気になる商品の値段を調べる。美味しいお店の場所を地図で確認する。「○○をネットで検索してください」というテレビCMも増加するなど、生活のあらゆるシーンで“ネット検索”が使われ、検索スキルが当然のように求められる時代になった。そこで今回は、インターネット活用の基本中の基本サービス、検索サイトのリンク集をお届けする。
基本ではあるが、ブログ検索やテキストマイニング技術を取り入れたものなど、利用者の広がりに伴い、さまざまな需要に応えるべく、サービスも進化している。知ってると知らないとでは、得られる情報量に大きな差がつくのが検索サービスだ。この機会に、まだ利用したことのないサービスもチェックしてみることをおすすめしたい。
●定番の検索ポータルを再確認
まずは大手のポータルサイトを見ていこう。検索サービスの提供を中心に、ニュースや天気予報など、毎日役立つ生活情報が集約されている。各サイトともそれぞれ個性があるので、実際に使って比較してみよう。最近の流行は、入力したキーワードに応じて関連語をピックアップしてくれる機能。多くの検索エンジンで採用されている。
■ Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
http://search.yahoo.co.jp/
国内最大手のポータルサイト。ロボット型検索エンジンに加え、ディレクトリ型検索サービスを展開している。1つの検索フォームから画像、音声、動画、ニュースなど各ジャンル別に結果を表示させることができる。また「キーワード入力補助機能」などが利用可能な検索専門のページもある。
■ Google
http://www.google.co.jp/
通常のWebサイト検索に加え、画像やニュース、地図の検索も可能。検索最高位のページを自動的に開く「I'm Feeling Lucky」ボタンなどさまざまな特殊検索機能がある。路線検索もその1つ。ヘルプを参考に試してみよう。
■ goo
http://www.goo.ne.jp/
NTTレゾナントが運営するポータルサイトで、検索結果表示のカスタマイズ機能が充実。通常のWeb検索時に関連画像を表示させたり、「ブログフィルター機能」で検索結果からブログを除外させることが可能。また検索語に応じた関連ニュースなども表示してくれる。
■ MSN
http://jp.msn.com/
http://www.live.com/
ポータルサイト「MSN」による検索は、新しい検索エンジン「Live サーチ」を使用する形式に変更された。特に、画像検索機能が大幅に強化されたとしており、サムネイル画像のサイズをスライダーのドラッグ操作だけで簡単に調整することが可能。また、成人向けのテキストや画像を非表示にすることもできる。
■ インフォシーク
http://www.infoseek.co.jp/
Google、Infoseek2種類の検索エンジンを選んで利用できる。会員サービスにログインした状態で検索すると、キーワードを履歴として保存することができる。検索語に応じてニュースやショッピングサイト情報などを表示してくれるが、あえて非表示にすることも可能だ。
■ エキサイト
http://www.excite.co.jp/
エキサイトの検索サービスは、結果表示画面のシンプルさが特徴。とはいえ、Web検索の結果にあわせてイメージ検索の結果を一部表示したり、コミュニティサービス「ネームカードフォーラム」へのリンクも表示してくれる。
■ livedoor
http://www.livedoor.com/
http://search.livedoor.com/
livedoorでもWeb検索の結果画面では、関連キーワードに加え、ブログ記事へのリンクなどを表示してくれる。さらに「注目ワード」や「新語探検」など、読んで楽しめるコンテンツも揃っている。
■ フレッシュアイ
http://www.fresheye.com/
トップページのタブを選択することで、検索結果をスコア順ではなく新着順に表示することが可能。また製品や企業関連の新着ページを知らせてくれる「サイトナビ」機能も用意されている。2つあわせて利用すれば、より新規性の高いページを探せるだろう。
■ Ask.jp
http://ask.jp/
TOPページでは注目キーワードのランキングを折れ線チャート形式で表示する。また、検索結果を保存してくれる「MyAsk」や、検索語を数多くリンクしているサイトを自動的にリストアップする機能も便利だ。
■ @search
http://www.nifty.com/search/
@niftyのサービスで、検索エンジンにはGoogleを採用。検索結果ページのカスタマイズ性に優れており、背景のデザインテンプレートを変更したり、キーワードをカラー強調表示することができる。
■ MARS FLAG
http://www.marsflag.com/
リンク先サイトのサムネイル表示が可能な検索エンジン。サムネイルのサイズを変更したり、マウスカーソルを重ねることで拡大表示させるかなどを選んで設定しておける。なおアダルトサイトなどを非表示にすることもできる。
■ Mooter
http://www.mooter.co.jp/
StarBurst検索では、 キーワードに関連するカテゴリ情報を星形に表示するビジュアルが特徴的。リンクの上にマウスカーソルを重ねるだけで、サイト概要を表示する機能もある。検索結果を羅列する、一般的な検索もできる。
●最新トピックをチェック! ブログ検索
近年はブログだけを対象とした検索サービスも増加しつつある。公開されたページをいち早く検索対象に加え、キーワード適合度順・更新日時順で結果を表示したりできるのが特徴だ。pingによって最新の更新記事を結果に反映しやすいブログ検索では、テレビで取り上げたばかりの最新トピックや、映画や店舗の評判など口コミ情報を探すのに適している。用途やシーンに応じて一般の検索サービスと使い分けよう。
■ Yahoo!ブログ検索(ベータ版)
http://blog-search.yahoo.co.jp/
検索された回数をもとに注目度を算出し、チャート表示する機能などを備える。検索の絞り込み機能として、特定期間内に更新された記事のみをリストアップすることも可能だ。このブログ検索機能は、通常のYahoo! JAPAN TOPページからボタン切替で利用できる。
■ Google ブログ検索
http://blogsearch.google.co.jp/
