連休明けのトラブルを防止するためにも、連休中にOSの脆弱性やウイルスの手動チェックなどを行なっておきたいところだ。再確認したいOSのアップデートや、新型ウイルス発生の際に役立つサイトを集めてみた。
●OSの脆弱性を再確認
ウイルスの標的――それがOSやソフトウェアの脆弱性だ。Windowsばかりが脆弱性を指摘されがちだが、Mac OSにも、Linuxにも脆弱性は存在する。もし脆弱性が発見された場合は、各OSベンダーが配信する修正パッチを適用しなければならない。まずは、各ベンダーのWebサイトでパッチを適用しよう。
■ Windows Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
Windowsの修正パッチといったら「Windows Update」。マイクロソフトではBlaster以降、毎月1回定期的に修正パッチを配信するようになった。修正パッチは自動的にダウンロードする設定にしておくことをおすすめするが、緊急度の高くないドライバのアップデートなども提供されるので定期的なチェックをおすすめしたい。
■ Office Update
http://office.microsoft.com/OfficeUpdate/
「Windows Update」のOffice版ともいえるサイト。Windowsのアップデートは定期的に利用しているユーザーもOfficeは意外な盲点になりやすい。Officeユーザーは定期的にチェックしておきたい。
■ Protect your PC
http://special.msn.co.jp/protect/
マイクロソフトが開設するセキュリティ情報ページで、PC初心者にもわかりやすく解説されている。Windows XPでファイアウォールを設定する方法なども詳しく紹介されている。
■ Microsoft TechNet
http://www.microsoft.com/japan/technet/
マイクロソフトが上級者向けに技術情報を提供するサイト。脆弱性に対する修正プログラムの詳細も掲載される。「WindowsUpdate」とともに、定期的にチェックしたい。
■ アップル サービス&サポート
http://www.apple.co.jp/support/
Mac OSをはじめとするアップル製品の修正プログラムを配信している。脆弱性の修正プログラムだけではなく、iPod用のユーティリティなど、アップルの更新プログラムはここで一括して配信される。
●ウイルス最新情報をチェック
休み明けには、持ち帰りPCによって組織内にウイルスが広まる危険もある。新型ウイルスが発生した際など、もっとも情報が早く掲載されるのがウイルス対策ソフトウェアベンダーのウイルス情報ページだ。正確な情報を早く入手して対応するためにブックマークしておこう。
■ シマンテック
http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/
「Norton Internet Security」などを販売するシマンテックのウイルス最新情報。
http://www.symantec.com/region/jp/trial/
シマンテック製品の体験版ダウンロードページ。15日間無償で試用できる。緊急にウイルス対策ソフトを導入したい場合に便利だ。
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/tools.list.html
無償ウイルス駆除ツールダウンロードページ。駆除ツールはウイルスごとに作成されているため、どのウイルスが問題となっているか判明している場合に利用しよう。
■ トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/
「ウイルスバスター」などを販売するトレンドマイクロのウイルス最新情報。
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/index.asp
ウイルスバスターオンラインスキャン。検出のみで、削除・駆除はできないので、PCにおかしな挙動があったら、原因究明のために利用したい。
http://www.trendmicro.com/jp/products/desktop/vb/evaluate/trial-dl.htm
「ウイルスバスター2005 インターネット セキュリティ」30日期間限定版をダウン
ロード提供している。30日間は無償で利用できるため、緊急時の導入に利用したい。
■ マカフィー
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/latest.asp
マカフィーによる最新ウイルス一覧。
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/stinger.asp
無償のウイルス駆除ツール「スティンガー」のダウンロードページ。特に流行しているウイルスに限定されるが、検出から駆除までが可能。
http://www.mcafeesecurity.com/japan/mcafee/home/30daysfree.asp
マカフィー製品30日間無料トライアル版の案内ページ。まず申し込みを行ない、申し込んだメールアドレスあてにダウンロードURLなどが案内される仕組みで、緊急時に利用するには少々面倒だ。
■ コンピュータ・アソシエイツ(CA)
http://www.casupport.jp/virusinfo/
CAのウイルス情報ページ。
http://store.digitalriver.com/servlet/ControllerServlet?Action=....
CAのオンラインストアページ。ページ下部に、無料のウイルススキャンとスパイウェアスキャンサービスを利用するためのボタンが設置されている。
http://www.caj.co.jp/registration/
30日間無料利用できるCA製品トライアル版の申し込みページ。ダウンロード前に登録が必要。
■ ソースネクスト
http://sec.sourcenext.info/virus/
ソースネクストのウイルス情報。セキュリティ専門のソフトベンダーと違って、平易な記述が特徴だが、半面、ウイルスを特定するための情報は少なめ。
http://sec.sourcenext.info/products/taiken.html
「ウイルスセキュリティ 30日間無料体験版」ダウンロードページ。マカフィーと同様、申し込みを行ない、メールでダウンロードURLを案内する仕組み。
●状況を把握しよう
ウイルス被害を防ぐには、正しい知識の取得から。警察庁などもセキュリティ情報提供に力を入れている。また、被害が大きい場合などはひんぱんに情報が更新され、ウイルス被害の広がりも知ることができるので、状況把握に利用したい。
■ @police
http://www.cyberpolice.go.jp/
警察庁が公開するセキュリティ情報サイト。セキュリティに関する情報を随時更新で提供するほか、子供向け、一般ユーザー、ネットワーク管理者に分けたセキュリティ解説も掲載。インターネット定点観測、インターネット治安情勢の報告も公開する。
■ IPA セキュリティセンター
http://www.ipa.go.jp/security/
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の公式サイト内にある、PC全般を対象としたセキュリティ情報ページ。脆弱性・ウイルス情報のほか、調査報告者などが豊富に提供されている。
■ 国民のための情報セキュリティサイト
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/security/index.htm
総務省が運営する。全体的に初心者向けのため、初心者に基本的な知識を勉強してもらうために利用するといいだろう。子供向けページも用意されている。
■ Yahoo! News PCウイルス
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/internet_viruses/
ITはすでに社会基盤として根付いたと言ってよいだろう。ウイルスなども社会問題として大きく取り上げられるようになった。Yahoo! Newsでは各メディアのPCウイルス関連ニュースをまとめているため、事態の把握に便利だ。
(2005/4/28)
[森田秀一/工藤ひろえ]
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