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SNSを禁止されたオーストラリアの16歳未満のユーザー、85%が依然としてSNSを利用中か

 SNSを禁止されたオーストラリアの16歳未満のユーザーのうち、85%が依然としてSNSを利用中との調査結果が英国の医学誌に掲載され話題だ。

 オーストラリアで16歳未満を対象としたSNS禁止令が施行されてから約半年が経過したが、どの程度有効だったかは明らかになっておらず、その効果の調査方法についても議論が絶えない。こうした中、英ニューカッスル大学の研究チームが同国の12~16歳のユーザー408人のうち、年齢制限に満たないユーザーと超えたユーザーとを法律の施行前後で追跡調査することで、影響を明確にする試みを実施した。その結果、16歳未満の85%以上が依然としてSNSを利用しており、そのほとんどは自前のアカウントを利用していたことが判明。また、16歳以上と未満とで利用頻度には差がないことも併せて明らかになった。

 これは他の研究結果とも概ね一致しており、このデータだけを見ると禁止令の効果はほとんどなかったようにも思える。しかし、この件を紹介している海外メディア「The Conversation」は、すでにSNSに触れていたユーザーではなく、禁止令がなければ新規にSNSに触れたであろうユーザーにどれだけ影響があったかを長期的なスパンで見るべきという、指標の有効性についての独自の考察を披露。過去に導入された自転車用ヘルメットの義務化や、たばこなどの禁止令の例を挙げ「初期の報道で失敗だと報じられたとしても、取り組みを放棄してはならない」と警鐘を鳴らしている。