2004年の猛暑のため、2005年は例年以上に花粉が飛散すると言われている。一部では2004年の30倍との予想もあるほどだ。電車内でも大きなマスクを着けた人を見かけるようになった。花粉の量が多いために、これまで花粉症を発症したことのない人も注意が必要だ。花粉症の関連サイトを集めたので参考にしてほしい。
●ポータルサイトの花粉症対策ページ
ポータルサイト各社でも花粉症ページを開設し、飛散情報などを配信している。また、医療関係者や気象協会などと提携して、オリジナルコンテンツを用意しているサイトも少なくない。まずは、お気に入りのポータルから花粉症対策を始めてみよう。
■ Yahoo! JAPAN
http://event.yahoo.co.jp/kafun2005/
日本気象協会と提携してWindows Media形式の花粉ニュースを動画で配信するほか、用賀アレルギークリニックの永倉俊和院長が監修するコラムを用意。「Yahoo!知恵袋」や掲示板などへのリンクも掲載した。
■ goo
http://eco.goo.ne.jp/life/health/kafun/
日本免疫病治療研究会の西原克成会長による「花粉症対策のWeb講義」やgooオリジナルの「花粉症対策10箇条」を用意。わからないことは「花粉症掲示板」や「教えて!goo」で質問するのもいいだろう。
■ BIGLOBE
http://season.biglobe.ne.jp/kafun/
BIGLOBEの花粉症対策ページでは、「花粉を吸わないことが治療の基本」「冷水に入ったり、乾布摩擦は花粉症に効果的だ」という2択の設問に回答すると、認識度が表示されるテストを用意した。これで花粉症が治るというわけではないが、気軽にチャレンジしてみよう。
■ @nifty
http://health.nifty.com/kafun/
花粉症のメカニズムや治療のポイントなどを解説。また、「なぜ抗ヒスタミン剤は眠気が出るのでしょうか」などのQ&Aも掲載した。自分の鼻炎が花粉症かどうかわからない人は、「あなたは本当にスギ花粉症?」を読んでみよう。
■ infoseek
http://tenki.www.infoseek.co.jp/Kafun?pg=tk_kafun2005.html
ウェザーニューズが運営するインフォシークの花粉症対策ページ。楽天市場や楽天広場の関連ページを掲載しているほか、関連ニュースをピックアップする。
■ healthクリック
http://www2.health.ne.jp/library/pollen/
健康情報を集めたポータルサイト「healthクリック」では、「花粉症ライブラリ」をオープン。抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド剤の比較など医療系の記述が豊富だ。スギ花粉エキスを注射することでアレルギー反応が起きないようにする「減感作療法」や、鼻の粘膜を焼くという「レーザー手術」も紹介している。
●環境省や医療系サイトで本格的に調べてみよう
一通り対策して落ち着いたところで、花粉症を根本的に治療するために環境省や医療関係のサイトでより深く理解してみよう。新しい発見もあるかもしれない。
■ 環境省花粉観測システム(はなこさん)
http://kafun.nies.go.jp/
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
環境省では、花粉観測システムの「はなこさん」を公開中。関東・中部・関西の3エリアを計測し、1時間に1回ずつ情報を更新している。また、「花粉症保健指導マニュアル」も公開している。
■ ヘップチンの花粉情報
http://www.kafun-info.jp/
NTT-GPエコとウェザーサービス提供の花粉飛散情報サイト。飛散量の1時間ごとの推移を、過去1日分さかのぼって表示。また翌日まで予想も確認できる
■ 日本アレルギー協会
http://www.jaanet.org/contents/hana.html
財団法人日本アレルギー協会では、一般向け、医療従事者向けにそれぞれ花粉症対策情報を提供。「アレルギー性鼻炎のおはなし」というマンガも用意しており、メールで依頼するとPDF形式で無料で送ってもらえるとのこと。
■ 慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ
http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/
正式名は「東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室 アレルギー研究班の花粉症のページ」。2005年の花粉シーズンの更新は、2004年12月ごろから本格的に始めており、平方cmあたりのスギ花粉の個数をほぼ毎日更新している。
■ 花粉症Learning
