2007年もいよいよ年の瀬。翌2008年の新年の挨拶、年賀状の準備が気になる季節となった。そこで今回は年末恒例の年賀状リンク集をお届けする。パソコンやプリンタをフル活用して、お世話になった方やなかなか会えない遠方のお友達へ心のこもった便りを送ってみよう。
●最初に確認! 年賀状の基礎
年賀状作成をはじめる前に、まずは年賀状にまつわる基礎知識やマナーをチェックしておこう。なお、郵便局による2008年用お年玉付年賀はがきは11月1日に販売開始。今年は約40億枚の発行を予定しているという。
■ 郵便年賀.jp
http://www.yubin-nenga.jp/
郵政民営化によって分社化した日本郵政グループの1つ「日本郵便(郵便事業株式会社)」による、年賀はがき関連のポータルサイト。販売商品の一覧から文面作成に役立つツールまで、年賀状にまつわる情報が一通り揃う。まずはこちらからチェックしてみよう。
■ 日本郵便 年賀はがき発行のお知らせ
http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2007/0831_02.html
日本郵便が8月31日に発表した、2008年用年賀はがきの発行概要。民営化の影響もあってか今回は年賀はがき関連の商品が非常に豊富。一般的な単面無地、インクジェット紙のほか、新商品として「ディズニーキャラクター 年賀」や佐藤可士和氏が手がけたデザイン年賀はがき、カーボンオフセット年賀などが加わっている。ラインアップがやや複雑なので、購入前に一読しておくと良いだろう。
■ 楽々年賀状サイト2008
https://www.justmyshop.com/nenga/
はがき印刷ソフト「楽々はがき2008」を販売中のジャストシステムによる特集サイト。年賀状の基礎知識やQ&A集を用意するなど、他社製ソフトを利用する人にとっても参考になる情報が多い。
■ オールアバウト 年賀状
http://allabout.co.jp/special/newyearscard/
専任ガイドによる解説記事でおなじみのオールアバウト。年賀状特集のページでは、年賀状にまつわるマナーやルールのほか、具体的な作成ノウハウまでを網羅的に掲載している。イラスト素材などについても詳しい。
■ 年賀状・暑中見舞いドットコム
http://www.nengasyotyuu.com/
年賀状の書き方・送り方を中心に解説しているマナーガイド。年賀状印刷ソフトの利用法ともども、イラストやスクリーンショットを交えてわかりやすく記述しているのが最大の特徴だ。宛名書きの詳細について書かれた「はがきと手紙の豆知識」のページも参照したい。
■ 年賀状博物館
http://www.nengahaku.jp/
年賀状印刷サービスなどを手がけるフタバによる特設サイト。「博物館」の名の通り、日本国内における郵便と年賀状の関わりについて歴史的に解説。一方で年賀状マナー、整理方法のアイデアなどを紹介する実用的な情報も掲載中だ。川端康成、吉川英治らの年賀状が掲載された「著名人の年賀状」コーナーも興味深い。
■ 年賀状Web 2008
http://nenga.impress.co.jp/
インプレスグループが発刊する年賀状ムックの情報サイト。ユーザー参加型の年賀状Q&A集を公開するほか、干支や筆文字など画像素材の有料販売、お試し用無料素材の配布を実施している。なお書き損じ・使い残しはがきを集めるチャリティキャンペーンも開催中だ。
●年賀状作成ソフトを使ってみよう
パソコンとプリンタを持っているなら、ぜひ活用したいのが年賀状作成ソフト。宛名の印刷はもちろん、干支イラストをあしらったユニークな文面が簡単に印刷できる。難しい作業はソフトに任せ、メッセージ作りに集中したい人に特にオススメだ。なお本項で紹介するソフトは特記なき限りWindows用となっている。
■ 筆まめネット
http://fudemame.net/
クレオが販売する年賀状作成ソフト「筆まめVer.18」を紹介。最新バージョンでは住所録作成サポートや写真加工機能が強化されたという。通常版6,380円、アップグレード・乗り換え専用版が3,680円。イメージキャラクターの内山理名がナビゲートする「年賀状講座」も公開中。
■ 筆王ドットコム
http://www.fudeoh.com/
年賀状作成ソフトの定番シリーズ。今年はソースネクストからリリースされる。最新版「筆王ZERO」は一度購入すると、2017年まで無料バージョンアップサービスを提供。干支イラストなども毎年追加していくという。パッケージ価格は4,980円。
■ 筆ぐるめ
http://info.fsi.co.jp/fgw/
