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ブラジルの日本アニメ海賊版サイト「rine.cloud」が閉鎖。CODAが発表

海賊版サイト「rine.cloud」(画像加工済み)

 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は12月25日、ブラジル・リオデジャネイロ州において日本のアニメの悪質な海賊版サイトの運営者に対するノック&トーク(直接交渉)により、当該サイトの閉鎖を確認したことを発表した。

 CODAでは、海賊版サイトに対する共同エンフォースメント(法執行、取り締まり)の手段として、刑事摘発、民事訴訟、行政処罰(対中国、ベトナムなど)、ノック&トーク(直接交渉)の4つの方法を掲げ、各事例の状況に応じて適切な手段を選択しているという。12月4日にもサンパウロ州にてノック&トークを実施し、計15サイトの閉鎖を確認している。

 今回rine.cloudの閉鎖が確認されたのは現地時間12月12日のことで、対象はブラジルにおける日本アニメの海賊版サイトとして第7位のアクセス数であった「rine.cloud」。日本のIPアドレスからのアクセスをブロックして日本の権利者に侵害が発見されない措置(ジオブロッキング)を施し、日本アニメに現地語であるポルトガル語の字幕を付けてブラジル視聴者向けに公開し、不当に広告収益を得ていた。同サイトの直近3カ月(2024年9月~11月)の月間平均アクセス数は約274万に上るとしている。

 今回のノック&トークは、東映アニメーション株式会社、東宝株式会社、株式会社バンダイナムコフィルムワークスの3社の意向をCODAが確認し、最適な方法としてノック&トーク最適な手段との判断から実施。現在、同サイトへのアクセスは、CODAが作成したサイト閉鎖を通知するページへ自動的に誘導されるようになっている。