現地時間の2月10日、第20回オリンピック冬季競技大会がイタリア・トリノで開幕する。17日間の会期中、スキー、スケートなど7競技84種目でメダルを競う。日本からも過去最大規模の選手団(112名)が現地に乗り込む。メダルの数をどこまで伸ばせるだろうか? 今回は、観戦に役立つ各種サイトをご案内する。
●トリノ五輪の基礎情報をチェック
まずは、トリノオリンピックを観る上で参考になる基礎的な情報からチェックしていこう。日本オリンピック委員会などの公式サイトをまとめた。
■ JOC 日本オリンピック委員会
http://www.joc.or.jp/
日本オリンピック委員会(JOC)の公式サイト。競技種目の解説から関係者インタビューまで幅広い情報が揃う。冬季スポーツに詳しい人もそうでない人も、まずは一読をお勧めする。
■ Torino 2006
http://www.torino2006.org/ENG/OlympicGames/home/
こちらはトリノオリンピックの公式サイト。基礎的な情報に加え、開幕を控えた現地の最新情報などが掲載されている。イタリア語版とともに英語版が公開中なので、翻訳サービスなどを活用してみよう。「Spectator Guide」のページでは、PDF形式の観戦ガイドも配布中だ。
■ 国立スポーツ科学センター
http://www.jiss.naash.go.jp/
競技力の向上を目指して設立された国立機関。トリノオリンピックについても特集ページを設けており、選手やコーチのインタビューなどを掲載している。
■ 日本障害者スポーツ協会
http://www.jsad.or.jp/
トリノオリンピック終了後の3月10日からは、障害者スポーツの祭典「トリノ冬季パラリンピック」が開幕する。日本障害者スポーツ協会もパラリンピックに選手を派遣する。
●テレビで応援しよう!
時差の関係で日本での生中継は、残念ながら深夜から早朝にかけてだが、なんといってもテレビが手軽に観戦できる。ここではテレビ放送各局のオリンピック関連サイトを紹介する。番組スケジュールは、当日のテレビ番組表などで最終確認してほしい。
■ NHK トリノオリンピック オンライン
http://www3.nhk.or.jp/olympic/
NHKでは地上波・BS合計657時間に渡ってオリンピック関連番組を放送。地上波チャンネルでは11日の早朝3時55分から開会式を中継する。同日19時30分からはノルディック複合個人ジャンプを放映予定。
■ 日本テレビ スポーツ
http://www.ntv.co.jp/sportsmenu/
日本テレビのスポーツ番組関連ページ。オリンピック特集ページは3日時点では用意されていないが、11日22時から翌日早朝にかけて、モーグル女子決勝などを中継する。番組のメインキャスターは元日本代表スキー選手の荻原次晴。女優の上戸彩もスペシャルキャスターとして登場する。
■ TBS スポーツ 中継カレンダー
http://www.tbs.co.jp/sports/calendar/
TBSが放映予定のスポーツ中継番組の一覧表。14日23時30分から、スピードスケートや男子フィギュアスケートを放映する予定。また、オリンピック関連番組のキャスターをSMAPの中居正広が務める。
■ フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/
フジテレビではスペシャルキャスターに浜田雅功を起用。12日18時からのスノーボード 男子ハーフパイプ予選を皮切りに注目の競技を中継する。大会終盤の24日深夜には、フィギュアスケートのエキシビジョンも放送する予定。
■ テレビ朝日
http://www.tv-asahi.co.jp/
テレビ朝日の公式サイトでも、オリンピック関連ページは3日時点でオープンしていない。11日8時からは開会式のハイライトを放送する予定。番組キャスターは元プロテニス選手の松岡修造。
■ テレビ東京 トリノオリンピック
http://www.tv-tokyo.co.jp/torino2006/
タレントの藤井隆、眞鍋かをりが総合キャスターを務める。13日23時30分から、スノーボード女子ハーフパイプ決勝などを放映予定。公式サイトでは、現地レポートを担当する滝井礼乃アナウンサーによる取材日誌も掲載中だ。
●ポータルや新聞社などメディア各社も万全の体制
オリンピック期間中はYahoo! JAPANなどのポータルサイトや新聞社など各報道機関も特別体制を敷くなど力を入れる。各社サイトとも、開幕前から読みもの系記事を充実させている。
■ Yahoo!スポーツ×スポーツナビ トリノオリンピック特集
http://torino.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANの特集ページ。国内外の注目選手を入賞歴とともに紹介するほか、競技別ニュース速報のページを設けている。また、国別獲得メダル数のページも準備中だ。
■ Yahoo! JAPAN トリノ冬季オリンピック日本選手団にエールを送ろう!
