インターネット上で公開されているさまざまなサービス。その多くは毎日の仕事に役立つものばかりだ。そこで今回はWebメールや乗換案内、地図などビジネスで使える超・定番サイトを厳選してご紹介しよう。
●基本中の基本! デスクワークを便利にするサービス
それではまず、日常的に使える基本中の基本サービスを見ていこう。さまざまな環境から利用できるWebメールや、難読文字を読むための辞書など、いずれもデスクワークを便利にするものばかり。好みのサイトが見つかったなら、常用できるようにブックマークしておくことをおすすめする。
【Webメール編】
■ Gmail ベータ版
http://mail.google.com/
Webメールの大容量化に先鞭をつけたGmail。その保存容量は日々増大しており、本稿執筆時点では2.85GB超を誇る。さらにAjaxを駆使して実現された使いやすいユーザーインターフェイスも人気の要因だろう。現在はユーザー登録さえすれば誰でも利用できる。
■ Windows Live Hotmail
http://hotmail.msn.co.jp/
マイクロソフトによるWebメールサービス。これまで「MSN Hotmail」の名称で提供していたが、「Windows Live Hotmail」へ改められると同時に、メール保存容量2GBへの拡張や新インターフェースの採用、ウイルス検知機能の強化などが実施された。
■ Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/
無料会員でも1GBまでメールを保存可能。さらにYahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員など有料サービス利用者は1.5~2GBまで保存容量を拡張できる。OutlookなどのメールソフトからYahoo!メールを利用したり、別のメールアカウントに届いたメールをYahoo!メールで確認する機能もある。
【辞書編】
■ Infoseek マルチ辞書
http://dictionary.www.infoseek.co.jp/
国語・英和・和英・カタカナ辞書に加え、漢字辞書も利用可能なのがInfoseekのマルチ辞書サービスだ。辞書引き履歴を自動的に保存してくれるので、一度調べた言葉を改めてキーボード入力する手間も省ける。
■ Yahoo!辞書
http://dic.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANによるオンライン辞書サービス。国語・英和・和英辞書のほか、類語辞書を提供しているのが最大の魅力。言葉の言い換え例などを探すときに便利だ。話題の言葉を日替わりで紹介するコラム「新語探検」も面白い。
■ 三省堂 Web Dictionary
http://www.sanseido.net/
辞書の出版でおなじみの三省堂も、みずからオンライン辞書サービスを提供中。調べたい言葉をフォームから入力すると、デイリーコンサイス国語・英和・和英辞典を一括検索し、結果をまとめて表示してくれる。
【翻訳編】
■ エキサイト 翻訳
http://www.excite.co.jp/world/
英語・中国語・韓国語から日本語への翻訳ができる。URLを指定してページを丸ごと翻訳してくれる機能のほか、翻訳したい文章をフォーム上へ入力しても訳せる。なお日本語から対象3言語への逆方向翻訳もできるので、語学学習にも役立つだろう。
■ livedoor 翻訳
http://translate.livedoor.com/
livedoor 翻訳はサポート言語の多さが魅力。英語・韓国語・中国語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語の合計8言語から日本語への翻訳が可能だ。URLを指定のページ一括翻訳機能もサポートする。
【テンプレート・文例編】
■ Microsoft Office Online テンプレート
http://office.microsoft.com/ja-jp/templates/FX100595491041.aspx?pid=CL100632981041
