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【使いこなし編】第192回
Synology「BeeStation」が搭載するAIに写真選びを手伝ってもらいながら、バックアップした写真のアルバムを作る
2024年4月25日 06:00
本連載では、Synologyのパーソナルクラウド「BeeStation」の活用を第185回から実践している。今回も前回に続き、写真管理アプリ「BeePhotos」を使ってスマホの写真や映像を管理する方法を実践していこう。
AIが選んだ「主題」をもとにアルバムを作ろう
前回までは、BeePhotosを使ってスマホの写真のBeeStationにバックアップした。BeeStationはバックアップした写真を保管しておけるだけでなく、AIによる写真の認識や整理ができる。たくさんの写真を全て自力で整理するのは大変で、そのままにしてしまいがちだが、今回はAIの補助を得ながら写真を整理し、アルバムを作ってみよう。
BeePhotosで「アルバム」タブを作成すると、写真がAIによりジャンル分けされている。例えば筆者がバックアップした写真からは、「猫」や「フード」のアルバムが作られていた。これをもとに手を入れて、オリジナルのアルバムとして仕上げていく。
アルバムの表紙を好みの写真にする
アルバムを作ると、表紙のサムネイルが自動で設定されるが、必ずしも好みのものになるとは限らない。好みで一番印象的なカットに設定してみよう。後からアルバムを選別するときにも選びやすくなる。
できあがったアルバムは共有もできる
AIが選択した写真が、全て気に入ったものだとも限らないので、実際には不要な写真は適宜外したり、ほかの写真を追加したりして、取捨選択していくといいだろう。それでも、全ての写真の中から自力で選んでいくより、かなりラクになることは間違いない。
アルバムから外すのは、アルバムの表紙設定と同じ操作で可能だ。この後、しばらくスマホで撮影を続けると、最初に選択に使ったAIによる「主題」のアルバムは増えていくので、随時同じ方法で追加登録をしていってもいいだろう。同じ写真をアルバムに再度追加しても、登録が二重になることはない。
今後の連載で実践する予定だが、このアルバムはリンクを作成して友人と共有することもできる。一度に複数のカットを人に見せたい(ダウンロードしてもらいたい)場面などでも重宝する。後から見返したいとか、友だちに自慢したいような、同じジャンルの写真を集めて、さまざまなアルバムを作っておくのが、BeePhotosを使いこなすポイントになる。次回ももう少し、アルバムの便利な使い方を見ていこう。