平成に最も読まれたニュースは「DivX 5.0」、次いで「Windows Vista」

　INTERNET Watchでは毎年、年末恒例の記事として、その年に掲載したニュース記事のアクセス数（ページビュー）を算出し、その上位を「年間アクセスランキング」としてまとめている。今回は、それら過去の年間アクセスランキングをもとに、平成（後半）のインターネット界隈に起きた出来事を振り返ってみたい。

　INTERNET Watchは、平成8年（1996年）2月に“メールマガジン”として創刊し、その後、ウェブサイトでも記事を発信するようになった。サイト上に現存する最古の年間アクセスランキング記事としては、平成9年（1997年）のものが今も閲覧できる。同年のトップ10は以下のようになっており、「Internet Explorer」と「Netscape」という当時のウェブブラウザー両巨頭に席巻された1年だったことがうかがえる。

　その後、残念ながら、平成10年（1998年）、平成11年（1999年）、平成12年（2000年）、平成13年（2001年）、平成14年（2002年）は年間アクセスランキングをまとめなかった模様。年末に定期的に掲載するようになったのは平成15年（2003年）からで、以降、平成30年（2018年）までの各年のランキングから、トップのニュースのみを以下にリストアップする（2位以下のニュースついては、各年の年間アクセスランキングの記事を参照してほしい）。

平成15年（2003年）の年間アクセスランキング

平成16年（2004年）の年間アクセスランキング

平成17年（2005年）の年間アクセスランキング

平成18年（2006年）の年間アクセスランキング

平成19年（2007年）の年間アクセスランキング

平成20年（2008年）の年間アクセスランキング

平成21年（2009年）の年間アクセスランキング

平成22年（2010年）の年間アクセスランキング

平成23年（2011年）の年間アクセスランキング

平成24年（2012年）の年間アクセスランキング

平成25年（2013年）の年間アクセスランキング

平成26年（2014年）の年間アクセスランキング

平成27年（2015年）の年間アクセスランキング

平成28年（2016年）の年間アクセスランキング

平成29年（2017年）の年間アクセスランキング

平成30年（2018年）の年間アクセスランキング

　しかしこれらは、各年の年末の時点で集計したランキングのため、どの年の記事が最もアクセス数を集めたのかは分からない。あるいは、1年単位の集計ではランクインしていなくとも、その後、長年にわたってアクセス数を集め続けたニュースが存在するかもしれない。

　平成（後半）年間を通じて、最もアクセス数を集めたニュースは何だったのか？　今回、これまでの期間を通算して集計し直し、そのトップ31を算出した。

　結果は以下の通り。平成14年（2002年）3月5日掲載の記事『DVD画質でファイルサイズが41％減～「DivX 5.0」発表』が、平成（後半）に最も読まれたニュースであることが明らかになった。

「DixX Player」の画面（2002年3月5日付記事『DVD画質でファイルサイズが41％減～「DivX 5.0」発表』より）