http://ganbare-nippon.yahoo.co.jp/
ユーザーから寄せられた写真を組み合わせ、1つの大きな画像にするフォトモザイクキャンペーンが行なわれている。Yahoo! JAPAN IDを取得すれば誰でも応募できる。このほかにもチャリティーオークションを実施。選手サイン入りグッズなどが出品されている。
■ goo スポーツ NumberWeb トリノ五輪特集
http://number.goo.ne.jp/torino/
スポーツ誌「Number」編集によるトリノオリンピック特集サイト。注目選手別に過去のニュースをチェックできる。特別連載と銘打ったコラムも、すでに第3回まで掲載している。
■ Sports@nifty フィギュアスケート特集
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/
Sports@niftyは、大手ISP「@nifty」が運営するスポーツ情報サイト。中でもフィギュアスケート特集のページはニュースやコラムが充実している。ブログ形式になっているので、コメント・トラックバックの送信も可能だ。
■ YOMIURI ONLINE トリノ五輪
http://www.yomiuri.co.jp/torino/
読売新聞の特集ページ、取材団ブログのほか、Flashによる競技解説コーナーなどがすでにオープンしている。「3Dシアター」のページではモーグル、フィギュアスケートなど注目競技の決め技を3D映像で解説している。
■ asahi.com トリノ五輪ニュース
http://www2.asahi.com/torino2006/
朝日新聞では速報はもちろん、現地イタリアの文化を学べる特集コンテンツを用意した。イタリア在住コラムニスト、大矢アキオ氏による現地レポート「トリノは1日にして成る?」や「ピエモンテからの食だより」などを掲載している。
■ MSN毎日インタラクティブ トリノ冬季五輪2006
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/gorin/
「冬の軌跡~冬季五輪の歴史」「世界のエース」などの特集コラムを多数掲載。フィギュアスケート関連記事の充実には目を見張るものがある。フィギュアジャンプの解説ページもあり、観戦前に一読すれば見分け方もよくわかるようになる。
■ 時事ドットコム トリノ冬季五輪特集
http://sports.jiji.com/torino/
時事通信のトリノオリンピック特集サイト。「トリノ フォトニュース」のページでは、予選会や各種行事の様子を収めた写真が多数掲載されている。
■ Sponichi Annex トリノ五輪
http://www.sponichi.co.jp/olympic/
「五つ星」「翔べTORINOへ」のコーナーでは注目選手に密着。各選手がオリンピックへの思いを語っている。「雪と氷の名勝負」のコーナーでは、過去の冬季オリンピック名場面を回顧。そのほかに選手名鑑も掲載中。
■ SANSPO.COM トリノ五輪特集 選手名鑑
http://www.sanspo.com/torino2006/info/player/player.html
オリンピック関連ニュースに加え、日本選手団の顔写真や所属企業、出身地などを一覧できる選手名鑑を公開中。一部選手の個人別解説ページでは、入賞歴や近況もチェックできる。
●注目選手の公式サイト~ブログも充実
続いては、出場選手自身の公式サイトや所属チームのサイトを紹介する。開幕を控え、壮行会への出席などに忙しい選手たちの素顔に触れることができるだろう。また、最近のトレンドは、なんといってもブログ。オリンピック出場選手も例外ではないようだ。
■ Miki-Ando.jp
http://www.miki-ando.jp/
トリノオリンピックの女子フィギュアスケート代表に選ばれた安藤美姫の公式サイト。安藤選手からのメッセージ、フォトダイアリーが公開されている。また「To MIKI」のページでは、ファンから寄せられたメッセージも掲載中。
■ Fumie Suguri Official website
http://www.fumiesuguri.com/
トリノオリンピック日本選手団の副主将を務めるフィギュアスケートの村主章枝。更新は停滞中の模様だが、今後の更新に期待しよう。
■ 荒川静香 Official Web Site
http://www.shizuka-arakawa.com/
女子フィギュアスケート代表の荒川静香の公式サイト。本人からのメッセージや練習の様子を捉えたフォトレポートを掲載する。また1月27日発売のパーソナルDVD「Moment~Beautiful Skating」のサンプル映像も配信している。
■ 里谷多英オフィシャルサイト
http://www.satoya-tae.com/
長野オリンピック 女子モーグルで金メダルを獲得した里谷多英の公式サイト。コーチのコラム、スポーツキャスター奥寺アナウンサーによる取材メモなど中身の濃いレポートを掲載している。
■ 上村愛子のRoad to Torino
http://blog.excite.co.jp/aikouemura/