Googleによる、ブログに特化した検索サービス。検索結果画面からは、関連度順・更新日時順によるソートに加え、投稿日時による絞り込みが簡単に行なえる。また検索結果をRSS出力しているので、注目キーワードを継続的にチェックする用途にも向いている。
■ goo ブログ
http://blog.goo.ne.jp/
http://ranger.labs.goo.ne.jp/
無料ブログでおなじみのgooだが、検索サービスも提供中。国内全般のブログと対象とするか、あるいはgoo ブログだけ検索するか選べる。検索オプションの指定で、サイト名・記事タイトルだけを検索対象にすることも可能。なお実験的な検索サービス「BLOGRANGER」も別ページにて提供されている。
■ テクノラティ
http://www.technorati.jp/
リアルタイム性をアピールする検索エンジンの1つで、“ブログ界で何が起きているかを確認する”のに最適という。TOPページでは注目キーワードがランキングされるほか、用語自体の解説文も読める。検索結果画面からは、キーワードに関連した記事の増加ペースを確認できる。ブログへのリンク数をもとに結果を絞り込む「オーソリティ」機能にも注目したい。
■ blogWatcher
http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/
東京工業大学 精密工学研究所の奥村研究室によるブログ検索ツール。現在のバージョンは「blogWatcher 3.0b」。キーワード対象の評判を解析したり、ブログ執筆者の男女別を推定するといった数々の独自機能を搭載している。
■ NAMAAN
http://www.namaan.net/
ブログ専門を謳う検索エンジン。記事更新から最短1分で検索結果に反映させることも可能という。携帯電話向けサービスやFireFoxプラグイン、ブログに貼り付けて使える「NAMAAN Ticker」などの各種ツールも公開している。
■ BlogHeader
http://www.blogheader.com/
ブログを中心に、画像やWebサイトの検索ができる。各ブログの記事内へのリンクと同時に、ブログTOPページへのリンクも表示してくれるのが便利だ。また会員登録すると、検索結果を一時的に保存することも可能。
■ KEYWALKER Blog Search
http://blog.keywalker.jp/
「東京にあるおいしいイタリアン」 など、自然文検索に対応したブログ検索サービス。「AI型ブログ検索エンジン」を標榜しており、芸能人というキーワードを入力した場合などは、具体的な芸能人名も検索対象に加える処理などを行なうという。
■ BlogPeople
http://www.blogpeople.net/
注目は「今週のトレンドワード」。キーワードに関連する検索結果の表示ページ内で、キーワードの概要も同時にチェックできるという仕組み。話題性の高い内容を効率的にチェックするにはうってつけだ。
■ にほんブログ村
http://www.blogmura.com/
ブログ利用者向けのポータルサイト。一般的なブログ記事検索のほか、参加メンバー検索も可能。また旅・地域、スポーツなどカテゴリ別でもブログを探すことができる。
■ ブログファン
http://www.blogfan.org/
タグ参照可能なブログ検索サービスとともに、各種のリンク集などを提供中。特に著名人ブログの紹介コーナーが充実しており、タレントやスポーツ選手のブログが更新順に表示されている。
●質問コミュニティで疑問解決
求めている答えが一般の検索サービスでなかなか見つからないときは、Q&Aサイト、ナレッジコミュニティなどと呼ばれるサイトを利用してみよう。一般的な検索では、キーワードで検索した結果から自分の欲しい情報らしきものをひとつずつ見て探し当てる作業が必要となる。それに対して、Q&Aでは、「友人への手土産で、しゃれたパッケージで日持ちする東京の洋菓子のおすすめを教えてほしい」「最近発売されたこの製品を使って、こういうことができないだろうか」など、自分の環境や用途その他、個別の事情もあわせて相談できるため、そのものずばりの解答を得られる可能性が高い。
■ 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/
利用者が質問と回答をやりとりしあうというコミュニティサイト。すでに200万件を超える質問が上げられていて、過去の質問を検索することも可能だ。カテゴリ別に分類された目次からも質問を探すことができる。
■ OKWave
http://okwave.jp/
オウケイウェイヴ運営のQ&Aコミュニティー。2005年10月にOKWebから改称された。優良回答者へ非公開で質問できる「アンサリスト」のサービスも有償で提供中。前述の教えて!gooをはじめ、各種外部サイトにQ&Aサービスのシステムを提供している。
■ はてな
http://www.hatena.ne.jp/
「人力検索はてな」は、ポイント利用型の質問サイト。1ポイント1円換算のポイント(500ポイントから購入可能)を消費することで質問できる。ポイントは他人の質問に答えることでももらえる。また過去の質問を検索するのは無料だ。
■ Yahoo!知恵袋
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANによる。自分が投稿した質問や回答を一括管理できる「My知恵袋」のページでは、解決率などをグラフ表示してくれる機能が面白い。漫画雑誌「アフタヌーン」と連携した質問キャンペーンも実施中だ。
■ livedoor ナレッジ
http://knowledge.livedoor.com/
livedoorが手がけるQ&Aサイト。質問するには仮想ポイント「ナレ」を消費する必要がある。ナレはサイトへのログイン、回答などで貯まっていく。
■ 答えてねっと
http://www.kotaete-net.net/
マイクロソフトが運営する、パソコン専門のQ&Aサイト。新発売となったWindows Vistaに関する質問なども早速寄せられているようだ。回答数などによって貯まるポイントで、景品と交換できる特典もある。
(2007/02/09)
[森田秀一]
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