オフィス文書作成ソフトの定番、Microsoft Office製品で使える表やイラストなどがテンプレートとして公開中。利用者による評価も最大5つ星で明示されているので、ダウンロード前の参考にしよう。
■ e総務.com ビジネス文例集
http://www.e-somu.com/business/businessletter/businessletter_top.html
ビジネスの場面で役立つさまざまな文例を紹介。資料送付時に同封する書面や季節の挨拶など、実践的な例が豊富。コピー&ペーストして使おう。Word形式のサンプルファイルも配布されている。
【ビジネス文書作成ソフト編】
■ Google Docs & Spreadsheets
http://docs.google.com/
Webブラウザ上で利用できるワープロ・表計算ソフト。一般的なソフトのようにインストールする必要がないので、手軽に利用し始められるのが魅力だ。作成したドキュメントを複数人で共有することもできる。
■ OpenOffice.org 日本ユーザー会
http://ja.openoffice.org/
無料で使えるビジネス文書作成ソフト。ワープロ、表計算、プレゼンテーションなど一通りのソフトが揃っている。Microsoft Office製品とも一部互換性があるので「とりあえずPowerPointファイルを開きたい」という時などに使っても良いだろう。
●お出かけ前の便利情報源! 乗換・チケット案内&交通情報
続いては、日常の移動から宿泊をともなう出張まで、あらゆるお出かけ前にチェックしたいWebサイトを見ていこう。鉄道乗換案内や渋滞情報をマメに参照すれば、交通費や時間の節約など経済的メリットも生まれるはずだ。
■ 駅探
http://ekitan.com/
一般的な乗換案内に加えて、時刻表そのものをチェックできるのが駅探だ。地元や勤務地の最寄り駅など、利用頻度の高い駅の時刻表は調べておけば何かと便利だろう。乗換案内機能も、経由駅や利用時刻の指定、さらには乗換に便利な乗車位置のチェックにも対応するなど充実。
■ ジョルダン 乗換案内
http://www.jorudan.co.jp/
パッケージ版の乗換案内ソフトも販売しているジョルダンによる。出発・到着駅をすることで乗車時間・距離、料金の確認が可能。さらに外部サイトと連携することで、宿泊施設やグルメ関連の情報も提供している。
■ Yahoo!路線情報
http://transit.yahoo.co.jp/
出発・到着時刻の指定や終電チェックが可能な乗換案内サービス。他のYahoo! JAPANサービスと連携しているのが特徴で、利用駅周辺の飲食店・ホテルやクーポンの情報を同時に調べることもできる。主要駅向けに出口案内も提供中。
■ Google トランジット
http://www.google.co.jp/transit
Googleが提供を開始したベータ版サービス。最大の魅力は、地図や航空写真と連動した経路表示機能だ。目的地周辺の様子を上空からの視点で確認できる。なお検索オプションとして出発・到着時刻の指定が可能。
【道路交通情報編】
■ 日本道路交通情報センター
http://www.jartic.or.jp/
全国の高速道路・主要一般道路の渋滞情報を公開する。渋滞や規制の様子が簡略地図上にオーバーレイ表示される方式なので状況把握がしやすい。催事による通行止めや、事故に伴う車線規制情報などはテキストによる一覧表でも確認できる。
■ ドラなび
http://www.nexco.ne.jp/
東日本高速道路など3社による道路情報サービス。出発・到着インターチェンジを指定すると、高速道路料金・走行ルートの検索ができる。また「ドライブカレンダー」からは、過去のデータをもとにした渋滞予測を閲覧可能。
【地図編】
■ Google マップ
http://maps.google.co.jp/
マウスのドラッグやホイール操作で直感的に地図を閲覧できる。キーワード入力で目的地をダイレクトに指定することはもちろん、航空写真を参照できるなどさまざまな特徴を備える。目的地周辺の地理・地形を把握するのに最適なサービスといえるだろう。
