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 11月1日から、平成18年用年賀はがきの発売が開始された。メールで済ませる人も増えてきているようだが、元旦に届いたお年玉付き年賀状を眺めるのはやはり楽しいもの。インターネット上の年賀状情報やイラスト素材をフル活用して、お世話になった方に年賀状を送ってみよう。
 
 
●まずは確認! 年賀状のイロハ
 
 まずは、年賀状の基礎知識とともに、年賀状の書き方・マナーについて詳しいページを見ておこう。2005年からは、例年発行されている単面無地、インクジェット紙の両タイプに加え、デジカメで撮影した画像をきれいに印刷できる写真用はがきがラインナップに加わった。
 
 
■ ゆうびんホームページ 平成18年用年賀はがき特集http://www.post.japanpost.jp/nenga2006/
 日本郵政公社のWebサイト。2006年の干支「戌」をあしらった年賀はがきや切手を発売中だ。また、染料系インクジェットプリンタでの写真印刷に適した「写真用年賀はがき」が1枚60円で販売されている。光沢感の高さが特徴だという。
 
■ 手紙ドキドキプロジェクトhttp://www.tegami.ne.jp/
 手紙をテーマとしたさまざまなキャンペーンについての情報を紹介するサイトで、こちらも運営は日本郵政公社。年賀はがきを50枚以上一括購入した場合に応募できるプレゼント企画や、「年賀状早出しキャンペーン」の詳細を掲載している。また、著名人から年賀状を貰えるという企画もある。
 
■ 楽々年賀状サイト2006https://www.justmyshop.com/nenga/?w=onl_rk2006
 ジャストシステムの年賀状作成ソフト「楽々はがき2006」のページだが、年賀状を作成する上でのQ&Aも詳しい。年賀状を出すのが遅くなってしまった場合の返礼方法なども掲載している。
 
■ 年賀状・暑中見舞いドットコムhttp://www.nengasyotyuu.com/
 年賀状についての各種情報を網羅。年賀状作成ソフトの機能比較などに加え、守るべき基本的マナーについても詳しい。
 
■ 年賀状Web 2006http://nenga.impress.co.jp/
 年賀状作成に関する疑問・質問に、ユーザー同士が回答しあうコミュニティサイト。年賀状印刷ソフトの使い方から文面のマナーなどさまざまなトピックが設けられている。ユーザー登録を行なえば無料で利用できる。
 
 
●年賀状ソフトで簡単・手軽に
 
 PCとプリンタをすでにお持ちの方なら、年賀状作成には専用ソフトを使用するのが便利だ。最近は、宛名管理機能など季節を問わず利用できる機能が充実しているので、初心者から上級者まで幅広く使える。なお、特に記載のない場合いずれもWindows用ソフトだ。
 
■ 筆まめネットhttp://fudemame.net/
 クレオが発売する、年賀状作成ソフトの定番「筆まめ」。最新版「筆まめVer.16」は、住所録ファイルの暗号化機能や、他社製年賀状ソフトで作成したデータをインポートする機能を強化した。通常版は6,380円。アップグレード・乗り換え専用版は3,680円。
 
■ 筆ぐるめhttp://info.fsi.co.jp/fgw/
 富士ソフトABCの「筆ぐるめ」シリーズの公式サイト。最新バージョン「筆ぐるめ Ver.13」が9月16日より発売されている。パスワードによる住所録ファイルの暗号化機能などが新たに盛り込まれた。通常版は4,980円、アップグレード・乗り換え版が3,180円。
 
■ はがきスタジオ 2006http://www.microsoft.com/japan/hagakistudio/
 選択した写真やイラストの色や形状を分析して、自動的にデザインレイアウトを生成してくれる「マジカルウィザード」機能を新たに搭載した。操作感を試せる無料体験版で、新機能の一端を試してみよう。通常製品版の価格は5,040円、乗り換えアップグレード版は3,675円。
 
■ アジェンダ(宛名職人)http://www.agenda.co.jp/
 アジェンダでは、自社オンラインショップ限定で「宛名職人2006 Premium」を3,570円で発売する。またMac OS用の年賀状ソフト「宛名職人Ver.13」は店頭でも発売する。こちらの動作環境はMac OS X 10.1以降、Mac OS 9.2以降。通常版は8,190円。
 
