2009年のインターネット120大ニュース[7月~9月]
INTERNET Watchで2009年に掲載したニュース記事の中から、アクセス数をもとに月ごとの10大ニュースを選出し、今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。3回目は、7月から9月のニュース。
●7月:「Flash Player」脆弱性修正版が公開
「Flash Player」の脆弱性を修正したバージョンが公開されたことを報じた記事が1位となった。アドビ関連の製品は、いわゆる「ゼロデイ攻撃」の標的とされることが多く、2009年には「Adobe Reader/Acrobat」の脆弱性修正も相次いだ。6位にも、マイクロソフトが「ATL」関連で臨時の修正パッチを公開した記事が入っている。2位は、長年開発が続けられてきた「VLC Media Player 1.0.0」がついに正式版となった記事。6月25日に死去したマイケル・ジャクソンの追悼式に関する記事(7位)も注目を集めた。
●8月:Windows 7の「Windows XP Mode」に高い注目
4月のランキングでも1位だった「Windows XP Mode」関連の記事が、8月にも再びトップとなった。マイクロソフトでは、Windows 7は過去のOSとの互換性を重視して開発したとアピールしていたが、多くのユーザーもこの点については関心が高かったようだ。2位は、7月の月例パッチ「MS09-029」の適用時に不具合が起こる可能性があるという記事。3位と10位には「Winny」関連のニュースがランクインしており、依然としてファイル交換ソフトを巡る話題に注目が集まっている。
●9月:無料ウイルス対策ソフト「Security Essentials」が公開
マイクソロフトの無料ウイルス対策ソフト「Security Essentials」が公開されたことを伝える記事が1位と2位、Webから利用できる「Microsoft Office Web Apps」のプレビュー版公開の記事が3位と、マイクロソフト製品に注目が集まった。一方、「Google Chrome 3」安定版公開(5位)、「Googleブック検索」をめぐって日本の著作権者がグーグルを刑事告訴(7位)、「ストリートビュー」のプライバシー対策強化(10位)と、グーグル関連の記事も3本ランクインしている。
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2009/12/24 12:59
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