■ Mapion
http://www.mapion.co.jp/
マウスドラッグによる地図スクロールに対応。地図表示領域を拡張できる「MapionBB」、最寄り駅までの徒歩移動ルートをもふまえた乗換案内「乗換+徒歩ルート」、地点間の距離を測定できる「キョリ測」など関連機能も豊富。
■ ちず丸
http://www.chizumaru.com/
マウスでのドラッグ、クリックによるポイント指定など3種類の方法で地図を操作できる。実験サービス「ちず丸ラボ」も公開しており、こちらではより精細な地図を大画面で閲覧できるのが嬉しい。
■ MapFan Web
http://www.mapfan.com/
カーナビ用地図データ提供元としても知られるインクリメントPのサービスということもあり、ドライブルート検索もできる。無料のMapFan会員登録を行なうと、大画面表示に対応した地図ビューワーや、場所情報をデータベースとして管理する機能などが追加利用できる。
【電話帳編】
■ iタウンページ
http://itp.ne.jp/
紙冊子電話帳「タウンページ」などを発刊するNTT番号情報による店舗情報検索サービス。基本的にはキーワードと住所の一部を入力して検索するが、駅名や著名スポット名称を指定することも可能だ。探した物件の所在地を地図上に表示することもできる。
■ Yahoo!電話帳
http://phonebook.yahoo.co.jp/
地図表示にも対応した電話帳情報サービス。キーワードを入力すると、関連のありそうな施設を全国のデータベースから検索し、リストアップしてくれる。なおカテゴリー検索結果画面からは「Yahoo! クーポン」による割引クーポン情報を参照することも可能。
【出張予約編】
■ じゃらんnet ビジネスホテル
http://www.jalan.net/biz/
リクルートによるビジネスホテル予約サービス。チェックイン後もパソコンを使う人には必須の「部屋でインターネット」や、「内湯・大浴場あり」を検索条件に簡単指定できる。宿泊料金の5%をポイント還元するサービスを実施中。
■ ベストリザーブ
http://www.bestrsv.com/
最安値保証を謳う“パワーホテル”など、割引率の高い宿泊プランを中心に紹介する。各ホテルの情報ページでは実際に宿泊した利用者の口コミ情報なども参照できるので、申し込み前の参考にしたい。
■ 楽天トラベル
http://travel.rakuten.co.jp/
旅行予約サイト最大手の1つ、楽天トラベル。出張に適したビジネスホテルの取り扱いも多く、禁煙ルーム指定や施設内インターネット利用の可否などを絞り込み条件に指定できる。利用料金に応じて楽天スーパーポイントが貯まるサービスも実施中。
【交通チケット編】
■ えきねっと
http://jreast.eki-net.com/
JR東日本の旅情報サイト。 新幹線や特急の乗車券を申し込み、駅の窓口や自動販売機で受け取ることができる。なおJRグループは各地域会社によってオンライン予約サービスが分かれているので、まずは利用したいエリアの会社をチェックしてみよう。
■ JAL
http://www.jal.co.jp/
遠方の出張となれば航空路線の出番だ。JALのWebサイトからは国内線・国際線のオンライン予約ができる。予約状況の検索などチケット購入後のサポートメニューも豊富。当日の運行状況などもチェック可能。
■ ANA 全日空
http://www.ana.co.jp/
全日空のWebサイトからも航空便チケットのオンライン予約が可能。普段の買い物でもポイントが貯まる「ANAマイレージクラブ」に申し込むと、チケット予約手続きもより便利に行なえる。
●最新情報のチェック・共有にはこちら!
インターネットは最新情報のチェックにもぴったり。複数の情報を1ページでまとめてチェックできるカスタマイズホームページや、大手企業でも採用例が増えていえるRSSなどを上手に使って効率的にニュース収集しよう。また近年の潮流になりつつある“情報共有志向”のサービスもこちらにまとめた。
【カスタマイズホームページ編】
■ My Yahoo!
