今や子供だけのものではなくなった玩具市場。高価格プラモデルやフィギュアの収集は、大人の趣味として確実に根付きつつある。また近年は、1980~90年代の懐かしいキャラクターを2008年現在の技術で立体化した商品も増えている。トイ・ホビー情報サイトを見れば、ちょっとしたノスタルジーにも浸れるはずだ。
●品揃えが魅力! 大手総合メーカー
それではまず、充実の製品ラインアップを誇る大手トイ・ホビー企業のWebサイトから見ていこう。最新製品の精緻な仕上がりはもちろんだが、思わぬキャラクターの再商品化にもきっと驚かされるはずだ。
■ バンダイ
http://www.bandai.co.jp/
仮面ライダーやウルトラマン、戦隊シリーズなどの特撮から女児向け魔法少女アニメまで、さまざまな作品のキャラクタートイをリリースする玩具メーカー最大手。キャラクターや商品別にWebサイトが細かく分かれているので、腰を据えてじっくりチェックしてみよう。
■ タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/
タカラとトミーの合併によって2005年に誕生したメーカー。トミカやプラレール、リカちゃん人形などでおなじみだ。トランスフォーマーやゾイドの新製品も継続的にリリースしている。
■ タミヤ
http://www.tamiya.com/japan/
静岡に本社を構える模型メーカー。戦闘機や戦車、自動車のスケールモデルを多数リリースしている。また、ミニ四駆を筆頭に、男児向けの玩具メーカーとしての側面もある。歌手・声優の桃井はることコラボレーションした限定版ミニ四駆などもある。
■ コナミ おもちゃ・ホビー
http://www.konami.jp/th/
ゲームメーカーとして知られるコナミだが、現在はカードゲームをはじめとした玩具の販売も手がけマジックアカデミー」「オトメディウス」ている。特にフィギュア分野は充実しており、「クイズなどの自社ゲーム関連商品を展開中だ。
■ エポック社
http://epoch.jp/
http://epoch.jp/rc/capsule/
シルバニアファミリー、野球盤、さらにはドラえもん関連商品などを手がけるエポック社。ショップの店頭などに設置されているカプセルトイもリリースしており、新製品ラインアップには「カプセルジグソーパズル 涼宮ハルヒの憂鬱」などがある。
■ メガハウス
http://www.megahouse.co.jp/
バンダイナムコグループのおもちゃメーカー。グループ企業との合併などを経て、1997年から現在の社名で展開している。「エクセレントモデル」シリーズなどフィギュアのラインアップが充実しているが、一方でボードゲームなども取り扱っている。
●こんなにあります! ホビーメーカー
ここからは、プラモやフィギュア、ラジコンなどを中心的に取り扱うメーカーの公式情報サイトをまとめて紹介する。いずれのサイトもビジュアルが重視されており、製品写真を見るだけで楽しめる。ウィンドウショッピング感覚で覗いてみよう。
■ バンダイホビーサイト
http://bandai-hobby.net/
「ガンプラ」(ガンダムのプラモデル)を中心としたバンダイのホビー情報サイト。最新アイテムを確認したいときは「今月の新商品」をチェックしてみよう。「1/100 ダブルオーガンダム」や「1/72 VF-25S メサイアバルキリー オズマ機」などが発売されたばかりだ。
■ 魂ウェブ
http://www.tamashii.jp/
「超合金魂」や「魂SPEC」をはじめとした“ハイターゲット向けフィギュア”の商品情報サイト。近作は「超合金魂 GX-43 闘将ダイモス」や「聖闘士聖衣神話 海皇ポセイドン」など。各商品の紹介ページは写真豊富で、ディティールなどを確認しやすい。
■ GUNDAM.INFO
http://www.gundam.channel.or.jp/
その名のごとく、ガンダムシリーズの関連グッズ情報を幅広く掲載中。ゲームやアパレル製品に加え、彩色済みフィギュアやプラモデルの情報もチェックできる。
■ タカラホビー.com
http://www.takarahobby.com/
タカラトミーのホビー製品情報サイト。最新作は、押井守原作の「ケルベロス・サーガ」に登場するプロテクトギアを再現した「陸上自衛隊機甲隊員」で2009年2月発売予定。フィギュア「それゆけ! 女性自衛官」シリーズ第5弾もまもなく発売されるという。
■ タカラトミー 装甲騎兵ボトムズ オフィシャルサイト
