特別企画

Azureのインテリジェンスで
クラウドが変わる、ビジネスが変わる

ユーザーの裾野を急拡大させている「Microsoft Azure」。今日では、「インテリジェントクラウド」「インテリジェントエッジ」というコンセプトの下、IoTの世界にも変革のうねりを巻き起こしつつある。Azureによって、ビジネスの何がどう変わるのか。疑問への解を求める。

デジタル変革のプラットフォーム

日本マイクロソフト マーケティング&オペレーションズ部門 プラットフォーム戦略本部本部長 大谷 健氏

マイクロソフトのクラウド事業が絶好調だ。2017年度(2016年7月-2017年6月)における国内の売上高が対前年3ケタ増を達成。この好調さはグローバルでも同様で、2017年度第4四半期(4月-6月期)における「Microsoft Azure」の売上高は前年同期比98%増を記録した。

こうしたAzure急成長の背景には、クラウドに対する企業ニーズの変化があると、日本マイクロソフトの大谷健氏は言う。

「現在、ビッグデータ分析やIoT・AIの技術によって企業のビジネスモデルが大きく変容しようとしています。それに伴い、ビジネス変革・売上拡大に向けたデータ活用の基盤をクラウドで実現しようとする企業が増え、そのニーズに最もフィットした基盤としてAzureが選ばれているのです」

この流れに先手を打つべく、マイクロソフトは「インテリジェントクラウド」「インテリジェントエッジ」のコンセプトも打ち出した。これは、IoTを構成するエッジからクラウドまでを、AI技術によってインテリジェント化するというものだ。

「例えば、Azure上のAIのインテリジェンスをエッジ側に拡張し、異常検知をリアルタイムに実現する。私たちはクラウドとエッジが融合された世界を目指しています」(大谷氏)。

すでにAzureでは、デバイス管理やイベント処理、データ収集・加工・分析・機械学習など、IoTに必要とされる技術・サービスを網羅的に提供しているが、そのいくつかをパッケージ化し、IoTの短期構築を実現する「Azure IoT Suite」を提供しており、新たに SaaS サービス「Azure IoT Central」の提供も予定されている。また、AIの機能をIoTデバイスに拡張する「Azure IoT Edge」もリリースする予定だ。

Azureの勢いは止まらない

マイクロソフトのAI技術は画像認識・言語認識の精度において人を凌駕し、世界最高のレベルにある。また、その研究開発の成果である学習済みのAIをサービス化したAzureの「Cognitive Services」では、画像、言語、音声、検索、知識の5分類29種類ものAPIを提供しており、これらのAPIを組み合わせることで、AIによる高度で多彩なデータ認知・認識の仕組みがスピーディに構築できる。

Azure 上で確立されるデータプラットフォームのイメージ

「クラウドのこれからの差別化ポイントは、企業の成長・発展に資するデータ活用の基盤として機能できるかどうか、IoT・AIなどを用いた革新的な仕組みが早期に実現できるかどうかです。そのすべてにおいて、Azur e は競合を圧倒しています」(大谷氏)。

こうした優位性から、データ活用によるビジネス変革に取り組む有力企業がAzureを選択、日本におけるディープラーニングのトップランナーと言えるPreferred Networks社も、マイクロソフトとの戦略的な協業を決めた。また、2016年2月にAzure IoTのビジネス促進を目的にパートナー企業とともに立ち上げた「IoT共創ラボ」の会員数も394社(2017年9月時点)に上っている。Azureの勢いは今後も止まりそうにない。

問い合わせ先

日本マイクロソフト
TEL:0120-952-593
URL:https://azure.microsoft.com/jajp/overview/sales-number/