インターネットにおける定番中の定番サービス「Webメール」。最近は「大容量化」がキーワードで、100MB以上の容量を提供するサービスも多く、中には1GB以上のサービスもある。「無料サービス」が多いのも魅力で、第2、第3のメールアカウントとして、外出先や携帯電話からも手軽に活用しよう。
●定番Webメールを再チェック
まず、大手ポータルサイトなどが手がける有名サービスを挙げていこう。最近は、受信容量だけでなく、1度に送信できる添付ファイル容量も拡大されている。デジカメ画像などのやりとりにも便利だ。なお、無料のWebメールサービスでは、一定期間ログインしないとアカウントが削除される場合もある。規約などを確認した上で利用しよう。
■ Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/
ポータルサイト最大手「Yahoo! JAPAN」のWebメールサービス。無料登録するだけで、100MBまでの容量が利用できる。月額294円のYahoo!プレミアム会員費を支払えば5倍の500MBに、Yahoo! BB会員であれば2GBまで受信容量が拡張される。なお、添付ファイルの容量は10MBまで。
■ MSN Hotmail
http://www.hotmail.com/
MSNが提供する無料サービス。アカウントの新規登録時こそメールボックス容量は25MBだが、アカウント取得30日後程度を目安に250MBに拡張される。添付ファイルの容量は最大10MBまで。年額2,520円で利用できる有料版の容量は2GBで、添付ファイルの容量も20MBに増量される。
■ infoseek メール
http://email.www.infoseek.co.jp/
標準で50MBのメールボックス容量を備える。無料のWebメールでは一般的な、フッタ広告は挿入されていないのが特徴だ。添付ファイルの容量制限は1通あたり2MBまで。
■ livedoorギガメーラー
http://gigamailer.livedoor.com/
オンラインストレージ50MB分と合わせて合計1GB分の容量を使えるのがlivedoorギガメーラーだ。登録すれば無料で利用できる。送信メール1通あたりの容量は10MBまで。なお、月額294円で利用できる有料版の容量は合計2GB。
■ gooメール
http://mail.goo.ne.jp/
「goo ID」を登録することで、無料で利用できる。標準サービスではメールボックス容量は6MB、添付ファイルサイズは1.5MBまで。ただし大容量版gooブログなども併せて使える「gooアドバンスパッケージ」を月額290円で契約すると容量が2GBに拡張される。
■ エキサイトメール
http://mail.excite.co.jp/
エキサイトで提供中の無料Webメール。エキサイトIDを登録することで利用できるようになる。メールボックス容量は4MB、メール1通あたりの容量は1MBまでとなっている。
■ ウェブリメール
https://webry.biglobe.ne.jp/
大手ISP「BIGLOBE」のサービスだが、無料のカフェ会員に登録すれば他のISPを利用中であっても無料で使用できる。最大の特徴はMacromedia Flash Playerでインターフェイスが構築されていること。キビキビとした操作が魅力だ。メールボックス容量は5MBを基本とし、会員種別に応じて増量されていく。
■ Gmail
http://gmail.google.com/
2004年4月に保存容量1GBと発表され、Webメール大容量化の先鞭をつけたのが米GoogleのGmailだ。ただし3月11日現在、日本語化されておらず、メニュー表示は英語のみ。さらに招待されないと利用できないため、一般のユーザーにとっては敷居が高い。興味のある方は、すでに利用中のユーザーに招待してもらうようお願いするのも手だ。また、Gmailのページでは最新情報を掲載するメルマガも配信しており、配信登録すると招待される可能性もあるという。
●さまざまなWebメール
Webメールサービスは提供元がとにかく多い。サービスも多彩で、オンラインゲームの会員登録をすると使えるようになるものや、メールアカウントのドメインを複数から選べるタイプなどさまざまな形態がある。自分に合うサービスを見つけてみよう。
■ NEXON
http://mail.nexon.co.jp/
複数のオンラインゲームを運営するNEXONのサービス。ゲームを楽しむために必要な会員登録をすることで、Webメールのアカウントも同時に取得できる。メール保存容量は10MB、1メールあたりの送信容量制限は5MBまで。
■ inter7.jp
http://www.inter7.jp/
保存容量250MB、1通あたり100MBまでのメール送受信ができるという、大容量が魅力のサービス。メールアカウントに含まれるドメインは「inter7.jp」が基本となるが、サブドメインを設定した上で受信することも可能だ。
■ Jmail
http://jmail.co.jp/
メールアカウントに使われるドメインを、約100種類の中から選べるサービス。無料の「JmailFree」ではメールボックス保存容量は5MB、1メールあたりの容量は3MBまでになっている。
■ iタウンメール
http://otegami.itp.ne.jp/
職業別電話帳のインターネット版「iタウンページ」が提供する。ドメインが「itpmail.itp.ne.jp」の無料アカウントを取得可能だ。保存容量は3MB、送信メールの容量制限は1.5MBまで。
■ MailWalker
http://m.walkerplus.com/
グルメや映画など、“街”を楽しむための情報サイト「ウォーカープラス」が、会員向けに提供するWebメール。無料の会員登録を行なうことで利用できる。メールボックスの保存容量は2MB。ファイルを添付してのメール送信には対応していない。
■ フリーメールサービス FOOOS
http://fooos.com/
シンプルな画面構成のサービス。携帯電話からの利用にも適しているという。JPEG画像などの添付ファイルにも対応し、メール1通あたりの容量は500KBまで。合計99通まで保存できる。
■ Smoug Mail
http://smoug.net/
「smoug.net」ドメインをアカウントに設定できるメールサービス。POP対応に加え、Webメールとしても利用できる。無料版はメールボックス容量、送受信できるメールサイズの最大容量ともに最大5MB。
■ infoseek 転送メール
http://forward.www.infoseek.co.jp/
infoseekではWebメールとは別途に、転送メールサービスを無料提供している。転送用メールアドレスのドメインは「infoseek.to」。転送するメール数に制限はないが、1通あたりのメール容量を1MBに制限しているので注意しよう。
●リンク集
最後に、メールサービス全般を紹介するリンク集をご紹介しておこう。どのサイトも独自の視点で情報を収集・比較しており、参考になる点が多い。
■ メールサービスリンク
http://www.msl.to/
メールサービス全般のリンク集。Webメールをはじめ、POP対応メールやメーリングリストの情報についても掲載している。メールボックスの容量比較やウイルスチェック機能の有無といった機能比較も行なっている。
■ タダものではない!
http://tadamono.to/
メールサービスに限らず、インターネット全般で広く利用されている無料サービスを集めたリンク集になっている。基本的に日本語のサービスだけを掲載対象にしているという。サービスのリニューアルや廃止など提供状況についても詳しい。
■ Enchanting Sky
http://enchanting.cside.com/
こちらも、インターネット上の無料サービスを広く紹介。メールについて解説するページでは、メールボックス容量や取得できるアカウント名情報のほかに、一言コメントが添えられている。
■ VIVA POPMAIL
http://www.susono.info/~viva/
世界各国のドメインで展開される、POP対応メールに特化した情報ページ。日本ではあまり名前を聞かないサービスも多数掲載している。
(2005/3/11)
[森田秀一]
- ページの先頭へ-
|
|
|
Copyright ©2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|