CEATEC 2019

東京ビジネスフロンティア注目ブース紹介

パワーデバイスの特性を試験&評価、「材料だけ」でも評価OK

株式会社ケミトックス

 超スマート社会「Society 5.0」にフォーカスした展示会「CEATEC 2019」。

 そこでは、イベントの華ともいえる大手企業以外にも、中小企業も多数出展、独自の技術や社会課題の解決手法をアピールしている。こうしたブースは、イベントのテーマである「共創」を実現していく上でも重要な要素だが、イベント全体でみた場合、なかなかスポットライトが浴びにくいのもまた事実。

 そこで今回、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会のご協力のもと、同協議会が主催するパビリオン「東京ビジネスフロンティア」(ホール6/小間番号A009)に参加する中小企業に、各社の見どころと意気込みを聞いてみた。CEATEC 2019での見どころ探しの一助になれば幸いだ。

パワーデバイスの特性を試験&評価、「材料だけ」でも評価OK
~目指すは「国内随一のパワーデバイス検査機関」~
株式会社ケミトックス

回答者:株式会社ケミトックス 住田 智希氏

電気自動車では重要な構成パーツとなる

●事業内容を教えてください

「世界に通用する Independent Testing Laboratory を日本にも作ろう」というロマンのもと、独立したテストラボとして1975年に設立、以来40年にわたり、様々な材料や部品の評価を行っております。

長年の経験や実績を基に、さまざまな製品の評価・試験のほか、海外安全規格の申請、翻訳・通訳なども行っています。弊社で行っている試験の多くはアメリカA2LAからISO/IEC 17025の認定を受けております。品質システムに則り、信頼性のあるデータを提供しております。

 主な取り扱い業務は、パワーデバイス評価、太陽電池・太陽光発電評価試験、鉄道車両・航空機・建材・海外規格対応、プラスチック材料評価試験、環境分析、信頼性評価、UL申請などとなります。

●CEATEC 2019の出展内容とその見どころを教えてください

特にパワーデバイスやパワーデバイスの材料に関する試験、評価について、詳細なパネル説明を行います。

弊社では、他の試験機関様のような「組みあがったデバイスを試験する」だけでなく、構成材料の段階で試験することができる「材料評価用パワーデバイス」もご用意しており、開発材料を供給頂くだけで、PR用のカタログスペックを得ることができます。

詳しく説明できるスタッフも常駐していますので、パワーデバイス業界への参入を検討される方にご来場頂きたいと思います。

●主にどんな方にブースに訪れてほしいですか?

パワーデバイスの設計や製造、開発メーカー様や、パワーデバイス周辺材料の開発メーカー様ですね。

特にパワーデバイス用封止樹脂、ワイヤー、はんだ、ダイアタッチ、絶縁板、Thermal Interface Materialの開発メーカー様には、弊社ブースにてご紹介する「材料評価用パワーデバイス」のサービスをご活用頂けるものと思います。

●御社が「是非見てほしい」と思うWebページがあれば教えてください

パワーデバイスの信頼性試験をどのようにしているかをご紹介したページがありますので、ぜひご覧ください。

●他社と比べた際の特徴やアピールポイントを教えてください

パワーデバイスの信頼性評価を受託される試験機関様は多数ありますが、大企業の資本が入らず、完全に中立な立場で、第三者的に信頼性評価を専門とする機関は、弊社のみとなります。

また、弊社は材料の評価に長年の実績を持っており、このノウハウの蓄積を活かして、材料の段階で試験できる「材料評価用パワーデバイス」のサービスは、弊社が国内初の発信と自負しております。

●将来のビジョンを教えてください

弊社の「材料評価用パワーデバイス」を活用し、厳密かつ信頼性ある評価データをご提出することで、国内のパワーデバイス用材料メーカー様、ひいてはパワーデバイスメーカー様の製品開発の一助になりたいと思います。

ゆくゆくは「パワーデバイス材料評価と言えばケミトックス」という国内随一の機関となり、日本の旗艦技術であるパワーデバイスの発展の一助になりたいと思っております。

●ブースに興味を持った方へのメッセージをお願いします

国内の展示会は多数出展しておりますが、CEATECは今回が初の出展となります。初めての展示会では、新しいお客様との情報交換、お話の機会を得られることが何より楽しみです。

CEATECでは多様な業種の方がご来場されると思います。そもそも信頼性評価とは?パワーデバイスとは?といった導入的なお問い合わせ、業界動向などの情報交換、具体的な評価案件、どんな些細なお問い合わせでも結構です。是非弊社ブースに来往頂きたいと思います。

[協力:中小企業世界発信プロジェクト推進協議会]