8月24日、秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス(TX)」が開通した。単に電気街としてだけでなくマニアの街としても発展を続ける秋葉原に、新しい人の流れが生み出されることになるだろう。そんな秋葉原を前後編2回に分けて特集する。前編ではTX開通に前後する形で登場した新スポットやPCショップ関係のサイトをご紹介する。
●秋葉原の新しい顔
まずは秋葉原に誕生した新スポットから紹介する。なんといっても中心となるのは、秋葉原駅周辺地区。かつて青果市場だった地域が整理され、高層ビルの建ち並ぶ現代的な街並みが作り上げられた。
■ つくばエクスプレス
http://www.mir.co.jp/
秋葉原からつくばまでを最短45分でつなぐTX。総延長58.3km、駅数は20。全路線で高架もしくは地下を通行し、踏切は一切ない。一部の車両では、走行中の無線LAN接続実験も行なわれている。運賃は初乗り160円。秋葉原から終点つくばまでは1,150円だ。
■ えきねっと各駅情報 秋葉原
http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=41
JR東日本が運営する旅行情報サイト「えきねっと」で公開中の、秋葉原駅情報。残念ながら9月1日現在、つくばエクスプレスや駅改装後の情報が追加されていない。更新を待とう。
■ ヨドバシカメラ「マルチメディアAKIBA」店
http://www.yodobashi-akiba.com/
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/contents/41410992.html
PCショップに足繁く通う人の興味の的といえば、ついに秋葉原に進出する大型カメラ量販店のヨドバシカメラだろう。9月16日オープン予定で、全9階のフロアは、PCや家電だけでなく、書籍、飲食街、ゴルフ練習場などとバラエティに富んでいる。店頭では、ゴールドポイントカードにクレジットカード機能がついた「ヨドバシカメラゴールドポイントカードIC eLIO」の申し込みも可能だ。
■ 秋葉原クロスフィールド
http://www.akiba-cross.jp/
秋葉原ダイビル、秋葉原UDXなどの高層ビルが建ち並ぶ、秋葉原駅周辺の再開発地域の総称が「秋葉原クロスフィールド」。こちらのサイトはNTT都市開発などが出資するクロスフィールドマネジメントが運営しており、街作りコンセプトやイベント情報を掲載している。
■ ダイビル 秋葉原プロジェクト
http://www.daibiru.co.jp/tokyo/akihabara.html
クロスフィールド内にそびえ立つ地上31階・地下2階立ての「秋葉原ダイビル」が紹介されている。オフィスビルとしての機能が中心だが、低層階には飲食店や駐車場も用意されており、秋葉原利用者には便利な施設だ。
■ 秋葉原コンベンションホール
http://www.akibahall.com/
秋葉原ダイビルの展示見本市や集会・講演会向けホール。すでに記者発表会や一般ユーザー向けイベントも行なわれている。ダイビル2階部分がシアター形式のホール、5階が会議室だ。
■ インテージ秋葉原ビル(インテージのニュースリリース)
http://www.intage.co.jp/news/2005/nr050815.html
再開発地区に建設された大小さまざまなビルのうちの1つ。当初は「オリックス秋葉原ビル」と仮称されていたが、リサーチ業のインテージが命名権を取得し、「インテージ秋葉原ビル」が正式名称となった。オフィス・賃貸住宅としての利用が中心となる模様。
■ アトレヴィ秋葉原
http://www.atre.co.jp/vie/akihabara/
飲食店中心の駅ビル。JR秋葉原駅に隣接しており、店舗は6月にオープンしたばかり。コーヒーショップ「タリーズコーヒー」を始め、上海料理の「上海食」やインド料理の「新宿ボンベイ」などバラエティ豊かな店舗が軒を連ねる。
■ パークタワー秋葉原
http://www.mitsui-hanbai.co.jp/shinchiku/A4039001/
アキバ依存度の高い人なら一度は「アキバに住みたい!」と思うはずだ。こちらは現在建設が進んでいる21階建ての高層マンション。JR秋葉原駅から徒歩4分と利便性の高い立地が特長。間取りにもよるが3,000万円台からの物件が用意されている。
■ TOKYO TIMES TOWER
http://www.t-t-t.jp/
地上40階立ての超高層マンション。ダイビルなどと並び、比較的早い時期から建設が進んでいたため、目にする機会も多かっただろう。分譲価格は、高層階の3LDK物件で1億円を越える高級マンションだ。
■ ドン・キホーテ 秋葉原店
http://www.donki.com/c/shop/shop.php?lang=&shopid=98
中央通り沿いに立地する。2004年8月のオープンから早1年、すっかりお馴染みの存在となった。10時から朝5時まで営業中。
■ tansei.net 秋葉原再開発情報 速報!
