シネマコンプレックス(シネコン)やDVDによって、より一層身近な娯楽となった「映画」。劇場公開スケジュールやDVDリリースのタイミング、そして口コミ映画評をを知るのに、インターネットはもってこいのツールだ。今回は映画ニュース、データベースのサイトをご紹介する。
●まずは配給会社をチェック
まずは映画配給会社のオフィシャルサイトを見ていこう。物語のあらすじやキャスティングといったベーシックな情報に加え、最近はほとんどの作品が予告編をストリーミング配信している。なお、特に表記のない場合はWindows Media形式による配信だ。気になる作品があったら、どんどんチェックしてみよう。
■ FOX MOVIES
http://www.foxjapan.com/movies/
20世紀フォックス映画の公式サイト。なんと言っても現在は、7月9日からの公開を控える「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」の話題で持ちきりだ。前売り券の発売情報などが掲載されている。予告編はWindows Media形式のほか、QuickTime形式で配信している。
■ Warner Bros. Online
http://www.warnerbros.co.jp/
ワーナー・ブラザース・エンターテイメントのサイトには、上映中・近日公開作品はもちろん、公開終了した作品もズラッと並ぶ。「ブロードバンド」のページには予告編がリストアップされており、さまざまな作品を見比べることができる。
■ ギャガ・コミュニケーションズ
http://www.gaga.ne.jp/
USENグループの映画配給会社となったギャガ・コミュニケーションズ。最近では、ハリウッド版「Shall we Dance?」などを配給している。各作品別公式サイトのポータル的な構成となっている。
■ ソニー・ピクチャーズ
http://www.sonypictures.jp/movies/
ソニー・ピクチャーズのサイトは、上映中・公開予定作品の紹介が中心。9月にはニコール・キッドマン主演の「奥さまは魔女」が公開予定だという。他の作品も含めて、予告編を視聴するには、ページ上部からリンクされた「予告とクリップ」を利用すると便利だ。Windows Media形式のほか、QuickTimeやRealPlayer形式でも配信している。
■ United International Pictures Japan(UIP)
http://www.uipjapan.com/
ユニバーサルやパラマウントなどの映画作品を供給するのがUIPだ。公式サイトでは現在、スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」(6月29日公開)なども紹介されている。
■ ブエナ ビスタ movies.co.jp
http://www.movies.co.jp/
ディズニー作品の配給などで知られるブエナ ビスタの公式サイト。「PREVIEW CHANNEL」のページには同社が取り扱う劇場映画・DVD作品の予告編が勢揃いしているので、上手に利用しよう。
■ HERALD ONLINE
http://www.herald.co.jp/
日本ヘラルド映画の公式サイトは新作映画の予告編だけでなく、読み物も充実。字幕翻訳者によるコラム「一語一映」と、映写技術のウンチクが学べる「ニューシネマパラダイス」の2つがあり、どちらも興味深い内容だ。RealPlayer形式の予告編も配信している。
■ アスミック・エース エンタテインメント
http://www.asmik-ace.co.jp/
ゲーム製作会社としても有名なアスミック・エース。映画作品も粒ぞろいだが、注目はなんといっても7月公開予定の「逆境ナイン」(原作・島本和彦)だろう。全力学園ナインのキャストも発表されており、女好きの新屋敷章もちゃんといる。「逆境ナインの予告編」はFlash Movie形式で配信する。
■ 東宝WEB SITE
http://www.toho.co.jp/
「ポケットモンスター」や「名探偵コナン」などのアニメ作品を展開する一方、実写系作品も盛りだくさん。6月には「電車男」、秋には「タッチ」の実写版も公開予定だ。
■ 東映
http://www.toei.co.jp/
配給映画のプロモーション情報を掲載中。10月公開予定の「まだまだあぶない刑事」の記者会見レポートのほか、劇場案内なども掲載されている。予告編は基本的にはWindows Media形式だが、RealPlayer形式が用意されている場合もある。
