年に一度、ウソをついてもよい日とされるエイプリルフールが今年もやってきた。各サイトとも知恵(と少しの予算)を振り絞り、さまざまなおバカネタで我々ネットユーザーを楽しませてくれている。今日ばかりは肩の力を抜き、リラックスしながらお祭り感覚で楽しんでみよう。
なお、エイプリルフール企画が終了したと思われるサイトについては、
http://www.isopress.co.jp/
のようにURL部分に打ち消し線を引くことで、企画の終了を示します。ただし、打ち消し線を引いていないものでもリンク切れや企画が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
[最終更新 4/2 12:30]
●徹底紹介! エイプリルフール参加サイト
それではエイプリルフール企画をドンドン紹介していこう。なお、各サイトとも、その性格上、4月1日限りの限定公開となるケースがほとんど。アクセス集中のため見づらいページもあるかもしれないが、ぜひ当日中に覗いてみよう。
■ 帰ってきたカネゴンの78ちゃんねるまとめブログ(円谷プロダクション)
http://kanegon2009.m-78.jp/
エイプリルフール常連組筆頭格の円谷プロダクション。2009年の企画は、某・巨大掲示板サイトのスレッドを紹介するまとめブログ風の構成。お金を食べないと死んでしまう怪獣・カネゴンがブログ再開設の顛末や、「またもやウルトラマンだけど何か質問ある?」といった記事が読める。「続きを読む」もきちんと用意されているなど、驚きの作り込みだ。
■ 秘密結社ブラックアイレム団(アイレムソフトウェアエンジニアリング)
http://www.irem.co.jp/
恐ろしいまでに凝ったエイプリルフール企画でおなじみのゲームメーカー・アイレム。通常のトップページを見ていると、秘密結社ブラックアイレム団によるアイレム占拠メッセージが突如表示。そして、アドベンチャーゲームがスタートする!
■ デイリーポータルZ
http://portal.nifty.com/
いつのまにか天文観測機器専門サイトになっていたデイリーポータルZ。とはいえ4月1日なので「ピータンは簡単に作れる」「風呂のお湯の中で目を開けると人魚が見える」などのおバカネタが顕在。「ラジオをもっとも受信するポーズはどれだ」の写真もシュールすぎて爆笑必至。
■ スネ夫チャンネル(ドラえもんチャンネル)
http://dora-world.com/
ドラえもんの情報サイトでもエイプリルフールネタが楽しめる。ページデザインにも注目だが、大ヒット公開中という「新 骨川スネ夫の宇宙開拓史」の予告編映像が最大の目玉? 専用のスネ夫ボイスも聞ける。
■ エヴァ実写ドラマ化計画(Yahoo! JAPAN)
http://event.yahoo.co.jp/eva2/real/
エイプリルフール常連組、Yahoo! JAPANでは人気アニメ・エヴァンゲリオンの実写ドラマ化計画を発表。出演者のキャスティングをユーザー投票で決めるという。本日12時、19時を締め切りとし、結果発表も行われる模様。1日中楽しめる企画になりそうだ。
■ Google川柳
http://www.google.co.jp/intl/ja/landing/senryu/index.html
Googleのエイプリルフールネタはちょっと実用的? 検索キーワードに応じて、川柳を自動生成してくれる。川柳が表示されるキーワードはそれほど多くないようなので、見つけたときは自慢できるかも?
■ 「Google マップ」ストリートビューのアイコンがガチャピンに
http://googlejapan.blogspot.com/2009/04/google.html
Google Japan Blogでは、「Google マップ」のアドバイザーにガチャピンを迎えたと発表している。ブログでは、ガチャピンとムック、グーグルの辻野社長のスリーショットを掲載。また、アドバイザー就任を記念して、日本国内のストリートビューのアイコンがガチャピンになった。さらに、ガチャピンとムックによる「Google マップの使い方講座」も公開している。
■ 45年前の「goo」
http://special.goo.ne.jp/2009/0401/
ポータルサイト「goo」は、45年前のgooを公開している。トップページは新聞のような見た目で、gooが次世代検索ロボットを開発したことを紹介している。また、ニュースやgooランキングも45年前を意識したコンテンツになっているほか、実際のgoo各種サービスへのリンクも「歌謡(goo音楽)」「キネマ(goo映画)」「交換日記(gooブログ)」のように掲載している。
■ 株式会社ライブドア 会社概要
http://corp.livedoor.com/company/president.html
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51185483.html
ポータルサイトトップページなどの各所で映画「トロピック・サンダー」とのタイアップとおぼしきネタを掲載中。その極地が、こちらの会社概要ページだ。ローテクを駆使した合成写真に思わず苦笑いするはず。また、livedoorディレクター陣のブログもかなりくだけた内容になっている。
■ Mr.Carrasco seek(Infoseek)
http://www.infoseek.co.jp/
楽天が運営するポータルサイト「Infoseek」は、NPB東北楽天ゴールデンイーグルスの非公認マスコットキャラクター「Mr.Carrasco」にサービス名称を明け渡した。Infoseekのトップページにある告知バナーをクリックすると、InfoseekのデザインがMr.Carrasco仕様に変わる。
■ ニコニコ動画史上最速バージョン"βββ"スタート!