http://www.tansei.net/akihabara_top.htm
秋葉原再開発の様子を、2003年5月から写真で紹介している。建設の進む工事現場などを写真で振り返ることができる。内装ディスプレイ業などを手がける丹青社の広報サイト「tansei.net」に掲載中だ。
●広いフロアが魅力~大型電気店
続いては、広大なフロアを有する大型電気店のサイトを見ていこう。全国チェーン展開するグループの本店・旗艦店も多い秋葉原。品揃えも充実している。
■ 秋葉原ホームページ
http://www.akiba.or.jp/
電気街で店を構える企業約160社が参画する任意団体「秋葉原電気街振興会」の公式サイト。秋葉原のガイドブック的な内容で、団体加盟店や飲食店の所在地マップも掲載している。キャンペーン情報も掲載しているので、出かける前にチェックするのもいいだろう。
■ ラオックス
http://www.laox.co.jp/
PCや家電製品に加え、玩具や映像ソフトなども幅広く取り揃えている。秋葉原には9店舗あり、旗艦店となる「ザ・コンピュータ館」は先頃リニューアルしたばかり。ポイントカード「ラオックスメンバーズカード」を発行している。
■ 石丸電気
http://www.ishimaru.co.jp/
主に関東圏を中心に営業しており、秋葉原に10店舗を構える大型電気店チェーン。家電製品の品揃えに加え、女性アイドルらによるCD・DVD発売イベントを週末ごとに開催することでも知られている。現在改装作業中のヤマギワ東京本店も、石丸電気グループの業務提携店舗という位置付けだ。ポイントカードの「アイアイカード」は、貯めたポイントを九十九電機でも利用できる。
■ ヤマギワ
http://www.yamagiwa.co.jp/
インテリアや照明機器の大型販売店である「ヤマギワリビナ本館」を展開している。高級品中心の品揃えには定評がある。
■ サトームセン
http://www.satomusen.co.jp/
秋葉原では現在5つの店舗が営業中。品揃えは家電製品が中心で、JR秋葉原駅の電気街口にほど近いエリアに店舗が集中している。ポイントカードも発行しており、申し込むとサトームセン各店で利用できる500円の商品券がもらえる。
■ ロケット
http://www.rocket-co.co.jp/
蛍光色の看板が眩しいロケット。秋葉原の象徴的なビジュアルとして、テレビ番組などでもよく目にする。本店は、TX開通に伴って開設されたJR秋葉原駅の新しい改札口の真横だ。アマチュア無線の専門店舗もある。
■ 秋葉原ラジオ会館
http://www.radiokaikan.org/
通称「ラジカン」。入り口には「世界のラジオ会館」という大きな看板が掲げられており、電気街へと足を踏み出すせば自ずと見えてくるはず。中小の専門店が入居しており、近年はホビーショップなどマニア層向け出店も目立っている。
■ 秋葉原ラジオセンター
http://www.radiocenter.co.jp/
JR秋葉原駅からすぐの総武線ガード下にある。電気製品の販売はもちろんだが、どちらかえといえば電子部品を扱う店の多さで有名。電気抵抗やコンデンサなどを探すなら忘れてはならない場所だ。
■ 東京ラジオデパート
http://www.toradi.com/
総武線高架沿にある電子部品店の“デパート”。公式サイトには、入居する店舗の一覧表に加え、取扱商品リストも掲載されているので上手に活用したい。
●“自作派の友”PCパーツショップを巡る
ここからは、自作PC用パーツなどの品揃えに自信を持つ専門店の公式サイトを見ていこう。電気街の各所にパーツショップが点在している。同じ系列のショップでも店舗ごとに特売品が異なる場合があるので、事前に公式サイトなどで確認しよう。
■ Sofmap.com 店舗情報 秋葉原地区
http://tenpo.sofmap.com/tenpo/shop/akihabara_area.htm
中古PCの買取・販売やテレビゲーム・PCソフトなども販売するPC専門チェーン。電気街では大小15の店舗が各エリアで営業中。自作用パーツを探している人はカクタソフマップが便利。買取金額が10%増加するポイントカード「ソフマップカード」を発行する。
■ TSUKUMO ネットショップ