■ 松竹
http://www.shochiku.co.jp/
歌舞伎座、新橋演舞場などの劇場運営でも知られる松竹の公式サイト。各作品別公式サイトへのリンク集として、また直営劇場の上映スケジュール確認などに使える。予告編は基本的にはWindows Media形式。作品によっては、QuickTimeやRealPlayer形式でも配信されている。
●映画マスコミサイトでニュース総ざらい
続いて、より広範な情報を得るのに最適な映画マスコミのニュースサイトを見ていこう。大手ポータルやISPなどがこぞって参入しているジャンルで、サイトの数はそれこそ星の数ほどある。自分だけのお気に入りを見つけよう。
■ eiga.com
http://www.eiga.com/
興行成績ランキングの速報や、新作映画情報が充実。独占試写会の開催に力を入れており、月2回程度のペースで読者限定試写会を開催しているという。開催情報は毎月1日、15日に更新。
■ FLiXムービーサイト
http://www.flix.co.jp/
映画雑誌「FLiX」のサイト。映画ロードショー情報だけでなく、スター本人の動向が知れるニュースも多く、まさにハリウッドファン向けの内容になっている。映画評、インタビューなども充実。
■ eigafan.com
http://www.eigafan.com/
東宝東和系配給作品の情報サイト。コラム類も充実しており、海外スターのバイオグラフィを綴る「ちょっと気になるこのスター」は豆知識満載の内容だ。映画にそれほど馴染みのない人でも興味深く読めるだろう。
■ シネマカフェ・ネット
http://www.cinemacafe.net/
ブログを積極的に取り込んだ意欲的なサイト構成。主要スタッフやキャストが登場する記者会見やインタビューの模様を「速報」と題して公開しており、コメントやトラックバックも可能。コラムニストらによる連載ページもブログ化されている。
■ カミングスーンTV
http://www.cs-tv.net/
映画情報を専門的に伝えるCSチャンネル「カミングスーンTV」のサイト。とはいえ番組宣伝だけでなく、注目作の紹介から試写会招待券プレゼントまで行なう映画ポータルサイトといっても過言のない充実した構成になっている。
■ 映画生活
http://www.eigaseikatu.com/
劇場公開中の作品を紹介する一方で、ユーザーから寄せられた満足度を集計し、コメントと共に掲載している。作品別ページへトラックバックもできるので色々な楽しみ方ができそうだ。時折ネタバレ的な記述もあるので、お気をつけあれ。
■ allcinema ONLINE
http://www.allcinema.net/
ハリウッド情報に詳しく、映画の製作決定やキャスト選定の噂などもいち早く伝えているのが魅力。国内外の各種団体による映画賞の情報をはじめ、映画データの充実ぶりには目を見張るものがある。
■ Yahoo!ムービー
http://movies.yahoo.co.jp/
多くの映画マスコミ同様、最新作のニュースなどを伝えるYahoo!ムービー。データベースが使いやすく、allcinema ONLINEによるスタッフ・出演者情報に加え、ユーザーレビューも独自に盛り込んでいる。
■ goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/
3万9千件の映画と、16万件の人名を収録したgooの映画情報サイト。興行成績のランキングや映画館の検索なども利用可能。テレビで放映される映画も検索できる。また、映画によってはWindows MediaもしくはRealPlayer形式の予告編も用意している。
■ CineSmart
http://www.so-net.ne.jp/movie/
大手ISPのSo-netが自社サイト内で公開中の映画情報ページ。新作の映画評からコラム、記者会見レポートにスターのプライベート情報まで掲載する至れり尽くせりの構成だ。So-net会員以外でももちろん閲覧できる。
■ シネマスクランブル
http://cinesc.cplaza.ne.jp/
こちらはBIGLOBEの映画情報サイト。作品別に専用掲示板が設けられており、コミュニティサイト的な側面もあるのが特徴。さらにページの感想を自分の「ウェブリブログ」へ簡単に記事登録するできるよう、専用フォームも用意している。
●映画館別に探すなら
どんな映画を見るか? 映画自体のあらすじや出演陣が主な判断材料となるが、近場の劇場で上映されるかどうかも実は大きなファクターだったりする。全国チェーンのシネコンや、前売りチケット販売のサイトをブックマークしておくと何かと便利だ。