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/04/002723.html
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/04/002724.html
ニコニコ動画はエイプリルフール限定?で最新バージョンを投入。「史上最速」の理由は字幕スピードにあるようで……。4月1日限定動画「オバマ生アーカイブ」でその効果を体験してみるといいだろう。
■ eiga.com
http://eiga.com/
毎年、映画タイトルのダジャレを大量投入しているeiga.com。酩酊大臣をモチーフにした「ヨッターマン」、背番号・0の送りバント職人をモチーフにした「おくりびとZERO」などがラインアップされる。ランキングや最新トピックの記述にも注目だ。
■ Impresso Watch Headline(Impress Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/headline/uocchi09/
毎年恒例の「うおっち」「窓の社」シリーズに加え、2009年は「猫Watch」「鼬Watch」の登場。複数名のライター陣も巻き込み、充実した記事をお届け中。
■ もじら組
http://www.mozilla.gr.jp/
いきなり提示される「数当てゲーム」。見事正解するとスコアのアップロードを促されるのだが、次の画面ではちょっと怖い展開に……。その先の通常ページもかなりふざけています。
■ オバマ米大統領、インターリンクでドメイン.obamaを申請!
http://www.interlink.or.jp/obama/
プロバイダー「インターリンク」によれば、オバマ米大統領が「.obama」ドメインを取得したという。写真入りなのでどこか信用してしまいそう……。
■ Seesaaからのお知らせ
http://info.seesaa.net/category/803-1.html
ブログ開設サービス「Seesaa」の告知ページで、映画制作・配給を行う新会社「シーサー映画株式会社」の設立が発表されている。記念すべき第1弾タイトルは「22世紀中年」。告知Flashも掲載中だ。
■ あなたのブログから手紙が届いています(JUGEM)
http://jugem.jp/0401/?ref=top
JUGEMのブログ開設者向けに、なんとブログ自身から手紙が届くという企画。ログイン後の管理者ページから実際に確認が可能で、それに返信する形でブログ記事を執筆することもできる。エイプリルフールに限らず、他の場面への発展もできそうな機能だ。
■ 「やる夫がMovable Type 4にアップグレードした理由」を公開するようです(Six Apart)
http://www.sixapart.jp/news/2009/04/01-0004.html
法人向け製品ニュースが並ぶブログの一角に「やる夫」の文字列があるだけで脱力もの。リンク先では「WildPlease」というどこか聞いたことのあるような名前が……。やる夫のアスキーアートも満載。
■ 「ノッポン」がラフブロのオーナーに就任
http://noppon.laff.jp/
よしもとファンダンゴが運営するブログサービス「ラフブロ」では、東京タワーのオリジナルキャラクター「ノッポン兄弟」がラフブロのオーナーに就任した。ノッポンブログには、ラフブロの今後の経営方針が書かれており、「サービス名を『ノッポン』に変更」「ラフブロオフィスを東京タワーに移転」「すべてのブログデザインをノッポンにする」ことなどを掲げている。
■ 10万本のソフトを一括ダウンロード? Vectorオリジナルダウンローダ「Amaneque Downloader」登場?