http://www.tsukumo.co.jp/store/akiba/
秋葉原では7つの店舗を展開するPC専門店。パーツ単品はもちろん、「自給自作」というPC組み立てキットも販売している。また「ツクモeXカード」というポイントカードを発行。こちらも買取金額が10%アップする。
■ クレバリー
http://www.clevery.co.jp/
http://blog.livedoor.jp/y_kuma/
中央通り沿いヤマギワソフト裏にある、PCショップ集中地帯に3つの店舗を構える。店頭POPに描かれるクマのイラストに覚えのある方も多いはず。人気商品ランキングや裏話を伝えるブログもある。
■ TWOTOP
http://shopinfo.twotop.co.jp/
電気街を含め、全国に16店舗をチェーン展開する。秋葉原本店は自作パーツに加え、オリジナルブランドPCの陳列にも力を入れる。こちらのページでは、週末特価情報の公開も行なわれている。
■ フェイス
http://www.faith-go.co.jp/
全国に4店舗を展開。東京秋葉原本店は、地下鉄末広町駅に近いエリアで営業中だ。オリジナルブランドのPCに加えて、パーツ類全般の品揃えが豊か。ケース類の展示も豊富だ。
■ BLESS INTERNET SHOP
http://www.bless.co.jp/
「手作りPCの店 ブレス」の公式サイト。パーツ単品、オリジナルPC、組み立てキットなどの通販を行なっている。秋葉原の店舗は、中央通りを神田明神に向かって左折してすぐの場所。
■ TWOTOP
http://shopinfo.twotop.co.jp/
電気街を含め、全国に16店舗をチェーン展開する。秋葉原本店は自作パーツに加え、オリジナルブランドPCの陳列にも力を入れる。こちらのページでは、週末特価情報の公開も行なわれている。
■ 俺コンハウス
https://www.akibagai.com/ShopMenu/top/shop.asp
https://www.akibagai.com/Mise/akiba/top.html
電子機器商社のスズデンが運営する、PCパーツ販売の小売店。クレバリーなどが店を構えるパーツショップ街のそばにある。また、中央通り沿いには、ネットワーク機器類を中心に取り扱う「俺コンアキバ」もある。
■ PC-Success
http://www.pc-success.co.jp/
価格の安さとWeb通販で有名なパーツショップ。店頭でも販売を行なっている。秋葉原駅からはちょっと遠いが、高速電脳がある交差点のファミレス「ジョナサン」の2階が本店だ。お店に行くときの目印にしよう。
■ USER'S SIDE
http://www.users-side.co.jp/
秋葉原本店は末広町寄りの外神田3丁目。通販などを行なう公式サイトで特に目立つのは、「USER SIDE WEB Press」というページ。電源の写真付き分解記事など、かなり突っ込んだ技術解説が行なわれている。
■ ZOA秋葉原本店
http://www.zoa.co.jp/zoa20/zoa20.htm
http://blog.goo.ne.jp/zoa20/
JR秋葉原駅徒歩8分。地下鉄銀座線を利用している人なら、末広町駅から徒歩5分と便利だ。メモリカードの動作チェックサービスを行なっており、手持ちのメモリカード機器を持参すれば、購入前に動作確認できる。
■ ワンネスインターネットショップ
http://www.oneness-corp.com/
http://www.oneness-corp.com/press/news_20050812.html
新興のパーツショップなのだが、8月から貸し自転車サービス「貸しチャリ」も開始した。料金は1日500円となかなかお手頃。街全体が比較的空いている平日に利用したいところだ。
■ パソコンショップ・アーク
http://www.ark-pc.jp/
高層マンション「TOKYO TIMES TOWER」の斜向かいにあるPCショップ。公式サイトではパーツ類に加え、ゲーム操作デバイスの専門ページなどを設け、通販を受け付けている。
(2005/9/2)
[森田秀一]
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