CEATEC 2019

東京ビジネスフロンティア注目ブース紹介

保育園の「お昼寝チェック」をIoTで省力化

Hoimin (ホイミン)

 超スマート社会「Society 5.0」にフォーカスした展示会「CEATEC 2019」。

 そこでは、イベントの華ともいえる大手企業以外にも、中小企業も多数出展、独自の技術や社会課題の解決手法をアピールしている。こうしたブースは、イベントのテーマである「共創」を実現していく上でも重要な要素だが、イベント全体でみた場合、なかなかスポットライトが浴びにくいのもまた事実。

 そこで今回、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会のご協力のもと、同協議会が主催するパビリオン「東京ビジネスフロンティア」(ホール6/小間番号A009)に参加する中小企業に、各社の見どころと意気込みを聞いてみた。CEATEC 2019での見どころ探しの一助になれば幸いだ。

保育園の「お昼寝チェック」をIoTで省力化
~ITでよりよい保育を実現、ビッグデータ活用での研究も~
Hoimin (ホイミン)

回答者:キャスレーコンサルティング株式会社 堀田 眞行氏

Hoimin(ホイミン)
Hoisys(ホイシス)

●事業内容を教えてください

キャスレーコンサルティング株式会社は、ITやテクノロジーを通じてお客様や社会を「もっと、よくできる」というブランドビジョンを持つIT企業です。

2016年には、「保育士の働き方改革」を掲げ、保育園の業務支援システム「Hoisys(ホイシス)」を保育園・保育士と共同で開発し、リリースいたしました。保育士目線で設計された、使いやすいUIやUXが好評で、口コミをメインに小規模保育園から大手企業の事業所内保育所など、規模を問わず300以上の保育園に導入いただいています。

2018年には、さらに「乳幼児の安全と保育⼠の安⼼へ」を目指し、国内の医療機器メーカーであるグローバル電子株式会社が取り扱うベビーセンサー「シエスタBeBeスマート」と連動する、午睡中(お昼寝中)の園児を⾒守る睡眠チェックアプリ「Hoimin(ホイミン)」を開発しました。

●CEATEC 2019の出展内容とその見どころを教えてください

ブースでは、ベビーセンサー「シエスタBeBeスマート」と連動させた、睡眠チェックアプリ「Hoimin(ホイミン)」を展示します。乳幼児向けマット型睡眠センサーで検知した、ミクロ体動とマクロ体動をリアルタイムでBluetooth(無線)と連動したiPad上でモニタリングする様子をご覧になれます。

●主にどんな方にブースに訪れてほしいですか?

保育園や幼稚園を運営している方はもちろん、事業所内保育所を運営/検討している担当者の方は、ぜひ弊社ブースまでお越しください。製品の機能について、製品を開発したエンジニア含め弊社担当者がご説明いたします。

また、IoTデバイス化を目指しているハードウェア機器・ネットワーク機器などをお持ちあれば、ソフトウェアでの開発ご支援が可能です。ご相談ベースでも構いませんので、お気軽にいらしてください。

●他社と比べた際の特徴やアピールポイントを教えてください

保育現場で保育士さんが使いやすく・分かりやすいUIとなっており、日々の業務の負担とならないよう、電源オンでマットとアプリが自動接続します。

また、⼈の目では確認することができないマットでのセンシングの様子を1秒毎にリアルタイムで表示することで、より安心・安全が実現できるアプリです。

●将来のビジョンを教えてください

将来的には、蓄積した園児のバイタルデータなどのビッグデータを活用し、SIDS(Sudden Infant Death Syndrome : 乳幼児突然死症候群)の原因究明のための研究や、こどもたちの成長段階の研究などに、役立てていきたいと考えています。

弊社では、ITを通じて保育士および保育園の支援を行い、より良い保育の実現、待機児童の解消、女性の社会進出、働き方改革の後押しなどの社会的価値を創出するCSV(Creating Shared Value:共益価値の創造)ビジネスを推進して参ります。

●ブースに興味を持った方へのメッセージをお願いします

保育業界以外でもビジネスやサービスを通じて、環境・社会・ビジネスをより良くしていきたいという企業との協業を視野に⼊れた、新規事業を探求しています。社会課題解決を目指す、企業・NGO/NPO・政府/自治体・市民の皆さま、ぜひブースに足を運んでみてください。

日程によっては、日英バイリンガルの従業員もブースにおります。海外の企業のご担当者もフランクにいらしてください。

[協力:中小企業世界発信プロジェクト推進協議会]