■ ソースネクスト(筆休め2006、宛名職人2006)http://www.sourcenext.com/products/fudeyasume/
http://www.sourcenext.com/products/atena/
 1,980円のソフト販売で有名なソースネクストでも年賀状作成ソフト「筆休め2006」を発売。「デザインを選ぶ」「文章を選ぶ」「印刷する」の3ステップで年賀状が作成できる。また、アジェンダの「宛名職人2006」も販売している。いずれも1,980円。
 
■ 2006年、年賀状はエプソンで!年賀状特集http://www.i-love-epson.co.jp/printown/nenga2006/
 インクジェットプリンタ「カラリオ」シリーズの利用者向けに、年賀状作成ソフト「カラリオ年賀」やイラスト素材を無料公開している。対応機種を確認の上、MyEPSONに会員登録すれば利用可能だ。
 
■ デジカメ一発年賀状[戌]http://www.kuraemon.com/products/nenga2006/
 トリワークスの年賀状作成ソフト。最大の特徴は、無料のフリーウェア版が公開されていること。手持ちのデジタルカメラで撮影した画像を印刷できるほか、宛名印刷なども行なえるという。写真用フレームやイラストなどの素材も52点収録した。
 
 
●年賀イラストでオリジナルデザインに挑戦
 
 ワープロソフトやグラフィックソフトをお使いの方は、イラスト素材を利用した年賀状作成に挑戦してはどうだろう。さまざまなサイトが年賀状に使えそうな楽しいイラストを公開しており、多くはJPEG形式画像になっているのでデザインの微調整なども簡単に行なえる。一部有料会員制を採用しているサイトもあるが、無料サイトを中心にご紹介する。なお、無料サイトには利用条件を明記している場合もあるので、利用する際は確認しよう。 
■ キヤノン クリエイティブパーク 年賀状作成おたすけサイトhttp://cp.c-ij.com/japan/otasuke/nenga/
 今回ご紹介する中では、おそらくもっとも強力な無料素材集。はがきサイズにデザイン済みのテンプレートデータと、自由に組み合わせて使えるイラスト素材を約1,300点掲載している。会員登録などをする必要もなく、誰でも自由に使える。
 
■ 郵便局ホームページ フリーイラスト集http://www.yuubinkyoku.com/illust/
 郵便局の公式サイトでも、手紙全般で役立ちそうなイラストを公開している。お正月に使えそうなイラストだけでも約100点、そのほかにデザイン文字も掲載中だ。
 
■ DiGi-K 2006年賀状イラストhttp://www.kyoeiworks.co.jp/digi-k/
 無料で使えるJPEG形式の年賀イラストを掲載。羽子板や獅子舞をモチーフとした汎用的なイラストに加え、2006年の干支である戌のデータもラインナップに加わった。コミック調のものから版画風の渋めなものまで、お好みで利用したい。
 
■ @nifty 年賀状特集2006http://www.nifty.com/clipart/
 文面用デザインとして、差出人や文面を記入するだけで使えるイラスト類を無料で配信中。JPEG形式になっているので、ブラウザから保存して使おう。なお、キッズ@niftyでは、子供向けの年賀イラストも公開している。
 
■ BIGLOBE 年賀状特集http://digital.biglobe.ne.jp/nenga/
 年賀状の基礎知識とともに、多数の無料素材を公開。BIGLOBEカフェに会員登録すれば、無料で利用できる。主要な年賀状作成ソフトでの素材利用方法をスクリーンショット付きで解説している。
 
■ 年賀状プリント決定版2006http://www.templatebank.com/nenga/
 無料会員と有料の「ゴールド会員」向けに、それぞれ年賀イラストやデザインテンプレートを公開する。ゴールド会員ではより多くのデザインが利用できるほか、「落款」としてハンコ状のデザインを作成可能だ。ゴールド会員は入会金420円、月会費が420円。
 
