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日本HP、大容量タンクに「最大2年分のインク」のインクジェット複合機「HP Smart Tank」シリーズ発売

同梱のインクでA4モノクロ約6000枚、カラー約8000枚が印刷可能

ハイエンドモデルの「HP Smart Tank 7305」

 株式会社日本HPは、大容量インクタンクを搭載したインクジェット複合機「HP Smart Tank」シリーズを11月中旬に発売する。テレワークやリモート学習の普及による、働き方・学び方の変化に対応し、「家庭で誰もが手軽に使えるプリンター」として、手軽かつ低コストとなっているという。

 公式オンラインストア「HP Directplus」での販売価格は、ハイエンドモデルの「HP Smart Tank 7305/7306」が3万7800円、スタンダードモデルの「HP Smart Tank 7005」が3万2800円、エントリーモデルの「HP Smart Tank 6005/6006」が2万9800円。各モデルとも、本体カラーはグレーとサーフブルーの2色をラインアップする。

 HP Smart Tankシリーズは、購入時に「最大2年分のインク」(日本HP)が付属。これによりA4モノクロ約6000枚、カラー約8000枚の大量印刷が可能だとしており、インクの都度購入や交換の手間を大幅に削減できるとしている。

 印刷コストは、A4モノクロ文書1ページあたり約0.3円、A4カラー文書1ページあたり約0.9円。黒はにじみにくい顔料インク、カラーは発色が鮮やかな染料インクを採用。インクボトルは、逆さにしてもインクがこぼれない独自のキャップにより、本体のインクタンクに挿すだけで簡単に補充ができる。

 早朝や深夜でも気兼ねなく印刷できるよう、印刷時に発生する音を軽減する「静かモード」を搭載。また、自動回復機能が備わったデュアルバンドWi-Fiに対応。プリンターが自動的に2.4GHz帯と5GHz帯に切り替えるほか、自動的に接続不具合を検出する機能で接続中の中断を抑える。

 セキュリティ機能「HP WOLF Essential SECURITY」を搭載し、起動時に異常を検出した場合、安全な状態に復元の上、自動で再起動する。外部ネットワークから本体メモリへの書き換え防止、ファームウェアの自動更新機能を搭載。また、プリンターごとに独自のパスワードを設定できる。

HP Smart Tank 7305/7306

本体サイズは約427.5×364.0×240.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.70kg
  • 印刷速度:カラー約9枚/分、モノクロ約15枚/分
  • 前面給紙トレイを採用。普通紙を最大250枚までセット可能
  • ADF(自動原稿送り装置)搭載
  • ネットワーク接続:無線LAN、有線LAN

HP Smart Tank 7005/7006

本体サイズは427.5×364.0×198.6mm(幅×奥行×高さ)、重量は6.38kg
  • 印刷速度:カラー約9枚/分、モノクロ約15枚/分
  • 前面給紙トレイを採用。普通紙を最大250枚までセット可能
  • ネットワーク接続:無線LAN
  • 「HP Smart Tank 7306」は特定量販店向けモデルで、オープン価格

HP Smart Tank 6005/6006

本体サイズは427.5×364.0×198.6mm(幅×奥行×高さ)、重量は6.38kg
  • 印刷速度:カラー約7枚/分、モノクロ約12枚/分
  • 前面給紙トレイを採用。普通紙を最大150枚までセット可能
  • ネットワーク接続:無線LAN