被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー
それってネット詐欺ですよ!
知人からFacebookで「このビデオはいつですか?」とメッセージが来た
2020年8月7日 06:00
最近、Facebookで繋がっている知人から「このビデオはいつですか?」というメッセージがFacebookメッセンジャーで届きました。動画の再生ボタンのようなサムネイルやYouTubeのようなURLも表示されています。最近会った人から届いた場合は、その時に撮影した動画を共有してくれたのかと思ってしまいそうです。しかし、これはFacebookアカウントが乗っ取られたことで送信されたスパムなので注意が必要です。
あなたの両親も“ネット詐欺”の餌食になっているかもしれません――その最新の手口を広く知ってもらうことで高齢者のデジタルリテラシー向上を図り、ネット詐欺被害の撲滅を目指しましょう。この連載では、「DLIS(デジタルリテラシー向上機構)」に寄せられた情報をもとに、ネット詐欺の被害事例を紹介。対処方法なども解説していきます。
このスパムですが、いろいろな方法でユーザーのFacebookアカウント情報を詐取した後、そのアカウントと繋がっている人たちにスパムをばらまくようになっています。もし、自分のアカウントが乗っ取られてスパムを送った場合、友人であれば信じて開いてしまう可能性もあります。それで迷惑をかけてしまった場合、面倒なことになってしまいます。もし、取引先と繋がっている場合、仕事にも影響が出かねません。少なくとも、セキュリティに関しての信頼は失ってしまうことでしょう。
動画のサムネイルに表示されるメッセージは「あなたがビデオに出ていますよ」「あたなはこのビデオに出演していると思います」「このビデオであなたを見ました」などいろいろなバリエーションがあります。メッセージではなく、知人のタイムラインに投稿されることもあります。
現在、筆者の元に届いているタイプは、URLを開くとFacebookのログインページを偽装したウェブページを表示し、IDとパスワードを盗むというものです。
マルウェアタイプのスパムだと、パスワードを変更してもメッセージを送り続けたり、別のマルウェアに感染させたりと被害が拡大してしまいます。中には、ニュースフィードに友人を何十人もタグ付けして失礼な投稿をするパターンも報告されています。突然絡まれた友人はすぐにFacebookの投稿を確認し、リンクをクリックしてしまうことでしょう。
このスパムへの対策は簡単です。URLを開かなければいいのです。もし、開いてもFacebookアカウントの情報を入力しなければ間に合うかもしれません。
事例を知ることで被害を回避できるのです。何も知らなければ、偽のFacebookログイン画面を見た際、「ログアウトしたのかな?」と思ってしまい、動画を再生するために誤ってログイン情報を入力してしまうのです。
「あなたが出ている動画が出回っているよ」と言われると焦るのは分かりますが、怪しいリンクをクリックするのは避ける癖を付けておきましょう。被害に遭う前に、ぜひご両親などへこの記事をシェアしてあげてください。
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