http://www.takaratomy.co.jp/products/votomsmain/
根強い人気を誇るロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」シリーズの関連トイ情報を伝える。12月には、1/48スケールで出来うるかぎりの可動・ディティールを実現したという「AG-N03 スコープドッグ」が発売予定。降着ポーズはもちろん、コクピットも再現されている。
■ コトブキヤ
http://www.kotobukiya.co.jp/kotobukiya/
各種フィギュアとともに、プラモデルの販売で有名。「スーパーロボット大戦OG」や「電脳戦機バーチャロン」「アーマード・コア」などのゲーム作品をプラモデル化するケースも多い。プラモデル新作は、1993年公開映画「機動警察パトレイバー2 the Movie」のオープニングに登場した「ハンニバル(PKO仕様)」。
■ ウェーブ
http://www.hobby-wave.com/
塗装済みフィギュアおよびプラモデルのメーカー。「ファイブスター物語」のプラモデルもウェーブからリリースされている。フィギュアも美少女キャラものから高精細なメカものまで幅広く取り揃える。2009年1月には「トレジャーフィギュアコレクション ルイズ 水着Ver.(ゼロの使い魔)」を発売予定。
■ ハセガワ
http://www.hasegawa-model.co.jp/
艦船・航空機・自動車のスケールモデルのメーカーとして有名だが、「マクロス」および「電脳戦機バーチャロンマーズ」シリーズなどのキャラクターモデルも手がける。Webサイトでは製品の直接購入も可能だ。
■ 青島文化教材社
http://www.aoshima-bk.co.jp/
自動車プラモデルのラインアップが充実。アニメキャラクターのイラストでデコレートされた「痛車」をプラモデル化するという離れ業も見せている。その第1弾「1/24 痛車 涼宮ハルヒの憂鬱 FD3S RX-7」は3360円。このほか、ミニカーやフィギュアも各種取り揃える。
■ 童友社
http://www.doyusha-model.com/
城郭や寺社仏閣をプラモデル化した「日本の名城と伝統美」シリーズなどを製造・販売する。国産プラモデル誕生50周年である2008年を記念し、国産第1号であるマルサンの1/300 ノーチラス号を限定モデルとして復刻した。
■ 海洋堂
http://www.kaiyodo.co.jp/
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/
昭和39年から営業する実力派ホビーメーカーであり、単品ガレージキットやお菓子のおまけフィギュア製作などで知られる。近年では、可動性を追究したアクションフィギュア「リボルテック」シリーズを展開中。より詳細なラインアップはオンラインショップで確認できる。
■ ボークス
http://www.volks.co.jp/jp/
着せ替え式の「ドール」やキャラクターものフィギュア、模型工具・材料などを取り扱う。ファイブスター物語のガレージキット新作としては「破烈の人形」をラインアップ。美少女キャラをモチーフにした「モエコレ」も展開中だ。
■ MEGA HOBBY STATION
http://www.megahobby.jp/
メガハウスのホビー関連サイト。「クイーンズブレイド」のフィギュアなどに代表される単品販売の「ハイクオリティフィギュア」、カプセルトイとして販売される「コレクションフィギュア」などのカテゴリ別に情報を掲載する。
■ グッドスマイルカンパニー
http://www.goodsmile.info/top/jpn/
http://www.nendoroid.jp/
キャラクターものフィギュアを数多く手がける。大胆なデフォルメが特徴的な「ねんどろいど」シリーズは代表的な製品の1つ。新作は「ねんどろいど ぷち THE IDOLM@STER ステージ01」など。
■ マックスファクトリー
http://maxfactory.cms.drecom.jp/
http://www.figma.jp/
MAX渡辺氏が代表を務めるフィギュア制作メーカー。造形美と可動性の両立を目指した「figma」シリーズを展開している。figmaのWebサイトでは購入後のサポート情報や新製品ニュースを掲載。なお、スケジュールは未定ながら「プラレス3四郎」の柔王丸や桜姫も発売ラインアップに加わっている。
■ アルター