http://my.yahoo.co.jp/
国内外の各種ニュースや天気、自分宛に届いたYahoo!メールなどを1ページでまとめてチェックできる。好みに応じてスポーツの結果や株価情報なども追加できるというカスタマイズ性の高さが魅力だ。
■ iGoogle
http://www.google.co.jp/ig
Googleによるホームページのカスタマイズサービス。このほど名称が「iGoogle」へと変更されたばかりだ。初期状態でもニュースやGoogle マップなどを利用できるが、Gmailの新着チェック機能や第3者が作った時計・カレンダーなどを追加することも可能。
■ Windows Live
http://www.live.com/
マイクロソフトが提供するサービス。他のサイト同様、Windows Live Hotmailのアカウント宛に届いた新着メールをチェックしたり、最新ニュースの閲覧などが1ページでまとめて行なえる。追加したいコンテンツが増えたときはタブページ機能も利用してみよう。
【RSSリーダー編】
■ livedoor Reader
http://reader.livedoor.com/
大手ニュースサイトなどで配信されている「RSS」を読み込むためのリーダー。一度RSSを登録しておけば、そのページを表示することなく見出しや記事冒頭文などを一括チェックできる。会員登録・ログインせずとも使えるお試し版があるので、利用を躊躇している人もまずはトライしてみよう。
■ goo RSSリーダー
http://reader.goo.ne.jp/
gooでは携帯電話向けなど合計3種類のRSSリーダーを公開中。特にパソコン向けにはWebサイトから利用できるタイプとパソコンにインストールして利用するタイプの2種類が提供されている。さらに3種類とも登録RSSが共有されているので、新着チェックなども効率的に行なえる。
■ Headline Reader Lite(InfoMaker)
http://www.infomaker.jp/readerlite/
Windows環境へインストールして利用するRSSリーダー。シェアウェアとして有料で提供されている上位版と比較して一部機能が制限されているものの、無料で使えるのが嬉しい。メールソフト感覚でRSSリーダーを使用したい人におすすめだ。
■ Bloglines
http://www.bloglines.com/?Lang=japanese
海外発のRSSリーダーだが、日本語表示にしっかりと対応。新着記事をクリックしたとき、どのようにウインドウを開くかといった設定も細かく指定できる。登録するRSSが増えた場合はフォルダ機能などを利用して整理することも可能。
【スケジューラー編】
■ Yahoo!カレンダー
https://calendar.yahoo.co.jp/
パソコンと携帯電話からの閲覧に対応したスケジューラー。複数のパソコンから予定を登録したり、別のユーザーと予定を共有できるなど、オンラインならではのメリットも豊富だ。予定の到達をメールで知らせてくれるリマインダー機能もある。
■ Google カレンダー
http://www.google.com/calendar?hl=ja
カレンダーを直接クリックしてスケジュール登録が可能。さらにスケジュールに対して“ゲスト”を招待し、その返信などを一括管理できるといった機能を盛り込んでいる。カレンダーそのものを共有することも可能だ。
■ So-net Calendar
http://www.so-net.ne.jp/calendar/
大手ISPのSo-netによるオンライン対応スケジューラー。他のユーザーとの日程調整をスムーズにする「カンタンアンケート」、キーワードに関連したイベントを自動通知する「おまかせキーワード」など独自性の高い機能を豊富に取り揃えている。
【オンラインストレージ編】
■ Filey
http://filey.jp/
無料会員向けサービスでは500MBまでアップロードが可能。会員登録時に氏名・住所メールアドレス(フリーアドレス不可)の入力が必須となっており、ID・パスワードは郵送で届けられる。なおファイルの受け渡しに特化した「ファイリーデリバー」は、会員登録不要で100MBまでのファイルを送信できる。
■ Yahoo! ブリーフケース
http://briefcase.yahoo.co.jp/
作成したテキスト文書などをアップロード、保存しておけるサービス。家と職場など異なる場所からファイルを利用したり、複数のユーザー間で共有したりできる。無料会員は最大300MBまで保存可能。なおJPEG形式の画像ファイルはYahoo!フォトで保存できる。
【ソーシャルブックマーク編】
■ はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/
お気に入りURLをオンライン上に登録して他のパソコンからでも参照可能にしたり、第3者にすすめたりできるのがソーシャルブックマークだ。はてなによるサービスでは当該URLの登録者数で人気のページを探したり、付随設定キーワードで記事の内容を類推したりできる。
■ Yahoo!ブックマーク
http://bookmarks.yahoo.co.jp/
お気に入りURLのオンライン共有サービス。他者への公開はもちろん、あえて非公開にして自分専用に使うこともできる。一部の登録サイトはサムネイル画像を参照することも可能だ。
■ livedoor クリップ
http://clip.livedoor.com/
こちらも共有志向のオンラインブックマークサービス。基本となるURLの登録・共有機能に加え、友人・知人のIDを指定すると当該ユーザーが公開中のブックマークを参照できる。
■ Google ブックマーク
http://www.google.com/bookmarks
Googleの各種サービスで必要な「Googleアカウント」を登録すると、ブックマーク機能が利用できるようになる。「検索履歴」機能と密接に連動しており、過去に検索したページの中からブックマーク登録したいURLを選ぶことも可能だ。なおGoogle ツールバーをインストールしておくとより簡単に利用できる。
(2007/05/18)
[森田秀一]
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