情報を探す、疑問を解決したい――そんなときに欠かせないのが検索エンジン。巨大なインターネットの世界を上手に利用するためにはなくてはならないサービスだ。目的にあった検索エンジンで、必要な情報に的確にアクセスしよう。
●定番中の定番サイトを改めてチェック!
まずは、国内の有名検索エンジンを集めた。通常のWeb検索だけでなく、ブラウザに組み込んで手軽に検索できるツールバーを配布したり、ショッピング機能と連動したりと独自のサービスを提供するサイトも少なくない。機能を詳しく知りたい方は、各サイトのヘルプページを確認するのもいいだろう。
■ Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
「サーファー」と呼ばれるスタッフによるディレクトリ型検索と、「Yahoo! Search Technology」という独自エンジンを用いたロボット検索が大きな特徴。画像、動画、音声索に加え、最新ニュースなどの検索もできる。2004年9月からはYahoo! JAPANのコンテンツの中から検索キーワードに合致する情報、検索結果のトップに表示する「ダイレクト検索」を開始。「株価」「天気」「タレントのプロフィール」などが対象になる。
■ Google
http://www.google.co.jp/
一般的なWeb検索や画像検索に加え、ニュースサイトの最新記事を対象にした「Google ニュース」など5種類の検索サービスが利用できる。また、検索結果で最上位のサイトに直接リダイレクトする「I'm Feeling Lucky」ボタン、検索ワードの前に特定の用語を付加することで、株価情報や英和・和英辞書の検索ができる機能も搭載している。
■ goo
http://www.goo.ne.jp/
Googleの技術をベースにした検索機能を提供。検索結果の表示方法などインターフェイスの部分は独自に開発しており、画像検索では画像サイズごとに検索できるといったGoogleにはない機能も搭載している。ブログ限定で検索することも可能だ。NTTの業種別電話帳を引ける「タウンページ」も便利。また、新しい検索機能を実験的に提供する「goo ラボ」を開設しており、「日本語自然文検索実験」や「ニュース記事分類・検索実験」など現在8種類の検索機能を提供している。
■ インフォシーク
http://www.infoseek.co.jp/
Googleとinfoseekオリジナルの検索エンジンを2種類併用するインフォシーク。トップページからの検索ではデフォルトでGoogleを、検索結果から切り替えることでinfoseekの検索エンジンを利用できる。画像や辞書、ニュースの検索も可能。検索結果ページの右側には「つながりシーク」を配置。先に入力したキーワードに関連するキーワードを表示してくれる。
■ エキサイト
http://www.excite.co.jp/
大手ポータル「エキサイト」もGoogleの検索エンジンを採用する。カテゴリ別のディレクトリ検索のほか、画像とニュースの検索機能をサポート。ほかにも翻訳検索機能を利用できる。
■ フレッシュアイ
http://www.fresheye.com/
ニューズウォッチ運営の検索サイト。Inktomi系の技術をベースにした検索機能を提供する。他の検索エンジンであまり見掛けない「プレスリリース検索」は、東証一部上場企業のサイトで公開されているニュースリリースのみを検索対象にしたサービス。企業からの“生”の情報をキャッチするのに適している。ニュースリリースのアーカイブ期間は30日間だ。
■ Ask.jp
http://ask.jp/
アスクジーブス ジャパン運営の検索サイト。「ベータサイト」として公開されているが、すでにツールバーなども提供している。米Teomaの検索技術をベースに日本語対応し、絞り込み検索のヒントとなる単語を表示する「スマートファインダー」などの独自技術を利用できる。
■ MSN Search
http://search.msn.com/
米Microsoftが2月1日に正式公開した新検索エンジン。自然文検索機能「インスタントアンサー」や百科事典サイト「Encarta」などとの連携機能が実装される。ただし現時点では米国を中心とした地域向けの提供のみで、日本語版は年内にも開始予定だという。
●人力で整理された「ディレクトリ型検索」