http://www.alter-web.jp/
http://www.alphaomega-web.jp/
美少女キャラクターフィギュアが充実。2009年3月発売の新作として「長門有希 制服Ver.」が発表されている。メガハウスとの共同プロジェクト「アルファオメガ」のWebサイトでは「紅月カレン バニーガールVer.」の概要なども告知中。
■ やまと
http://www.yamato-toys.com/
マクロスシリーズの完全変形トイで知られるメーカー。11月18日には「1/60 完全変形 VF-1J 一条輝機 withスーパーパーツ」が発売予定。完全新規設計、新規金型で「究極のVF-1」を目指したという。予価1万3440円。このほか、2009年3月には「1/24機動警察パトレイバー劇場版 AV-98 1号機」が出荷予定。パトライト点灯やウインチギミックを搭載し、こちらは予価2万9400円。
■ ガシャポンワールド
http://www.bandai.co.jp/gashapon/
玩具ショップやスーパーの店頭などに設置されているカプセルトイ自販機も、フィギュアコレクターなら見逃せない。こちらのサイトはバンダイが販売する各種ガシャポンの最新情報を掲載する。「発売カレンダー」のページを見ればリリーススケジュールが一目で把握できる。
■ ユージン
http://www.yujin-net.com/
タカラトミーの系列会社で、カプセルトイやコレクションフィギュアを専門的に開発・販売している企業。「商品情報」のページで詳しい発売スケジュールを製品写真とともに確認できる。
■ セガプライズ
http://segaprize.com/
ゲームセンターなどに設置された「プライズマシン」で入手できるさまざまなプライズ(景品)の情報を掲載。セガ製作のプライズにはディズニーキャラクター関連のほか、アニメキャラのフィギュアや人形が揃う。
■ バンダイキャンディトイ
http://www.bandai.co.jp/candy/
バンダイ製品のうち、コンビニやスーパーのお菓子売り場に並べられるアイテムについて情報を掲載する。これらは普段の生活圏で気軽に購入できるのが魅力だ。数百円で買えるものから1000円を超す大型商品まで、ラインアップも豊富。
■ 京商
http://www.kyosho.com/jpn/
ラジコンファンにはおなじみのメーカー。自動車のダイキャストモデルはもちろん、近年は無線操縦の組立型ロボットなども販売している。4月からは秋葉原でオフィシャルショップ「KYOSHO AKIHABARA」を営業中。
■ 増田屋コーポレーション
http://www.masudaya.com/
老舗の玩具メーカーで、創業はなんと1724年。「ラジコン」の商標を保有していることでも知られる。気軽に遊べる低価格な自動車ラジコンのほか、水中で遊べる潜水艦タイプのラジコンも販売している。
■ タイヨー
http://www.taiyo-toy.co.jp/
ラジコン玩具を専門的に開発・販売する。中でもヘリコプターやエアプレーンなど、空中に飛ばして遊べる飛行機ラジコンが充実。製品情報のページでは操縦難易度もしっかり紹介されているので、初心者でも気軽にモデルを選べるだろう。
■ TOMIX
http://www.tomytec.co.jp/tomix/
トミーテックが開発・販売する鉄道模型「TOMIX」シリーズの公式サイト。11月には「JR 321系通勤電車(2次車)基本セット」「JR EF65-1000形電気機関車(1118号機・レインボー塗装)」が新発売される。
■ KATO鉄道模型
http://www.katomodels.com/
関水金属(せきすいきんぞく)が手がける鉄道模型ブランド。公式サイトでは初心者向け解説記事「今日からはじめるNゲージ鉄道模型入門」を掲載中。導入編・資料編あわせて読んでおきたい。
■ 東京マルイ
http://www.tokyo-marui.co.jp/
ソフトエアーガンの大手メーカー。公式サイトでは自社商品の紹介に加え、エアーガンを楽しむのに欠かせない有料制フィールドの紹介も行うなど、トイガンファン向けの情報全般が充実している。
●ホビー情報をもっと知りたいなら
最後に、より多くのホビー情報をチェックするのに欠かせないニュースサイトなどを見ていこう。ホビー専門マスコミでは限定アイテムの販売を行うケースもあるので、コアなファンはお見逃し無きよう。また、業界団体や模型イベントの主催元サイトなどもあわせてご紹介する。
■ とれたて!ほびーちゃんねる!
