CEATEC JAPAN 2018

東京ビジネスフロンティア注目ブース紹介(3/9)

様々な防災情報を集約、多言語で展開できるデバイス向けサービスを

多言語災害情報配信サービス『防災クラウド』

 超スマート社会「Society 5.0」にフォーカスした展示会「CEATEC JAPAN 2018」。

 そこでは、イベントの華ともいえる大手企業以外にも、中小企業も多数出展、独自の技術や社会課題の解決手法をアピールしている。こうしたブースは、イベントのテーマである「共創」を実現していく上でも重要な要素だが、イベント全体でみた場合、なかなかスポットライトが浴びにくいのもまた事実。

 そこで今回、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会のご協力のもと、同協議会が主催するパビリオン「東京ビジネスフロンティア」(4ホール・S-001 )に参加する中小企業に、各社の見どころと意気込みを聞いてみた。CEATEC JAPAN 2018での見どころ探しの一助になれば幸いだ。

様々な防災情報を集約、多言語で展開できるデバイス向けサービスを
多言語災害情報配信サービス『防災クラウド』

アールシーソリューション株式会社 営業企画部 山西氏/鈴木氏/関根氏

●事業内容を教えてください

防災・減災に役立つシステム開発に力を入れています。

代表的なサービスは、累計550万ダウンロードを突破した緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール」です。2010年にリリースし、緊急地震速報アプリの先駆けとなりました。自社サービスとしては、降水予報アプリ「あめふるコール」や、観光庁が監修する外国人旅行者向け災害時情報提供アプリ「Safety tips」も開発しています。このほか、防災・減災に関するアプリやシステムの受託開発も行っています。

●CEATEC JAPAN 2018の出展内容とその見どころを教えてください

多言語対応の災害情報配信サービス『防災クラウド』を紹介します。これは、気象庁や自治体、民間企業各社の災害情報や防災知識などの情報をクラウドに集約、様々なデバイスに配信できるシステムで、APIを介し、様々な災害情報を一元的に扱える、という特徴があります。

ブースではデジタルサイネージで活用いただく際のデモンストレーションや、スマートフォンアプリ、Webでの導入例を実際にお見せします。

●主にどんな方にブースに訪れてほしいですか?

外国人向けの自社アプリをお持ちの方や、デジタルサイネージサービスを展開されている方に見に来ていただきたいです。

また、避難所情報配信サービスをお持ちの企業さまや、その他災害に関わる情報をお持ちの企業さまがいれば、一緒に新しい取り組みをしていきたいと考えています。

●御社が「是非見てほしい」と思うWebページがあれば教えてください

スカパーJSAT株式会社さまの防災クラウド導入事例はぜひ見ていただきたいですね。

訪日外国人向けの海外チャンネル配信アプリ「Portable News」に導入いただいたのですが、多言語で災害情報を配信できる防災クラウドと非常に相性が良く、訪日外国人の不安解消にお役立ていただいています。

●他社と比べた際の特徴やアピールポイントを教えてください

災害情報を多言語で提供するサービスはほとんどありません。また、お客さまのご要望に合わせて提供しているため、柔軟性が高いところもポイントです。

緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール」は8年間運用しており、大勢のユーザーに瞬時にプッシュ通知を送るノウハウを持っています。STBやデジタルサイネージの導入実績もあります。

●将来のビジョンを教えてください

様々なアプリやデジタルサイネージへの導入を増やし、災害や防災の情報を誰もが受け取ることができ、誰もが理解できるような工夫を進めていきたいです。

2020年に向けて、訪日外国人がさらに増えると予想されます。訪日外国人を災害弱者にしないよう、多言語での災害情報配信を広めたいと思います。

●ブースに興味を持った方へのメッセージをお願いします

CEATECに出展するのは今回が初めてのため、とても楽しみにしています。当日は担当者が誰かしらいますので、お気軽にお声掛けください!

また、最終日の19日には、14時からセミナーもおこないます。防災クラウドやCity Watchの話、災害情報配信のノウハウをインドネシア向けに提供している話もする予定です。ぜひお越しください。

[協力:中小企業世界発信プロジェクト推進協議会]