富士ソフトが販売する年賀状作成ソフトの最新バージョンは「筆ぐるめ Ver.15」。冊子と連動したイラスト検索機能、連綿体フォントの追加などが行なわれている。パッケージ販売の通常版は4,980円、アップグレード・乗り換え版が3,380円。
■ 楽々はがき2008
http://www.justsystems.com/jp/products/rakuraku/
「ATOK」「一太郎」でおなじみのジャストシステムが販売する年賀状作成ソフト。販売形態が複数用意されており、それぞれテンプレート収録数などが異なる。もっとも基本的な「楽々はがき2008 デラックス 通常版」のパッケージ製品価格は4,000円(税別)。
■ 宛名職人
http://www.atenasyokunin.com/
アジェンダの年賀状作成ソフト「宛名職人」シリーズはWindows版に加え、Mac版も展開中。直販サイト限定製品であるWindows版「宛名職人2008 Premium DVD版」の価格は3,780円(送料込み)。Mac版「宛名職人Ver.15」は12月14日から店頭販売する予定で通常版が8,190円、アップグレード版が5,040円。
■ 筆自慢2008simple(R&I Research)
http://www.r-i-research.com/
ダウンロード販売限定の年賀状作成ソフト。約600点のテンプレートを収録しており、文面・宛名面が手軽に印刷できる。前年発売のバージョンからはテンプレートの入れ替えや郵便番号辞書の強化が行なわれている。フォント、クリップアートなどは同梱しないが販売価格1,050円と比較的安価。
●イラスト・テンプレートでオリジナルデザインに挑戦
ネット上では年賀状に使えるイラストやテンプレートといった素材が多数公開されている。これらを使えば、WordやExcelなど汎用的なビジネス向けソフトでも比較的手軽に年賀状が作れるはずだ。デザインに幅を出すために、年賀状作成ソフト派の人も使ってみるといいだろう。
■ キヤノン Inkjet Printer クリエイティブパーク 年賀状作成おたすけサイト
http://cp.c-ij.com/japan/otasuke/nenga/
http://www.canon-mj.co.jp/nenga2008/
インクジェットプリンタ「PIXUS」やデジカメでおなじみのキヤノンによる年賀状作成サポートサイト。JPG形式のイラストデータを中心に約2,000点の無料素材を配布中だ。事前のユーザー登録なども不要なので気軽に利用できる。PIXUS所有者は同機の活用事例を紹介した別ページも参照してみよう。
■ エプソン PRINTOWN 年賀状特集2008
http://my.epson.jp/myepson/alluser/printown/nenga2008/
http://www.epson.jp/products/colorio/jibun/
「カラリオ」シリーズのプリンタを販売するエプソン。こちらのサイトではカラリオで使える年賀状作成ソフトや無料素材を配布している。ダウンロードにあたってはプリンタ利用者登録を兼ねた「MyEPSON」会員登録が必要となる。CMキャラクターの長澤まさみらが年賀状について語る特設ページも参考になりそうだ。
■ スリーエフ 年賀状フリーイラスト集
http://www.three-f.co.jp/nenga_illust/
コンビニエンスストアチェーン「スリーエフ」のWebサイト内で公開中の無料コンテンツ。干支であるネズミのイラストをはじめ、七福神や凧揚げをモチーフにした年賀イラストが豊富に揃っている。
■ サンワサプライ ペーパーミュージアム
http://www.sanwa.co.jp/paper/ca/
パソコン関係のサプライ用品メーカーであるサンワサプライが公開中。同社製品と組み合わせて使いたい印刷用イラストデータを掲載している。2008年正月向けのネズミはもちろん、クリスマスなどに使えるイラストも多い。
■ @nifty 年賀状特集2008
http://season.nifty.com/nenga08/
@niftyでは2つの無料素材を提供中。1つは@nifty提供によるオリジナル素材集。もう1つはユーザー投稿による「みんなの投稿素材集」で、富士山の写真からネズミのイラストまでバリエーションは多岐にわたる。USBメモリが当たる素材投稿キャンペーンも実施されている。
■ BIGLOBE 年賀状特集2008
http://digital.biglobe.ne.jp/nenga/
タブレットを使った年賀状作成ガイドとともに、書家書き下ろしの印刷用素材などを有料で販売中。お試し版的に無料テンプレートも約200点公開しているので上手に利用したい。
■ タカ印紙製品 使える素材集
http://www.taka.co.jp/tukaeru.htm