http://hobby-channel.net/
アニメや声優関係の最新トピックを筆頭に、新着フィギュア情報なども伝えるニュースサイト。運営元は、ホビー情報誌の出版元であり、トレーディングカードゲームやキャラクターグッズの販売も手がけるホビージャパン。Webサイトおよび誌面限定アイテムの情報をまとめた「ほびちゃ限定堂」は要チェック。
■ GA Graphic
http://ga.sbcr.jp/
ソフトバンククリエイティブによるアニメ・ゲーム情報サイト。フィギュア最新情報を伝える個別記事は、さまざまなアングルからのディティール写真を複数掲載しており、ビジュアル充実度は非常に高い。
■ 電撃ホビーウェブ
http://hobby.dengeki.com/
アニメやゲームの話題を中心的に取り扱うニュースサイト。ホビー誌「電撃ホビーマガジン」の記事内容を一覧できるアーカイブリストや「電撃ホビー用語辞典 Web版」など資料的な情報も揃えている。電撃ホビー限定品の販売なども実施中。
■ ASCII.jp アキバ
http://ascii.jp/akiba/
他のフィギュア情報サイトと異なり、秋葉原のホビー専門店で実際に並んでいた商品を紹介。商品パッケージの雰囲気や店頭でどのように陳列されているかを把握できる。販売現場の空気を知るのにうってつけだろう。
■ マイコミジャーナル 模型 ホビー
http://journal.mycom.co.jp/hobby/model/
模型やフィギュアに関する情報を専門的に掲載。フィギュア新発売のニュース記事では原型師や商品サイズ、発売元・販売元の差異などを表形式でまとめている。一部の写真はクローズアップして閲覧可能だ。
■ 日本プラモデル工業協同組合
http://business1.plala.or.jp/plamodel/
「全日本模型ホビーショー」を主催する、プラモデルメーカーの業界団体。第48回が10月に開催されて間もない。組合の公式サイトではプラモデルの歴史を紹介。また「組合企業一覧」のページは参加15社のリンク集にもなっている。
■ 第48回静岡ホビーショー
http://www.hobby-shizuoka.com/
静岡模型教材共同組合が毎年実施しているホビー展示会の公式Webサイト。現時点では2009年5月に行われる第48回開催分のスケジュールを掲載するにとどまっているが、会期直前にはより情報が充実するはず。今後の更新に期待しよう。
■ キャラホビ2008(C3×HOBBY 2008)
http://www.chara-hobby.com/
8月31日~9月1日に開催されたアニメ・ゲーム関連の大規模イベント。ホビー関係の出展も充実しており、限定商品の販売などでも賑わったようだ。また、アマチュアによるガレージキット販売も行われた。会期はすでに終了しているので、来年2009年以降の展開を待とう。
■ ワンダーフェスティバル
http://www.kaiyodo.co.jp/wf/
海洋堂が年2回開催している、アマチュアモデラーによるガレージキット即売会。8月の「ワンダーフェスティバル2008[夏]」で起こったエスカレーター事故の影響で、2009年2月に予定されていた「ワンダーフェスティバル2009[冬]」は開催中止となった。実行委員会は早期再開に向けて尽力中という。模型ファンならずとも今後の動向を見守りたい。
(2008/11/21)
[森田秀一]
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