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AIが採用における書類選考をサポート、「リクルタ レジュメマッチAI」β版、Algomatic Worksが提供開始

採用の各過程にフォーカスしたAIエージェントのリリースを今後も予定

 株式会社Algomatic Worksは11月27日、採用特化型AIエージェント「リクルタ」シリーズの第1弾として、書類選考サポートサービス「リクルタ レジュメマッチAI」β版の提供を発表した。

 同社は、生成AI技術を活用したHRサービスの開発・提供を手掛けている。リクルタシリーズは、採用業務のサポートに特化したAIリクルーターサービスで、求人募集から内定後のオンボーディングまで、採用に関わるプロセスをAIリクルーターが支援し、候補者体験の向上や人事部門の生産性向上を実現するとしている。

採用特化型AIエージェント「リクルタ」シリーズの概要

 「リクルタ レジュメマッチAI」は、人間による書類選考の前段階で、各社専属の「AIリクルーター」が求人内容と求職者のスキルや適性の「マッチ度評価」を行う。これにより、採用担当者の負担を軽減できるとしている。

書類選考サポートサービス「リクルタ レジュメマッチAI」のサービスイメージ

 具体的には、生成AI技術を活用した独自のAIモデルにより、求人票に記載されたスキル要件や職務内容をもとに、応募者の履歴書・職務経歴書を分析し、スキルや経験の適合度をスコアリングする。性別や顔写真などのアンコンシャスバイアスに該当しやすい項目は評価基準から排除されるため、公平かつ公正な評価が可能だという。

 これまでの先行提供期間において、匿名化された約6万人以上のキャリアデータの分析を通して、企業ごとのニーズに応じたAIモデルの最適化を行っており、これによるデータとノウハウを活用して、より高い精度でのスコアリングを実現するとしている。

 AIリクルーターは、Slackなどのチャットツール経由で操作可能。履歴書や職務経歴書のスクリーニング結果などの必要な情報を、リアルタイムで確認できる。また、オプションとして、採用候補者との日程調整をAIリクルーターが代行する機能も提供される。

「リクルタ レジュメマッチAI」β版の利用例

 同社では、2025年半ば頃までを目途に、求人募集や面接などにおける採用課題にフォーカスしたリクルタシリーズを連続展開する予定。