ディレクトリ型検索サービスでは、業種別電話帳のようにサイトを内容によって分類している。サイトの名前はわからないが目的となるサービスがハッキリしている時に、そのサービスに関するサイトをまとめてチェックできる。なお、疑問解決に直接役立つ「Q&Aサイト」もこちらにまとめた。
■ Jリスティング
http://www.jlisting.jp/
インターネットの各種サイトを独自にカテゴライズし、BIGLOBEやhi-ho、livedoorなどの国内主要ポータルサイトに電話帳型の「ディレクトリサービス」として提供している。
■ LookSmart
http://www.looksmart.co.jp/
独自のディレクトリサービスを展開しており、@niftyなどに提供している。LookSmartのトップページでもディレクトリ検索が可能で、検索結果ではコメント付きでサイトを紹介している。
■ タウンページ
http://itp.ne.jp/
職業別電話帳「タウンページ」のインターネット版。キーワード検索ももちろん可能で、目的のお店の周辺地図も表示できる。
■ 教えて! goo
http://oshiete.goo.ne.jp/
会員登録した一般のユーザー同士が、疑問と解答を出しあうコミュニティサイト。幅広いジャンルの質問がやり取りされているのが魅力。通常の検索エンジンで調べるよりも、より直接的な情報を得られる場合も少なくない。同じQ&Aコミュニティの「OKWebコミュニティ」とコンテンツを共有しており、どちらで書き込んでも両方のサービスに反映される。利用は無料。
■ 人力検索はてな
http://www.hatena.ne.jp/
http://search.hatena.ne.jp/
有料ポイントを支払って質問をすると、その分野に詳しい人が答えを教えてくれるのが人力検索「はてな」だ。「はてな検索」のページでは、今までの質問履歴を無料で検索できるほか、「はてなダイアリー」のキーワード解説も参照可能だ。
■ Yahoo!知恵袋
http://knowledge.yahoo.co.jp/
疑問や質問がある時に便利なサービス。ユーザーが自由に質問できて、自分から解答を投稿することも可能だ。現在は開発途上のベータ版として公開している。利用は無料で、Yahoo! JAPAN IDが必要になる。
●さまざまな便利データベースを検索しよう
最後に特定のデータベースを検索するサービスを紹介しよう。特定の目的に特化しているため、欲しい情報があらかじめ決まっている場合は、総合検索エンジンより早く目的の情報を見つけ出すことができる。用途によってうまく使い分けたい。
■ NDL-OPAC 国立国会図書館 蔵書検索・申込システム
http://opac.ndl.go.jp/
国内で発刊された書籍を広く収蔵する国立国会図書館。その蔵書をオンライン検索できるシステム。タイトルや著者名などさまざまな項目で検索可能だ。
■ 法令データ提供システム
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi
「電子政府の総合窓口」内にある、法令データベース。例えば、前述の国立国会図書館は、国立国会図書館法に基づいて設立されているが、その全文検索も思いのままだ。法律に触れる機会が多い方は、ぜひブックマークしておきたい。
■ 国会会議録検索システム
http://kokkai.ndl.go.jp/
委員会から本会議まで国会における議事録を掲載。故吉田茂首相など歴史上の人物の発言内容も参照できる。記録によっては野次の内容まで記述されており、当時の様子を臨場感をもって知ることができる。
■ 郵便番号検索
http://www.post.japanpost.jp/zipcode/
7桁の郵便番号を調べられる。市町村合併の専門ページも用意。2005年4月には多数の地方自治体の合併が予定されているので、あらかじめチェックしておくのもいいだろう。
■ 検索省
http://kensaku.fks.ed.jp/
全国の学校や教育機関に関連するサイトだけを対象とした検索エンジン。低学年児童向けに、平易な文体で記述された専用のトップページもある。
(2005/2/4)
[森田秀一]
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