■ おめでた満タン2006 戌年http://www.dex.ne.jp/omedeta/
 デザイナーらによるオリジナリティの高い年賀状イラストを販売する。販売価格は1点あたり525円から。1,312円のパックでは、2週間以内であれば約2,000点の素材を自由にダウンロードできる。
 
■ ふゆきデザイン年賀状(戌年)http://www.fuyuki-nenga.com/
 干支をモチーフにした文面デザインが多数。無料版と業務用を意図した有料版がある。なお、無料版のデザインの一部は、12月15日を過ぎると有料配信される予定だ。年末に集中しがちなアクセスを均一化させる狙いがあるという。利用をお考えの方は早めにチェックを。
 
■ タカ印紙製品 使える! 素材集 年賀状http://www.taka.co.jp/download/tukaeru/nenga.htm
 「Word」や「一太郎」などで使えるテンプレートを無料で公開する。イラストも挿入済なので、例文を書き換えるだけですぐ使える。各ソフト別のファイルを解凍して、利用しよう。
 
■ Web 使える!イラスト素材集http://www.sozai-illust.com/free/
 案内状やホームページで使えるイラスト素材を公開しているWebサイト。「四季のイラスト」のコーナーでは、年賀状用のデータが公開されている。
 
■ PCスタジオ スキルアップ講座 年賀状素材ダウンロード -2006・いぬ-(シャープ)http://www.sharp.co.jp/mebius/pcstudio/taiken/nenga2006/
 シャープのPC「メビウス」シリーズの活用情報サイトで公開されているデータ集。現在は約40点ほどの文面デザインがJPEG形式で開催されており、非商用であれば無料で利用できるという。
 
■ キヤノン 楽しく作ろう!とびっきりの年賀状2006http://cweb.canon.jp/nenga2006/
 10月3日以降にキヤノン製のプリンタ「ピクサス」シリーズを買った人はこちらをチェックしてみよう。キャンペーン対象機種のシリアルナンバーを登録すれば、約1,000点の年賀状素材を無料で使える。グラビアアイドル・山本梓のカレンダーやポンキッキーズのオリジナルカードといったデータも提供されている。
 
■ FinePix.com デジタルカメラで年賀状を撮ってみよう!http://www.finepix.com/community/archives/school/practice/newyearcard/
 デジタルカメラをお持ちの方は、家族やペットをモチーフに、素材そのものの作成にトライしてみよう。FinePix.comでは、年賀状写真を撮影するためのアドバイスを掲載中。富士フイルム製カメラ以外のユーザーも参考になる内容だ。
 
 
●専門業者による高品位サービス
 
 専門業者による印刷サービスを利用すれば、時間も短縮できるし、より高品質な仕上がりになる。オンライン上からでも画像設定やトリミングが可能で、あとは受け取り方法を指定するだけと手軽だ。ポストへの投函代行サービスにも注目しておきたい。なお、利用するサービスによって料金・納期は大幅に異なってくる。記事中の料金はあくまで一例なので、注文前には各社のサイトで必ず確認しよう。
 
■ Yahoo!フォト 年賀状プリントサービスhttp://print.photos.yahoo.co.jp/nenga2006/
 写真のオンラインストレージ「Yahoo!フォト」に保存した写真などを使って、年賀状の印刷注文ができるサービス。イラスト年賀状の注文も可能だ。3種類のショップの中から発注先を選定できるようになっており、「フジカラー」で写真入りタイプ年賀状を選択した場合は、基本料1,260円、1枚あたりの印刷単価は53円(はがき代別)。送料は無料だ。
 
■ フジカラーポストカードhttp://postcard.jp/
 ディズニーやサンリオの人気キャラクターをあしらった写真入り年賀状が作れる、フジカラーポストカード。来年2006年に開催されるFIFAワールドカップ ドイツ大会のロゴ入りタイプもある。料金は写真入りタイプの場合、基本料金が1,260円、1枚あたり印刷単価は58~74円(はがき代別)。送料は420円。
 
■ オンラインラボ 年賀状印刷http://onlinelab.jp/nenga/
 コニカミノルタの年賀状印刷サービス。2006年1月9日まではキャンペーン価格が適用され、「写真+フレームタイプ」の場合、基本料金1,050円(通常1,260円)、プリント単価が42円(同63円。はがき代別)と、お得な料金で印刷できる。また、30枚以上の注文時は、送料500円が無料になる。
 