タカ印紙製品のブランドでのし袋やPOP製品を販売しているササガワによる。Wordや一太郎、ラベルマイティに取り込んで使えるテンプレートを無料公開する。挨拶文やイラストが配置済みになっているので、差出人を変更するだけで簡単に完成させられるだろう。
■ デジケイ 2008 年賀状イラスト
http://www.kyoeiworks.co.jp/digi-k/
年賀状にぴったりのイラスト約50点を無料で公開中。干支にあわせたネズミのイラストも豊富だ。サムネイルをクリックすると大きな画像が表示されるので、マウス右クリックメニューから「名前を付けて画像を保存」を選択しよう。
■ 年賀状プリント決定版2008
http://www.templatebank.com/nenga/
ビジネス用帳票テンプレートなどを販売するTBによる。無料会員向けに基本的なイラスト素材を公開するほか、有料のゴールド会員(月次会員は入会金420円、月額420円)を契約するとより多数の画像が利用できるようになる。
■ おめでた満タン2008
http://www.dex.ne.jp/omedeta/
「日本最大級のお正月ポータルサイト」を謳う、年賀状素材の有料配信サイト。JPG形式の画像、あるいは主要な年賀状作成ソフトの専用形式に対応したファイルを購入できる。1,575円の料金で約2,500点の素材が15日間利用できる「年賀素材フリーパック」、無料お試し素材なども用意されている。
■ PIXTA 年賀状素材
http://nenga.pixta.jp/
画像素材の有料販売サイト「PIXTA」による特集ページ。干支であるネズミや、凧、松など年賀状にぴったりな画像素材が並ぶ。販売価格は画像サイズによって異なるが、ロイヤリティーフリー作品の場合、Sサイズ(640×480ピクセル)1枚525円が基準となる。
■ ふゆきデザイン年賀状(子年)
http://www.fuyuki-nenga.com/
デザイン済みの年賀状テンプレートを掲載する。使用条件がやや特徴的で、個人・企業利用を問わず年賀状として印刷するかぎり、各データとも基本的に無料で利用できるという。詳しくは利用規程のページを参照しよう。なお一部のデータについては12月15日以降有料となる。
■ すぐできる! 2007 Office system で年賀状作り
http://www.microsoft.com/japan/users/2007office/0711/default.mspx
マイクロソフトによる、2007 Office systemを使った年賀状作成のヒント。PowerPoint 2007を使った文面作成、Word 2007の「はがき印刷」機能を用いた宛名印刷について解説されている。旧バージョン利用者でも一部の内容は参考にできそうだ。
●ネットで頼める高品位印刷サービス
より美しい年賀状を簡単に作成したい。そんな人は印刷業者による専門サービスを利用すると良い。近年はオンライン注文機能が充実しており、写真入り年賀状の作成依頼も簡単だ。なお印刷価格は発注時期や枚数、受取方法などによって異なるケースがほとんどなので、あくまで一例として参照してほしい。また納期も注文前にかならず確認しよう。
■ Yahoo!フォトプリントサービス
http://print.photos.yahoo.co.jp/printorder/
オンライン注文できる写真入り年賀状印刷サービス。フジカラー、デジプリ、オンラインラボの計3種類のプリント業者から注文先を選べるのが特徴だ。選択できるデザイン、価格なども異なるので好みに合わせて選択しよう。フジカラー選択時の印刷料金は1枚45円(はがき代別)。このほか基本料金などがかかる。
■ フジカラーの年賀状
http://postcard.jp/
富士フイルムによる年賀状印刷サービス。ディズニー、スヌーピー、ドラえもんなど人気キャラクターのイラスト入り写真年賀状を用意している。「写真入り年賀状」を宅配受取する場合の基本料金は1,260円、プリント料金が1枚49円(はがき代別)。送料については無料キャンペーンを実施中。
■ オンラインラボの年賀状2008
http://onlinelab.jp/nenga/
セミオーダーに対応した「プレミアムデザイン年賀状」、気軽に注文できる「写真なしタイプ年賀状」など、さまざまなサービスを用意している。「写真+フレームタイプ」は基本料金1,260円、プリント料金は1枚あたり50円(はがき代別)、送料500円。なお各料金が割引になる「早割」キャンペーンを12月12日まで展開している。
■ Kodak 2008年賀状
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/consumer/2008newyear_postcard/
