2018年10月10日 14:00
超スマート社会「Society 5.0」にフォーカスした展示会「CEATEC JAPAN 2018」。
そこでは、イベントの華ともいえる大手企業以外にも、中小企業も多数出展、独自の技術や社会課題の解決手法をアピールしている。こうしたブースは、イベントのテーマである「共創」を実現していく上でも重要な要素だが、イベント全体でみた場合、なかなかスポットライトが浴びにくいのもまた事実。
そこで今回、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会のご協力のもと、同協議会が主催するパビリオン「東京ビジネスフロンティア」(4ホール・S-001 )に参加する中小企業に、各社の見どころと意気込みを聞いてみた。CEATEC JAPAN 2018での見どころ探しの一助になれば幸いだ。
「ふるまい」で個人を認証、しかもバックグラウンドで
株式会社AnchorZ
●事業内容を教えてください
代表的なものは、メールを解析してカレンダーへの予定登録を自動化する解析エンジン「PM Engine」や、ふるまいや生体情報で認証する独自の認証エンジン「DZ Security」を活用したサービスやアプリケーションですね。
このほか、Webサイトでのカレンダー登録を1クリックで実現するツール「CalPush(カルプッシュ)」によるインターネット広告事業や、ソフトウェアの企画・開発(iPhone、Android、Windows、Mac)、SIコンサル業務、システムの受託開発、販売代理なども行っております。
●CEATEC JAPAN 2018の出展内容とその見どころを教えてください
「無意識の認証が最強」がキャチコピーの認証技術「DZ Security」を出展、実際に体験いただけます。
この技術は、「バックグラウンド本人認証」ともいえる世界初の技術で、我々としては、デジタル機器を利用した電子決済に驚くべき革新を起こせると思っています。この「ふるまい」による認証技術は、利用者にITリテラシーがなくても、しっかりした本人認証ができる技術だと思っておりまして、来年以降、大きく飛躍する日本発のITソリューションになると考えています。普段は対応できない、開発担当が直接質問にお答えできる数少ない機会でもありますので、是非お越しください。
●主にどんな方にブースに訪れてほしいですか?
スマホを使った今の決済システムに満足できない方(特にFintech分野やオンライン決済分野)や、全ての人が安心・安全できるセキュリティシステムを構築したい方などに来て欲しいですね。
●他社と比べた際の特徴やアピールポイントを教えてください
「DZ Security」は、これまでにない、バックグラウンドで継続的に生体認証できる認証技術で、「複数の生体情報を利用する」「サーバーやネットワーク経由の管理が不要」「端末ごとに動作するのでコストがかからない」「認証後の端末から複数のクラウドへ暗号化してファイル分散と複合が可能」といった特徴を持っています。また、要素技術によるライセンス提供なども可能で、世界特許も取得しております。
●将来のビジョンを教えてください
世界中、全てのデバイスでこの認証をご利用いただけるようにしたいです。
「本人の個人情報は本人だけのもの。これを管理するのに余計な手間や費用がかかるのはナンセンスである」という新しい常識を世界に広めたいと思います。
●ブースに興味を持った方へのメッセージをお願いします
はじめまして、株式会社AnchorZです。弊社は2009年に創業したITのテクノロジーベンチャーです。10個の世界特許を有しており、これらを使って日本から世界へ発信することができる画期的なアイデアを皆さまに知っていただきご利用いただきたいと思っております。なれない展示会出展ではありますが、実際のサービスを質疑応答を交えて実演デモいたします。来年以降は、本格的に展示会などに参加したいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。
「CEATEC JAPAN 2018/東京ビジネスフロンティア注目ブース紹介」記事一覧
- 【AnchorZ】「ふるまい」で個人を認証、しかもバックグラウンドで
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[協力:中小企業世界発信プロジェクト推進協議会]