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【使いこなし編】第281回
ケーブル不要で手軽にバックアップ! iPhoneの写真をWindows PCにiCloud経由で転送する
2026年4月16日 06:00
第275回から、スマートフォンのデータをPCへバックアップする手法を実践している。
まずはiPhoneを対象に、Windows PCでは「Appleデバイス」アプリ、Macでは「Finder」を使ってバックアップを実践し、復元までの手順も紹介した。ここまでに実践した方法で作成したバックアップデータは、iPhoneを丸ごと復元するためのもので、中身を見てどのようなデータがあるか確認したり、一部のファイルだけを取り出したりはできない。
そこで、バックアップデータの中でも特に必要になる機会が多い写真と動画を、ファイルとしてコピーする別の方法を実践している。この方法であれば、バックアップしたデータをPCやNASなどに保存しておき、任意の写真や動画を活用できる。前回は、Windows 11の写真向け標準アプリ「フォト」を使い、iPhoneとWindows PCをUSBケーブルで接続して取り込んでみた。
iCloudを経由して写真を転送する
今回は、iPhoneで撮影した写真と動画の中でも、必要なものだけを気軽にWindows PCに転送する方法として、iCloudを経由して転送する方法を紹介する。iCloudは転送するときに一時的に保存するだけなので、無料で使える5GBでも問題ない。
USBケーブルの接続が不要なため、気軽に写真や動画をPCに転送する用途で使うのにおすすめだ。このほか、前回紹介した手順でiPhone内の写真と動画をすべてバックアップした後に、新しく撮影した写真や動画を転送するといった用途にも使える。
今回紹介する方法では、iCloudに保存したファイルは最終的にWindows PCに保存するので、転送後には削除してしまって構わない。削除してもiPhoneには写真と動画は残る。
Windows PCでiCloudをセットアップする
まず、Windows PCに「iCloud」アプリをインストールする。Microsoft Storeで「iCloud」と検索すれば見つかるはずだ。
起動後に表示される初期セットアップでは、「iCloud Drive」をオンにしておくことが必須になる。「iCloud写真」は、iPhone側でiCloud写真に保存して活用している場合など、必要に応じてオンにしてほしい。このほかの設定は各自の判断で自由に設定して問題はない。ここで行った設定は後からいつでも変更できる。
iPhoneで転送するための操作を行う
PCでの設定が完了したらiPhone側の操作に移ろう。「設定」アプリの最上部にあるアカウント、[iCloud]の順にタップし、[Drive]が「オフ」になっていたらタップして[このiPhoneを同期]を「オン」にしておく。これは、この転送作業後は「オフ」にしてしまっても構わない。
iPhoneの標準「写真」アプリを開き、転送したい写真や動画を選択して「iCloud Drive」に保存する。新規にフォルダーを作ってまとめておくといいだろう。
iCloud Driveが同期がオンになっていれば、Windowsのエクスプローラーのクイックアクセスに登録されている。ファイルやフォルダーに付いている雲アイコンは、Windows PCのローカルにファイルが保存されていないことを表している。
iPhoneからiCloud Driveに保存したファイルやフォルダーは、エクスプローラーに自動的に表示されるので、任意のフォルダーにドラッグ&ドロップで転送する。転送が終わったら、iCloud Driveにあるファイルは削除してしまって構わない。
写真と動画を転送したフォルダーを「ピクチャ」フォルダー内に移動すると、「フォト」アプリで表示させることができる。
「iCloud写真」をオンにすると、Windowsの「フォト」アプリ内で「iCloud写真」を活用することができるので、iCloudの有料プランに契約して活用しているなら利用すると便利になる。
「iCloud写真」では、iPhone内のすべての写真と動画を同期する仕組みになっており、一部の写真や動画のみを選択してアップロードするという機能はない。そのため、今回のように一部の写真や動画を選択して転送するには「iCloud Drive」を経由する必要がある。不用意にiPhone側で「iCloud写真」をオンにすると、iCloudの容量が一気に消費されてしまうので注意してほしい。
今回はiCloudを使った転送方法を紹介したが、DropboxやGoogleフォトなどのクラウドストレージでも細かい操作は異なるものの、スマートフォンから写真や動画を転送できる。
また、今回紹介したものと似た方法として、Apple製品同士であればAirDropを使う選択肢もある。AirDropはWindowsでは未対応だが、Microsoftが公開している「スマートフォン連携」アプリを使うことで似たような転送が可能になる。この方法については次回紹介する予定だ。「スマートフォン連携」はiPhoneだけでなくAndroidでも使えるので、家族でバラバラのOSを使っている場合でも使いやすいだろう。
今回の教訓(ポイント)
iPhoneの写真をiCloudを経由してWindows PCにバックアップできる
「iCloud写真」ではなく「iCloud Drive」を利用する


