http://www.vector.co.jp/special/fool/2009/
ソフトウェアのダウンロード販売サイト「Vector」ではキャンペーンを実施中。クイズに正解すると(実際にはなにを入力しても正解のようだ)、オリジナルのダウンローダーが入手できる……のかもしれない。
■ 幸運を呼ぶアンカーペンダント(童)
http://www.warashi.co.jp/exelica/index.htm
童が発売中のゲームソフト「トリガーハート エグセリカ」のWebサイトにアクセスすると、突如表示されるこの商品。「自分の開発したRPGが300万本売れた」から「浮気したらハーレムエンドになってモテモテ」まで、驚きの効果ばかりだとか。月々33万円の12回払いの超高額商品だが、熱心な作品ファンなら本当に買ってしまいそう。
■ スターラディッシュ(SNKプレイモア)
http://game.snkplaymore.co.jp/event/starradish.com/top.html
ファミコン時代を彷彿とさせるシューティングゲーム。ページアクセスと同時に再生される音楽がいかにもそれっぽい。また、水着風衣装の主人公キャラ、「勝率6億5535万分の1」というストーリー、チューキー博士など、往年のゲームファンが小躍りしそうなネタも。
■ 新発売! 超ドリームレコーダー「らぐな録」(ラグナロクオンライン)
http://www.ragnarokonline.jp/aprilfool2009/index.html
オンラインRPG「ラグナロクオンライン」のWebサイトは、なぜかオンラインショッピングサイト風に。取り扱い製品「らぐな録」は思い出を記録製品できる、とのこと。あとなぜかダイエットサポート機能付き。
■ 週刊 AfterBurner(スカッとゴルフ パンヤ)
http://www.pangya.jp/event/april2009wWw/ab_05.html
ゲームポット運営のオンラインゴルフゲームのWebサイトでは、パニャゴスティーニ(?)による分冊形式のゴルフクラブ組み立てセットを販売中。その名も「SEアフターバーナー」。なお、オンラインRPG「CABAL」の公式サイトトップページもGoogle風デザインに変貌している。
■ ウェブカレー(ウェブカレ)
http://web-kare.jp/
女性向けオンラインゲームのWebサイトだが、そのタイトルにひっかけてレトルトカレーを販売中。登場キャラの性格付けが辛さの設定に活かされているようだ。
■ クイーンズブレイド
http://queensblade.net/
肌露出度の高い女戦士たちをモチーフにしたイラスト集形式の対戦ゲーム。いずれもアニメ調のイラストが魅力だが、なんと実写映画化! マシンガン乱射ビキニ美女の洋画が好きそうな人はヨダレもの、かも。
■ ねんどろいど刑事(グッドスマイルカンパニー)
http://www.goodsmile.info/detail/jpn/2392/
フィギュア「ねんどろいど」でおなじみのグッドスマイルカンパニーのWebサイトにアクセスすると表示されるのが、この「ねんどろいど刑事 THE MOVIE」。いかにもな現場スチール写真が並んでおり、力の入れようが伺える。
■ Cafe Mai:lish Web
http://www.mailish.jp/
秋葉原のメイド喫茶「Cafe Mai:lish」のWebサイトはエイプリルフール仕様。銃を構えたメイド(婦人警官風?)たちの写真がトップページを飾っている。妹を名乗る「萌え萌え詐欺」への注意メッセージも。
■ ツタヤオンライン
http://www.tsutaya.co.jp/
TSUTAYA online内にある専用マークをヒントにして、エイプリルフールの「嘘情報」を探す企画を実施。嘘情報の数を回答するクイズを用意しており、正解者の中から抽選で映画試写会の招待券や音楽ギフト券をプレゼントする。
■ WPAオフィシャルページ日本語版
http://www.wpa-jp.com/
いかにも競技スポーツ然としているが、投げるのはなんとピザ。実は宅配チェーン「ピザハット」によるエイプリルフール企画だ。ただし実際のフライングディスクに貼れるピザ写真は本当に公開中。
■ シンプルヒューマン似 ダストボックス(一生サイズ)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sun-wa/april-fool.html
インテリア用品などを取り扱うサンワは、家ほどの大きさがあるダストボックスをYahoo!ショッピングで販売している。容量は28万7000Lで、価格は401万円。一生分のゴミが捨てられるという。利用イメージによれば、ペダル式ゴミ箱だが足で開けられないため、自家用車を使って開ける。
■ はにわっく坂神(阪神電気鉄道)
http://www.hanshin.co.jp/railfan/
阪神鉄道公認の鉄道・バスファン向け情報ページ「まにあっく阪神」のエイプリルフール限定バージョン。「8901形が念願の『なんば線』乗入れ」などのニュースは、関西圏の鉄道ファンなら大笑い……できるはず。
■ まぐまぐ!
http://www.mag2.com/
トップページは通常であれば段組を駆使したカラフルなデザイン。だが、今日ばかりは白地をベースとしたGoogle風すっきりデザインへと模様替えしている。これはこれでアリかも?
