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2.3万円からのWi-Fi 6E対応ルーター2製品「Aterm WX11000T12/WX7800T8」をNECプラットフォームズが発売

5万円の上位モデルは12ストリームで10GbE×2を装備

 NECプラットフォームズ株式会社は、新たに6GHz帯を利用可能な最新規格「Wi-Fi 6E」に対応するWi-Fiルーター2製品を9月15日に発売する。市場想定価格(税別)は、12ストリーム通信に対応する「Aterm WX11000T12」が5万円前後、8ストリームの「Aterm WX7800T8」が2万3000円前後。

 Wi-Fi 6EはWi-Fi 6こと「IEEE 802.11ax」の周波数帯域を増やし、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、これまでWi-Fiでは使われていなかった6GHz帯を新たに利用可能にしたもの。2.4GHz帯はもちろん、5GHz帯を用いたSSIDは増えて混雑してきているが、6GHz帯を使う限りはそうした心配は当面ない。

「Aterm WX11000T12」

 WX11000T12の最大通信速度は、6GHz帯と5GHz帯が160MHz幅の通信に対応し4804Mbps、2.4GHz帯は1147Mbpsで、トライバンドに対応する。WX7800T8は6GHz帯が80MHz幅までの通信で2402Mbps、5GHz帯が160MHz幅の通信に対応し4804Mbps、2.4GHz帯は最大573Mbpsとなり、同じくトライバンドに対応。推奨接続台数はいずれも36台となる。

 WX11000T12はクアッドコア2.2GHz、WX7800T8はデュアルコア1GHzのチップを採用。WX11000T12は、WAN×1とLAN×1の計2ポートが10GBASE-Tに対応する。WX11000T12はこのほかギガビット対応のLAN×3を背面に装備する。WX7800T8の有線ポートはいずれもギガビット対応で、WAN×1、LAN×4を備える。

「Aterm WX7800T8」

 2製品とも「メッシュ中継機能」に対応しており、Atermシリーズの対応機種(WX11000T12/WX7800T8/WX5400HP/WG2600HP4/WG1200HP4)と連携して家中どこでも電波が届くメッシュWi-Fiが構築できる。Wi-Fi 6E対応モデルであれば、6GHz帯をバックホールに用いることで、より高速にできることも特長。

 このほか、立体的な三方向にまんべんなく電波を放射する独自の「ワイドレンジアンテナPLUS」を採用。スマホから自宅Wi-Fiの状況の確認や管理ができるアプリ「Aterm ホームネットワークリンク」に対応する。また、MAP-E、DS-Lite方式を採用する国内の各IPoE IPv6インターネット接続サービスに対応している。

 さらに従来製品同様に、Wi-Fi子機を保護できるセキュリティ機能「トレンドマイクロホームネットワークセキュリティ」や子機同士の通信を禁止する「リモートワークWi-Fi」、指定したアプリや子機の通信を優先する「QoS」、これまで使用していたルーターから設定を移行できる「Wi-Fi設定引越し」などの機能も利用できる。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、WX11000T12が約90×257×237mmで約1.4kg、WX7800T8が約76×213.5×196.5mmで約0.8kg。

 Atermシリーズの公式Twitterアカウントをフォローおよびツイートするだけで、Aterm WX11000T12を抽選で5名にプレゼントする「Wi-Fi 6E 新商品発売記念プレゼントキャンペーン」もも10月2日まで実施する。