Kodakでは子年にぴったりの「トム&ジェリー」年賀状などが注文可能。なお印刷物の配送形態・受取場所によって料金体型が大幅に異なる。写真専門店やファミリーマートのほか、自宅配送も可能なので用途に応じて選ぼう。
■ デジプリ年賀状2008
http://nenga.digipri.co.jp/
写真年賀状を最短3ステップで作れるというデジプリ。「さくさく年賀状」タイプは基本料金1,260円、プリント料金1枚52~63円(はがき代別)、送料525円。12月10日までの申し込みには「特割」が適用され、基本料金25%割引、送料無料などの特典がある。
■ マイプリント 2008年 子年 年賀状印刷
http://mall3.myprint.co.jp/item/newyearcard.html
高島屋や西友、オフィス・デポ ジャパンのほか、各地のスーパーや書店などで印刷物を受け取れるサービス。料金は注文時に確認しよう。参考価格ながら、イラスト中心の「1色年賀状」は10枚1,995円から。
■ ポスコミ
http://www.postcom.co.jp/
文面印刷に加え、宛名書き・ポスト投函までを代行してくれる年賀状印刷サービス。宛先指定には、CSVファイルでの一括登録も可能という。印刷料金は1枚84円(はがき代別)。自宅配送を希望する場合は送料600円が別途必要となる。
■ 筆まめonline年賀状印刷
http://app.fudemame.net/
年賀状作成ソフト「筆まめ」でおなじみのクレオによる。ソフトを別途購入することなく、Webサイト上からデザイン作成・発注までを完了させられる。20枚注文時の標準価格は2,240円(はがき代別)、送料無料。なお作成したデザインを手持ちのプリンタで印刷できるサービスも有料で用意されている。
■ キタムラ ネットプリント
http://www.kitamura-print.com/nenga/
全国に店舗網を広げるカメラ専門店チェーン。公式サイトではフジカラー、オンラインラボなど各社の印刷サービスを受け付けているが、注文時にキタムラの会員IDを使える。ショッピングなどですでにキタムラのサービスを利用している人には便利なサービスだ。
■ 年賀状印刷(セブン-イレブン・ジャパン)
http://www.7nenga.com/
コンビニ最大手のセブン-イレブンでは年賀状印刷サービスの専門サイトを設けている。受取はセブン-イレブン店頭で行なえるほか、注文から受け渡しまで最短2日間という早さも魅力だ。料金はサービス利用地域や印刷タイプによって異なる。
●グリーティングカードサービスならもっと手軽
郵便での年賀状送付にこだわらないなら、オンラインのグリーティングカードを利用する方法もある。多くの場合は無料、かつ年末ギリギリに作成しても元旦に相手へ送れるのがメリットだ。ネット上でのみつきあいのあるオンラインゲーム友達などに送ってみるのもいいだろう。
■ Yahoo!グリーティング 年賀状
http://greetings.yahoo.co.jp/greet/browse/season_and_anniversary/new_year_s_card/
ポータルサイト最大手「Yahoo! JAPAN」によるグリーティングカード送信サービス。期日指定配信が可能なほか、配布先を最大20人まで指定できるので年賀状など季節の挨拶用途にもぴったり。正月にちなんだイラストも選べる。
■ 楽天グリーティング 年賀状特集
http://greeting.rakuten.co.jp/event/nenga/
こちらは楽天のグリーティングカードサービスにて公開中の年賀状特集ページ。宝船や鶴といった縁起物イラスト、初日の出をイメージさせる富士山の写真などがラインアップされている。
■ NetCARD
http://www.netcard.ne.jp/
パソコン、携帯電話に送れるグリーティングカードが多数。季節の特集として、現在はクリスマスがクローズアップされている。年賀状関係の更新にも今後期待しよう。
■ JAXA グリーティングカード
http://space.jaxa.jp/gc/index_j.php
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトでもグリーティングカードサービスを実施中。新着画像として、月周回衛星「かぐや」のハイビジョンカメラが撮影した“地球の入り”が追加されている。年賀状用背景画像に組み合わせると喜ばれそうだ。なお日付指定送信にも対応している。
(2007/12/07)
[森田秀一]
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