■ Kodak キレイな写真 DE 年賀状http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/consumer/2006newYear_postcard/
 http://www.photoclick.co.jp/kodak/
 コダックの年賀状印刷サービスでは、戌年にちなんで「ケンケン」のキャラクター年賀状を取扱中。このほかにも写真入りタイプ、イラストタイプなどさまざまな年賀状を作成できる。オンラインで注文し、受け取りは近隣のサービス加盟店舗で受け取れる。デジカメ画像からの年賀状はがき作成は、29枚まで1枚124円、30枚以上で1枚100円。詳細な料金は各店舗によっても異なるので事前に確認しよう。
 
■ デジプリ年賀状2006http://nenga.digipri.com/
 約400種類のデザインテンプレートを用意する。早期割引きキャンペーンを実施しており、11月27日までに注文すれば通常1,260円の基本料金が945円になる。さらに70枚以上注文時はプリント料金も1枚あたり10円値引きされ、42円(はがき代別)に。送料も無料になるので早期注文がお得だ。
 
■ マイプリントhttp://www.myprint.co.jp/
 お近くの大型スーパーで印刷物を受け取りたい人はこちらをチェックしてみよう。イトーヨーカドーやジャスコ、西友、サティといった国内の主要スーパーの各店舗で受け取りできる。用意されている年賀状の料金は10枚1,995円~。
 
■ ポスコミ年賀状2006http://www.postcom.co.jp/
 お年玉付き年賀はがきへの印刷に加え、投函の代行までしてくれるサービス。文面デザイン例も充実しており、写真入りタイプ、イラストタイプなどから選択可能だ。宛名の指定にはフォームからの入力のほか、CSVファイルによる一括指定も行なえる。1枚あたりの印刷価格は84円が基本だ。このほかはがき代も別途必要。
 
■ 楽年賀Japan!http://www.rakuraku-nenga.jp/navi/index.html
 ダイレクトメール推進協議会が実施している年賀状の印刷サービス。30枚以上から注文を受け付け、1枚あたりの印刷単価は28円(はがき代別)。基本料金は画像なしが2,450円、画像ありが2,750円だ。またオプションとして宛名印刷サービスにも対応しており、基本料金8,000円、1枚あたり10円の追加料金を支払うことで投函代行も依頼できる。
 
 
●グリーティングカードサービスも使ってみよう
 
 最後にオンライン上のグリーティングカードサービスを見てみよう。郵便年賀はがきよりさらに手軽にメッセージを送れ、多くは無料で利用可能。また年末ギリギリになっても元旦に届くのがオンライングリーティングカードの魅力。上手に利用してみよう。
 
■ Yahoo!グリーティングhttp://greetings.yahoo.co.jp/
 季節やシーンに応じたデザインを多数用意し、1年を通じて利用できる。年賀状のカテゴリも設けられているが、今のところ2006年の戌年を意識したものは少ない。送信日時の指定も1カ月先までなので、12月以降の更新を待とう。
 
■ 楽天グリーティングカードhttp://greeting.rakuten.co.jp/
 ショッピングサイトとしてお馴染みの楽天でも、無料のグリーティングカードサービスを展開中。Flashを使ったアニメーションタイプから携帯電話に送れるシンプルなタイプまで、多数の年賀状用カードを用意している。
 
■ Ynotグリーティングカードhttp://www.ynot.co.jp/
 オンライン上のグリーティングカードサービスとしては大手。2005年6月には運営元のワイノットが楽天に合併している。カードのラインナップも充実しており、携帯電話向けFlashに対応した「フラッシュeカード」や「相田みつをeカード」など、バラエティ豊か。
 
■ livedoor NetCARDhttp://netcard.livedoor.com/
 日常的に利用できるグリーティングカードを豊富に掲載。季節に応じた特集ページを組んでおり、現在は「秋のカード」を集中的に紹介している。なお、2004年は12月1日から年賀状特集が組まれた。
 (2005/11/25) [森田秀一] 
 
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