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「BIT VALLEY 2021」7月~11月にオンラインで開催、高校生が対象の「Youth VALLEY」プロジェクトも開始

「BIT VALLEY 2021」

 株式会社ミクシィ、株式会社サイバーエージェント、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、GMOインターネット株式会社は共同で、オンラインカンファレンス「BIT VALLEY 2021」を7月~11月に7回にわたって開催する。テーマは「変わる働き方とカルチャー、変えるテクノロジー」。参加費は無料だが、事前の申し込みが必要だ。

 BIT VALLEYを主催する4社は、いずれも渋谷に拠点を置く企業。渋谷の再開発を起点に「日本のITによるイノベーションが加速されることを願う」として、これまでに3回のカンファレンスを実施している。

前回の「BIT VALLEY 2020」のアーカイブ

 今年のBIT VALLEY 2021は、「これまでにないスピードで今までの生活の『当たり前』が変化している」として、リモートワークやワーケーション・副業や兼業など場所を選ばない働き方、脱ハンコ、テクノロジーを積極的に活用した街づくりを中心に取り上げる。

 7回にわたり開催されるカンファレンスでは、「働き方」「DX」「街づくり」など1つのテーマに絞り込んで、これらの実際に取り組んでいる人が登壇する。

 カンファレンスは今のところ、#01「Local × Startup『街とStartup』」、#02「Hello, Tech!『触れて、学んで、楽しむ』」、#03「Welcome to New World『テクノロジーが叶える新しい世界』」、#04「Power of Digital『最新DX事情 ~デジタルの力でより豊かに~』」、#05「Tour of Work From Anywhere『WFAの可能性を探る』」、#06「Build Another Career『副業・兼業でキャリアを広げる』」、#07「Guide to Work From Anywhere『WFA環境の整え方』」が予定されている。

「Youth VALLEY」

 また、BIT VALLEYでは、高校生を対象にしたキャリア育成を支援する「Youth VALLEY」プロジェクトを開始する。2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとの予測がある(経済産業省の平成30年「IT人材需給に関する調査」より)ため、高校生にIT業界を知るきっかけを提供する。

 Youth VALLEYでは、教育機関との連携を図り、効果的な情報発信の方法やコンテンツを検討し、今年度中に活動を開始する予定だ。

 なお、BIT VALLEYを主催する4社は、東急株式会社と東京都渋谷区の教育委員会とともに取り組んでいる「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」において、小中学生を対象にしたプログラミングの教育支援を行っている。

 これにより、BIT VALLEYのIT人材の育成は、小中学生向けにはKids VALLEY、高校生向けにはYouth VALLEY、大人向けにはBIT VALLEYのプロジェクトを実施することで、小学生から社会人まで幅広い層に向けた活動を行うことになるとしている。