北野建設スキー部所属のモーグル選手である上村愛子。プライベートな内容からスキー選手としての活動レポートまで、各種の記事が1週間に1件程度のペースで更新されている。1つの記事に対するコメントやトラックバックが100件を超えることも少なくない。
■ 今井メロ公式blog mellow style
http://mellowstyle.jp/melo/
スノーボード女子ハーフパイプなどで活躍する今井メロ。公式サイト「MELLOW STYLE」内でブログを公開している。コメントやトラックバックも送信できる。携帯電話からの応援メッセージも募集している。
■ 清水宏保 公式BLOG
http://shimizu.at.webry.info/
http://www.necsports.net/shimizu/news/archive/index.php
長野オリンピックのスピードスケート男子500m金メダリスト清水宏保の公式ブログ。清水選手本人とマネージャーが記事をエントリーしている。所属するNECのスポーツ活動情報サイトにも詳しい活動レポートが掲載中なので、併せて読みたい。
■ 寺尾悟のホームページ
http://www.satoru-terao.com/
スケートの男子ショートトラック代表、寺尾悟のホームページ。注目したいのは日記のページ。1997年10月の中京大学在学時から、トヨタ自動車所属の現在まで、約8年分のバックナンバーが保存されている。リレハンメル、長野、ソルトレークと3大会を駆け抜けた選手の一代記だ。
■ ジャンプ雪印
http://www.snowbrand.co.jp/jump/jump.html
トリノオリンピックのジャンプ競技への出場が内定した原田雅彦、岡部孝信の2名を擁する雪印乳業ジャンプチームの公式サイト。チームの活動記録やイベントレポートなどが掲載されている。飛型点などに言及したルール解説のページも面白い。
■ 土屋ホームスキー部“TEAM TSUCHIYA”
http://www.tsuchiya.co.jp/ski/
葛西紀明、伊東大貴の2選手がジャンプ競技で、高橋大斗がノルディック複合でトリノ大会に出場する土屋ホーム。スキー部のサイトでは、オリンピック壮行会のフォトレポートなどを掲載している。
■ チームアルビレックス新潟
http://www.team-albirex.com/
新潟県を拠点に活動するスキー・スノーボードチーム。サッカーのアルビレックス新潟とは「関係・協力団体」という位置付けにある。トリノへは皆川賢太郎、吉岡大輔、廣井法代らスキーのアルペン競技3選手が出場予定。ブログでも最新情報を公開している。
■ 日本電産サンキョースケート部
http://www.nidec-sankyo.co.jp/skate/
長野県諏訪郡下諏訪町に本社のある日本電産サンキョーのスケート部公式サイト。大菅小百合、吉井小百合、加藤条治、長島圭一郎の4名がスピードスケート競技でトリノオリンピックに出場予定だ。中でも加藤選手は2005年11月に男子500mの世界記録をマークしており、メダルの期待がかかる。
■ 富士急スケーターズサイト
http://www.fujikyu.co.jp/skate/
富士急行スケート部からは岡崎朋美、渡邊ゆかり、大津広美、石野枝里子の4選手がトリノへ出場する。「What's Hot」のページから最新の写真レポートをチェックできる。各選手のコメント・プロフィール情報も豊富。
■ J SPORTS STYLE Road to Torino
http://blog.excite.co.jp/jsports/
CSチャンネル「J SPORTS STYLE」によるブログ。番組情報やプレゼント企画の記事を織り交ぜつつ、田村岳斗、三宮恵利子をはじめとした元スポーツ選手らによるコラムを掲載している。
●競技団体の公式サイトで、好きな競技を詳しくチェック
競技団体の公式サイトも紹介しておこう。興味を持った競技について、より詳しく知りたい場合などにぜひチェックしてほしい。
■ 全日本スキー連盟
http://www.ski-japan.or.jp/
国内のスキー競技全般の情報を掲載。トリノオリンピック出場内定選手の一覧表も掲載中。最新の大会ニュースなども写真付きで読むことができる。
■ 日本スケート連盟
http://www.skatingjapan.or.jp/
スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートの大会情報が満載。トップページのニュース一覧に各種情報が揃っているのでチェックしておきたい。PDF形式のルールブックや、フィギュアスケート採点システムQ&Aなども用意している。
■ 冬季戦技教育隊
http://www.nae.jgsdf.go.jp/cwct/index.htm
クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせたバイアスロン競技に興味のある方はこちら。陸上自衛隊唯一の冬季専門部隊、略称“冬戦教”のサイトだ。バイアスロン日本代表選手団10名はすべて、この冬戦教に所属しているという。
