利用可能になる。

 マネーフォワードでは、コロナ禍でテレワークが推奨される中で、紙書類やハンコが関わる業務が課題になっていることを指摘。インボイス制度への対応も見据え、請求業務のデジタル化を推進。自由な働き方の実現や紙の利用削減を通じて、サスティナブルな社会を目指すとしている。