被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー

ネット詐欺に引っ掛からないように注意!

1億円の被害が発生、NTTドコモを騙るSMSに騙されないために気を付けたいこと

NTTドコモの注意喚起ページ

 10月2日、NTTドコモはSMS経由のネット詐欺に関する注意喚起を行いました。10月1日時点で、1200人が詐欺に遭い、被害金額は約1億円に上るということです。

 SMSで「ドコモお客様センターです。ご利用料金のお支払い確認が取れておりません。ご確認が必要です」と書かれたSMSが届き、リンク先を開くと「NTTセキュリティ」や「NTT DOCOMOセキュリティセンター」を騙り、不正アプリをインストールさせたり、アカウントのネットワーク暗証番号を入力させようとしてきます。

 騙されて対応してしまうと、ドコモのオンラインショップで「App Store&iTunesギフトカード」などを購入されてしまうのです。現在、NTTドコモはオンラインショップで「App Store&iTunesギフトカード」や「Google Playギフトコード」の販売を停止しています。

NTTドコモに寄せられている詐欺メッセージの一例

 この手の詐欺に引っ掛からないためには、メッセージのリンクを開かないようにすることです。NTTドコモの料金未払いが気になるのであれば、NTTドコモのウェブサイトを検索してアクセスし、ログインして確認しましょう。やり方が分からない場合は、NTTドコモのサポートに連絡して聞いてしまうのも手です。架空請求であることがすぐに分かるはずです。

 また、Androidを使っている場合も野良アプリはインストールしないようにしましょう。まずは「不明なアプリのインストール」設定で、ブラウザアプリの「この提供元のアプリを許可」を無効にしておきましょう。

 野良アプリはGoogle Playストアの審査を受けていないので、サイバー犯罪者も自由にアプリを公開できるからです。知識がなければ、有害かどうか判断するのは困難です。

野良アプリをインストールできない設定にしておきましょう。画面はAndroidスマートフォン

 今回のネット詐欺に遭遇しても、SMSを削除するだけでOKです。もし、今回のフィッシング詐欺に引っ掛かった記憶があり、身の覚えのない請求が来た時には「d払いお問合せダイヤル」(0120-613-360)に相談しましょう。

あなたの両親も“ネット詐欺”の餌食になっているかもしれません――その最新の手口を広く知ってもらうことで高齢者のデジタルリテラシー向上を図り、ネット詐欺被害の撲滅を目指しましょう。この連載では、「DLIS(デジタルリテラシー向上機構)」に寄せられた情報をもとに、ネット詐欺の被害事例を紹介。対処方法なども解説していきます。

「被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー」の注目記事

高齢者のデジタルリテラシー向上を支援するNPO法人です。媒体への寄稿をはじめ高齢者向けの施設や団体への情報提供、講演などを行っています。もし活動に興味を持っていただけたり、協力していただけそうな方は、「support@dlis.info」までご連絡いただければ、最新情報をお送りするようにします。

※ネット詐欺に関する問い合わせが増えています。万が一ネット詐欺に遭ってしまった場合、まずは以下の記事を参考に対処してください
参考:ネット詐欺の被害に遭ってしまったときにやること、やってはいけないこと