■ 電子チケットぴあ
http://www.pia.co.jp/cinema/
近場の映画館で上映中の作品や、具体的な上映スケジュールを知りたい方には電子チケットぴあのサイトが便利。関東・関西地方の各劇場情報をまとめている。また上映初日の舞台挨拶が見られる特別予約席のオンライン販売なども行なう。
■ MovieWalker 東京
http://www.walkerplus.com/tokyo/movie/
東京圏の劇場上映スケジュールを紹介するが、映画界全般のニュースも多数掲載。特に完成披露会見・初日舞台挨拶などのレポートが充実している。注目キャスト・スタッフへのインタビューも読んでおきたい。
■ ワーナー・マイカル・シネマズ
http://www.warnermycal.com/
全国各地に展開するショッピングモール「マイカル」と併設されているシネマコンプレックス。各劇場別で用意されている「e席リザーブ」を使えば、規定の手数料が必要なものの、上映回も指定してチケット予約ができる。
■ TOHO CINEMAS ONLINE
http://www.tohocinemas.co.jp/top.html
東京・六本木を始め、全国22カ所でスクリーンを展開する。会員サービス「シネマイレージ」は鑑賞本数だけでなく、上映時間に応じて(要確認)マイルが貯まるほか、6本映画を見ると1本分無料招待といった特典を用意。会員になるには初年度年会費として500円、毎年更新時に300円が必要。クレジットカード機能付き会員の場合は無料となる。
■ MOVIX
http://www.movix.co.jp/
松竹マルチプレックスシアターズ運営のシネコン。関西・東海・北関東など全国13カ所で営業する。シネコンではもはや当たり前に近いオンラインチケット予約システムも「おさきにNet」の名称で提供中。
■ ユナイテッド・シネマ
http://www.unitedcinemas.jp/
北は札幌から南は長崎まで、全国11カ所に展開。各劇場別ページでは、上映スケジュールや割引制度の確認ができる。残念ながらオンラインチケットサービスについては準備中のため、今しばらくお待ちあれ。
●データベースでより詳しく
最後に、映画関連のデータベースサイトをご紹介しよう。一般ユーザーによる感想はもちろん、出演者やスタッフの詳細、果ては全あらすじまでさまざまな情報が提供されている。またリンク集など、前述までのカテゴリに収まりきらないサイトもこちらにまとめた。
■ キネマ旬報 全映画作品データベース
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/
MovieWalker内のコンテンツという位置付けだが、情報が多く充実している。2003年頃までに「キネマ旬報年鑑」や雑誌「キネマ旬報」に掲載された映画の情報が網羅的に掲載されており、出演者一覧はもちろんストーリーのオチまで収録する。
■ ぴあシネマクラブ
http://www.pia.co.jp/cinemaclub/main.jsp
作品名・人名で検索できる映画作品データベース。17,300タイトル分の情報を収蔵するという。なお作品によっては「スタッフ・キャスト情報」というリンクが設けられており、俳優・スタッフの略歴を照会することができる。
■ 映画大好きドットコム
http://www.eigadaisuki.com/
ユーザー参加型のレビューサイト。ストーリー、音楽、映像などジャンル別の評点とコメントを掲載している。執筆者別にレビューを一括表示させる事もできるのが面白い。同好の士を見つけるのに便利そうだ。
■ オールアバウト 映画
http://allabout.co.jp/entertainment/movie/
専門ガイドによる解説記事でお馴染みのオールアバウト。映画カテゴリでは南樹里氏によるガイド記事と充実のリンク集が用意されている。試写レポートなども掲載されているので、映画評論集としても楽しめるだろう。
■ 映画館に行こう!
http://www.eigakan.org/intro.shtml
映画の配給会社や業界団体が共同で展開するキャンペーン。2005年6月まで、50歳以上の夫婦を対象にした「夫婦50割引」を実施中。対象となる夫婦なら、映画を「2人で2000円」で楽しめるという。第2弾キャンペーンにも期待したい。
(2005/5/27)
[森田秀一]
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