CEATEC 2019

東京ビジネスフロンティア注目ブース紹介

Webの改ざん検知を遠隔監視とハッシュ値で

JNS株式会社

 超スマート社会「Society 5.0」にフォーカスした展示会「CEATEC 2019」。

 そこでは、イベントの華ともいえる大手企業以外にも、中小企業も多数出展、独自の技術や社会課題の解決手法をアピールしている。こうしたブースは、イベントのテーマである「共創」を実現していく上でも重要な要素だが、イベント全体でみた場合、なかなかスポットライトが浴びにくいのもまた事実。

 そこで今回、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会のご協力のもと、同協議会が主催するパビリオン「東京ビジネスフロンティア」(ホール6/小間番号A009)に参加する中小企業に、各社の見どころと意気込みを聞いてみた。CEATEC 2019での見どころ探しの一助になれば幸いだ。

Webの改ざん検知を遠隔監視とハッシュ値で
~改ざん対策を一般にも幅広く~
JNS株式会社

回答者:JNS株式会社 白井 力氏

JNS株式会社 白井 力氏

●事業内容を教えてください

情報システムの脆弱性対策システムやサービスを開発・提供しています。

設立17年目の会社で、最近力を入れているサービスとしては、Webの改ざん検知/自動復旧を行う「isAdmin Enterprise」と、Pマーク(プライバシーマーク)を取得または運用を効率化するクラウドサービス「CPI document generator」、マイナンバー運用文書を簡単作成する「MN-DOC」などがあります。

●CEATEC 2019の出展内容とその見どころを教えてください

 CPI document generatorとisAdmin Enterpriseを出展、デモを行うほか、説明員による詳しい説明も行います。

 弊社は、“人とシステムの間に潜む脆弱性が、サイバー攻撃の標的になりやすい”という事実に着目し、また“ミスへの対策が必要”という意識で製品企画を行っておりますが、そうしたコンセプトがどのように結実しているかなどもご説明できるかと思います。

 なお、CPI document generatorのデモは連日行う予定ですが、isAdmin Enterpriseのデモは18日(金)のみとなってしまう予定です。

●主にどんな方にブースに訪れてほしいですか?

Webの改ざん対策を必要としている方や、Pマークの取得・更新の支援が必要な方ですね。改ざん対策については、中央省庁や地方自治体の採用実績も多数あります。

●御社が「是非見てほしい」と思うWebページがあれば教えてください

 isAdmin Enterpriseは、平成21年度の東京都トライアル発注限定制度認定製品となっています。こちらの認定ページを是非ご覧頂ければと思います。

●他社と比べた際の特徴やアピールポイントを教えてください

まず、isAdmin Enterpriseですが、Webサーバ搭載型ではサーバが乗っ取られると監視が止まってしまいますし、攻撃パターンを検知するパターンマッチング型では未知の攻撃を検知できません。これに対し、isAdmin Enterpriseではリモート監視とHASH値比較を採用しサーバが乗っ取られても、あるいは未知の攻撃でも対応できるようになっております。

CPI document generator については、法令改正に柔軟に対応、JIS Q 15001原案作成委員監修文書を提供できるのが特徴です。国際標準に基づいたリスクマネジメントにより、適格なリスク対応を支援、事業者の個別運用環境に合わせた文書を生成し、事業者の作業負担を軽減できると自負しております。

●将来のビジョンを教えてください

isAdmin Enterpriseは、中央省庁や地方公共団体など数百か所に導入実績があります。今後は一般事業者の方々にもWeb改ざん対策システムを広めて行くことで、不安のないWeb環境を多くの方々に使っていただけるのではないかと考えています。

CPI document generatorは、製品化までに約8年を要しました。今後も継続的に完成度を高めていくことで、健全な情報セキュリティ/個人情報保護マネジメントシステムの構築・運用をサポートしていきたいです。

●ブースに興味を持った方へのメッセージをお願いします

ブースでは、100kgを超えた巨漢が待っています。髭面の男を見かけたら気軽にお声がけください。

[協力:中小企業世界発信プロジェクト推進協議会]