■ 長野県ボブスレー・リュージュ連盟
http://www.valley.ne.jp/~bobluge/
アジアで唯一のソリ競技専用競技場を使って練習する長野県ボブスレー・リュージュ連盟。ボブスレー、リュージュ、スケルトンという3つのソリ競技に関するルールや豆知識を紹介している。
■ 日本カーリング協会
http://www.curling.or.jp/
http://www.tokyocurling.com/
ストーンと呼ばれる大型の石を氷上に滑らせ、ターゲットへの近さによって決まる得点を競うのがカーリングだ。日本代表には小野寺歩ら5名が選出されている。用語やルールについては東京都カーリング協会のサイトが詳しい。
■ 日本アイスホッケー連盟
http://www.jihf.or.jp/
氷上の格闘技アイスホッケー。残念ながら日本代表チームはトリノオリンピックへ出場できないが、ロシアやカナダなど強豪国による激戦に注目が集まる。日本アイスホッケー連盟のサイトでは、国内の試合結果に加え、全7ページのアイスホッケーガイド(PDF形式)を公開している。
●オリンピックをもっと楽しむために
最後に、日本オリンピック委員会のパートナー企業による特設サイトや現地の情報サイトなどをまとめた。もっとオリンピックを楽しみたい人はぜひチェックしてほしい。
■ キリン トリノオリンピック日本代表応援 がんばれ! ニッポン! プロジェクト
http://www.kirin.co.jp/torino/
Flashで表現されたトリノの空に約20種類の応援メッセージを選んで自分のイニシャルとともに表示できるという企画。注目選手からのメッセージも掲載している。
■ Panasonic Olympic Games in Action
http://panasonic.co.jp/olympic/jp/
1984年以降の夏季・冬季オリンピックを振り返る内容。メダル獲得の瞬間を捉えたダイジェスト映像もふんだんに盛り込まれている。松下電器がオリンピックに向けて取り組んでいる活動、広告展開なども紹介中だ。
■ トリノ冬季オリンピック記念ThinkPad
http://www-06.ibm.com/jp/pc/ld/thinkpad/se_tpz60/
レノボでは、ThinkPadのトリノオリンピック記念モデルを限定発売する。「Special Edition ThinkPad Z60t/Z60m」の2モデルで、オリンピックのロゴをボディにあしらっている。Bluetooth機能搭載のSpecial Edition ThinkPad Z60t(2511FFJ)はダイレクト価格で217,350円。
■ がんばれ! ニッポン! 表彰台独占キャンペーン
http://www.ganbarecp.jp/pc/nn/
NTTドコモのプレゼントキャンペーン。簡単なクイズに答えて応募すると、金・銀・銅のドコモダケが抽選で10名に当たるという。締切は2月28日。
■ VISA トリノオリンピック応援キャンペーン
http://www.visa-e-mailclub.com/cu/torino_campaign_2005.html
トリノオリンピックのワールドワイドパートナーであるビザ・インターナショナルでは、VISAカード会員向けオリンピック応援ツアーなどのキャンペーンを実施中。一部は終了してしまったものもあるが、現在募集しているツアーには、オリジナル応援グッズがもらえるものもある。
■ 日清オイリオ ビューティフルエナジー
http://www.nisshin-oillio.com/be/
日清オイリオによるオリンピック関連活動を紹介。広告キャラクターに起用している上村愛子へのインタビューも読める。「スポーツ栄養講座」のページでは外食の上手な摂り方なども指南する。
■ インテリジェンスのアスリート応援サイト
http://www.inte.co.jp/athlete/
転職支援サービスのインテリジェンスが運営するサイト。オリンピック選手の引退後に言及した「セカンドキャリアインタビュー」が読める。
■ イタリア大使館
http://www.ambtokyo.esteri.it/ambasciata_tokyo
東京・港区にあるイタリア大使館のサイト。オリンピック関連のページはないものの、イタリアの文化や経済といった基礎的な情報を短い文章でまとめている。
■ 外務省 海外安全ホームページ イタリア
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=153#header
外務省が海外渡航者向けに公開している安全情報のページ。もちろんイタリアについても掲載されている。現地トリノまで応援に行く方は是非チェックしておこう。
■ トリノ通信
http://www.japanit.it/torino/
オリンピックの開催地であるトリノについて詳しい情報サイト。現地に移り住んだ管理人が個人運営しているという。トリノでの交通手段や観光スポットをチェックできる。
(2006/2/3)
[森田秀一]
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