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/kafun/
東邦大学薬学部生物学教室の佐橋紀男氏による花粉症ページ。同大学のある千葉県船橋市を中心に花粉の飛散状況を計測し、対策などを解説している。
■ アレルギーi
http://www.allergy-i.jp/kafun/
アベンティスファーマが運営する「アレルギーi」。日本全国のスギ雄花を撮影し、成長度合いを伝えるという「スギ花粉ウォッチング」では、まさに花粉を飛ばそうとするスギ雄花の姿が見られる。
■ あなたを悩ますアレルギー その原因と対策
http://www.santen.co.jp/al/al_list1.html
参点製薬では、地域別・時期別で分類した花粉情報を掲載。花粉に限らず、ダニやカビなどアレルゲンの網羅的な説明もある。
■ キラキラ健康メモ
http://takeda-kenko.jp/kirakira/vol16/
武田薬品工業の「キラキラ健康メモ」では「花粉症」のコーナーで、知っておきたい花粉症の予防と治療の知識などを掲載。「花粉症とかぜの見分け方は?」「2週間前から始める“予防法”」などのコラムも役立つだろう。
■ 三共
http://www.sankyo.co.jp/healthcare/kahun/
三共の「アレルギー/花粉症」では、花粉の飛散情報を複数提供。飛び始めを表示する「花粉温度表」、累積花粉量がわかる「スギ花粉累積グラフ」、Flashによる動画でお知らせする「関東リアルタイム花粉情報」などを提供する。
■ 花粉症でお悩みの方に
http://www.dainippon-pharm.co.jp/kafun/
大日本製薬では、花粉の飛散量を地方ごとに予測。2004年の東京では、1平方cmあたり479個だったのが、2005年には6,280個になると予測している。山間部では1万個を超えるところもあるという。
■ 花粉症ナビ
http://www.kyowa.co.jp/kahun/
協和発酵の「花粉症ナビ」では、3月7日まで花粉症川柳を募集中だ。ちなみに2月9時点の今週の一句は「鼻筋が通った人も花粉症」。最優秀賞には10万円の商品券をプレゼントとのことなので、今シーズンの薬代を狙って応募してみてもいいかもしれない。
●ブログや掲示板を活用しよう
どういう病院にかかればいいのか、薬は何がおすすめなのかといった疑問は専門的なサイトにアクセスしてもなかなか解消しないもの。そんな時はブログや掲示板などで質問してみるのも手だ。あわせて、花粉症グッズなどの関連情報も挙げておこう。
■ 楽天広場
http://plaza.rakuten.co.jp/thm/17876/g710/
http://plaza.rakuten.co.jp/thm/56972/g710/
楽天広場では「花粉症」をテーマにしたジャンルもできている。楽天広場のユーザーであれば、ジャンルにも加わることが可能。他社のユーザーでも、各ブログにトラックバックやコメントはできるので、情報交換に利用してみては。
■ 鼻*鼻.com
http://www.hanaxhana.com/
鼻の総合ポータルを目指すという「鼻*鼻.com」では、BulkfeedsとFeedBackから取得した“鼻”関連のブログ記事に自動的にリンクしている。「花粉症対策アワード2005」などの独自企画も実施。2ちゃんねるの花粉症関連スレッドなどへのリンク集もある。
■ あつまれ! 花粉症の仲間たち
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/3309/
花粉症に悩むユーザー同士が治療法や薬、病院、対策グッズなどの情報を交換しているコミュニティサイト。減感作療法やレーザー治療法などの実体験を元にした情報が充実している。投票による「民間療法ランキング」では、今のところ甜茶、乳酸菌もの、トマトのサプリ、スギ花粉飴などが上位にランキングされている。
■ マスク専門ホームページ
http://www.mask.co.jp/
マスクメーカーである大里衛生材料製造所が運営する専門サイト。花粉対策用だけでも重症者用や大人用、子供用など、同社製に限らず、多くのマスクを取り扱っている。
■ いしかわ森林図鑑「花粉図鑑」
http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/pollen/pollen01.htm
石川県林業試験場のサイトで、同県で観察される樹木などの花粉や胞子の顕微鏡画像が見られる。
■ All About
http://allabout.co.jp/special/kafun/
All Aboutガイドによる花粉症対策の記事を集めた特集。花粉症に効く食べ物リストや花粉症対策のアロマ・ルームコロンなどを幅広く紹介している。
(2005/2/9)
[鷹木 創]
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