明日からテレワーク! 最低限チェックしたいNAS&ルーター安心・便利設定
ルーター編 第3回
ファームウェアをアップデートしよう
2020年5月15日 11:02
ルーターが乗っ取られる?
そう言われると、少し大げさなように聞こえるかもしれませんが、テレワークで使うルーターに脆弱性が残ったままになっていると、以下の記事のような被害に遭う危険性があります。
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ルーターは、「ファームウェア」と呼ばれる内部のプログラムによって動作しています。こうしたファームウェアに悪用される可能性がある不具合(脆弱性)が含まれていると、それを悪用し、ルーターが乗っ取られる可能性があります。
テレワークでは、VPNを使って自宅から会社のルーターに接続したり、自宅のルーター経由でクラウドサービスを利用するケースが増えます。こうしたシーンで通信の中継役であるルーターが乗っ取られていると、偽サイトに誘導されて情報を盗まれたり、通信を盗聴される可能性があります。
PCやスマートフォンなどと比べると、アップデートの頻度はさほど頻繁ではありませんが、ルーターもファームウェアが更新されます。最新版が提供されたら必ずアップデートして、外部から狙われる「隙」をなくしておきましょう。
自動更新設定をチェック
現在、発売されている最新のルーターは、ほとんどの機種にファームウェアの自動更新機能が搭載されています。
まずは、この機能が搭載されているかどうか? 搭載されている場合は有効になっているかどうかを、チェックしておきましょう。
有効にしておけば、定期的に最新のファームウェアがあるかどうかがチェックされ、必要な場合は、指定した時間に自動的にアップデートされます。
手動で更新
残念ながら自動更新機能が搭載されていない場合は、手動でファームウェアを更新します。
上の画面のように、ルーターの設定画面からオンラインでファームウェアをアップデートできる場合もありますが、手動でダウンロードして更新しなければならない機種もあります。
メーカーのウェブページにアクセスすると、製品情報ページやサポートページなどから最新のファームウェアのダウンロード画面にアクセスできます。ファームウェアをダウンロードし、設定画面からファイルを指定して更新しておきましょう。