■ ギリアウト(ValiSAFE)
http://valisafe.jp/
Webサイトのセキュリティ対策サービス「ValiSAFE」がクラックを受け、“個人情報取得サービス”のページに改竄された。「ValiSAFE」を提供する株式会社ASENSでは、Webサイト改竄の被害を受けた場合、どういうことになるのかを示すことで注意喚起している。
■ 地球外生命体からの攻撃に対するセキュリティ監視を開始
http://www.lac.co.jp/news/press20090401.html
株式会社ラックは同社のニュースにて、「株式会社ラッコ」が地球外生命体からの攻撃に対するセキュリティ監視を始めたと紹介している。ラッコは、独自開発のシグニチャによって、15万光年の彼方にある大マゼラン星雲からのからの攻撃を検知。今後の監視対象に含めるという。
■ 超!?こだわり物件特集(アパマンショップネットワーク)
http://www.apamanshop.com/info/april09/
賃貸情報のアパマンショップは、変わりダネの物件を公開している。父母付きの2LDKや、犬・猫だけが借りられる1R、海底に沈んだアトランティス大陸にある1LDK、戦国・中世の城といった物件を用意している。
■ セカイモンが南極エリアに対応
http://www.sekaimon.com/html/antarctic/index01.html
オークションサイト「セカイモン」は、南極エリアへの対応を開始した。日本語でのサポートはもちろん、南極各言語に対応した自動翻訳機能、現地通貨「いわし」の日本円支払いに対応。バイヤー推薦商品として、「アシカ社製 水族館一芸対応 玉乗り専用ボール」「DVD仁義なき皇帝ペンギン【初回特典版】」「よい天使・悪い天使・普通の天使フィギュア」を紹介している。
■ 定額給付金に代わり「貧乏ゆすり器具」支給
http://bbu.kayac.com/april2009/
カヤックは、同社が4月下旬に発売する予定の“ビンボーゆすり”をテーマにした新製品「YUREX(ユレックス)」を、政府が定額給付金の代わりに配ると紹介している。政府が約9兆7000億円を拠出し、YUREXを買い取って国民に配るという。なお、エイプリルフール記念として、実際に1万2000円(通常価格1万2600円)でYUREXを販売。4月8日まで予約受付を行っている。
●その他リンク集・情報サイト
エイプリルフールのページはほとんどが1日限定公開ということもあり、検索エンジンなどで見つけるのが難しい。仲間同士で積極的に情報交換したり、ソーシャルブックマークやリンク集的なページを使うといいだろう。最後にこれらをまとめて紹介しておく。
■ エイプリルフール・ネットワーク(AFN)
http://bloglabs.jp/afn/
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社はエイプリルフールサイトのまとめページを公開している。ユーザーがエイプリルフールサイトを投稿できるほか、サイトに投票も可能。投票期間は4月1日のみ。投票数の多いサイトは「エイプリルフールアワード2009」として表彰する予定という。
■ GIGAZINE エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2009年版
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090401_april_fool_matome/
時事ネタ、海外の最新商品情報などを伝えるGIGAZINEでは今年もエイプリルフールリンク集を掲載中。4月1日午前0時からぶっ通しでネタ集め作業をしてくれたようだ。お疲れ様です!
■ ウィキペディア 4月1日(2009年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB
ご存知オンライン百科事典。エイプリルフールの関連項目として、今年2009年に行われた企画ページへのリンクがまとめられている。この機会にエイプリルフールのそもそもの成り立ちについて学ぶのもまた一興。
■ 日本インターネット エイプリル・フール協会(JIAFA)
http://www.aprilfool.jp/
エイプリルフールが近づくたびに活動を再開する団体。トラックバックの形式でエイプリルフールのページを集めている。終了後は管理人らによる総括チャットの模様を公開するのが恒例。
(2009/4/1)
[森田秀一/編集部]
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