Webサイト作成ツールとして定番化したブログ。2005年の新語・流行語大賞に選ばれるなど一般ユーザー層へも浸透しつつある。年頭の決意も新たな今、普及めざましいブログにチャレンジしてみよう。
●大手ポータルサービス・ISPのブログにチャレンジ
まずは、大手のポータルサービスやISPが運営するブログを見ていこう。無料サービスに加え高機能な有料版を提供していることも少なくない。無料版からのステップアップも可能だ。
■ goo ブログ
http://blog.goo.ne.jp/
gooで展開中のブログサービス。無料版でも1MBまでの画像ファイルを最大3GBまで保存できる。なお、月額290円の有料オプション「gooアドバンスパッケージ」を契約することで容量制限が1TB(1,024GB)に拡張されるほか、アクセス解析機能、アフィリエイト広告の利用も可能になる。
■ livedoor Blog
http://blog.livedoor.com/
無料版でも最大2.1GBの記事データを保存しておける。月額262円の有料プラン「livedoor Blog PRO」では、コメントやトラックバック機能の運用方法を詳細に設定できるほか、訪問者数などを確認するためのアクセス解析機能が利用できる。
■ エキサイトブログ
http://www.exblog.jp/
無料版の容量はテキストは無制限だが、画像は30MBまで。月額250円の有料版「エキサイトブログ アドバンス」を申し込むと、500KBまでの画像ファイルを1日5MBまで、何件でも投稿できるようになる。
■ ココログ
http://www.cocolog-nifty.com/
2005年11月から「ココログフリー」プランが導入されたことによって、@nifty以外のISPユーザーでも、無料で使えるようになったココログ。記事保存容量は最大2GBで、アフィリエイトの利用も可能だ。月額473円で5GBまで利用できる「プラス」、月額998円で10GBまでの「プロ」といった有料サービスでも、3月をめどにココログフリーで先行搭載された機能の追加が行なわれる予定。
■ ウェブリブログ
http://webryblog.biglobe.ne.jp/
BIGLOBEのブログサービス。2種類の利用コースを用意しており、BIGLOBE会員以外は無料の「カフェ」コースを選択するとよいだろう。1GBまでの画像を保存できる。また、BIGLOBE接続会員であれば、画像容量が3GBの「スタンダード」コースを追加の料金負担なしで利用できる。
■ Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANがベータ版として提供中の無料ブログサービス。文章容量は無制限、記事用画像も最大2GBまでアップロード可能となっており、容量を心配することなく記事の作成に打ち込めるだろう。
■ MSN スペース
http://spaces.msn.com/
MSNの無料ブログサービス。人気のインスタントメッセンジャー「MSNメッセンジャー」とも連携しており、メッセンジャーのウインドウ上からも簡単に利用手続きができる。保存容量は10MB。
■ So-net blog
http://blog.so-net.ne.jp/
So-net会員向けのブログサービス。無料の「こんてんつコース」に登録すれば誰でも利用できる(要クレジットカード登録)。200KBまでの画像を最大500MBまで、QVGAサイズ動画も1MBまで投稿可能だ。
■ OCN ブログ人
http://blog.ocn.ne.jp/
OCNが会員向けに提供しているブログサービス。無料・有料を含め、4種類のコースを用意しており、無料の「はじめの一歩」コースでは100MBまでのブログを作成できる。なお、月額262.5円の「OCNバリュープラン」を契約すれば、他社ISPユーザーでもブログ人の利用が可能になる。
■ Doblog
http://www.doblog.com/
NTTデータが展開するサービス。コメントやトラックバックといった標準的なブログ機能をサポートしているほか、Doblog同士の相関関係がわかる「Hottolink」など独自の機能も搭載している。画像の容量制限は1ファイル200KB、記事1件につき最大5ファイルまで。
■ LOVELOG
http://blogs.dion.ne.jp/
DION会員限定のサービス。ブログパーツ「BlogPet」を設置したブログが簡単に作れる。DIONホームページ公開代理サービスの容量まで記事・画像を保存できるが、会員コースによって上限が異なるので注意しよう。
■ AOLダイアリー
http://diary.jp.aol.com/
AOL会員向けのブログサービス。最も安い月額504円の会員コース「コンテンツ&メールプラン」でも、追加負担なしにAOLダイアリーを利用できるほか、最大7つまでのブログを作成可能だ。ブログあたりのコンテンツ容量は30MBまで。
■ Blogger
http://www.blogger.com/
検索サービスでおなじみのGoogleが手がけるブログサービス。以前は英語のみのサービスだったが、現在はログイン画面やヘルプなども日本語を含めた多言語化対応が進んでいる。画像容量は最大で300MB。
●ブログ専業事業者やホスティング事業者などのブログサービス
ブログ専業事業者やホスティング事業者が提供するブログサービスでは、独自色を打ち出しているサービスも少なくない。また、そのほかの事業者によるブログサービスも掲載した。自分の好みに合ったサービスを選択しよう。
■ ジオログ Yahoo!ジオシティーズ
http://geocities.yahoo.co.jp/v/gl/
無料のWebサイト作成サービスで知られる「Yahoo!ジオシティーズ」でも、無料でブログを作成できる。メールによる記事投稿も行なえる。容量は50MBまで。
■ Seesaa ブログ
http://blog.seesaa.jp/
Seesaa ブログの最大の特徴は、無料ブログでは禁止されていることの多いアフィリエイト広告が自由に掲載できる点だ。また、文章容量は無制限、画像容量も最大2GBと大容量。
■ FC2ブログ
http://blog.fc2.com/
レンタルサーバーなども提供するFC2では、画像容量が1GB(1ファイル250KB)までのブログサービスを提供している。無料ブログだが商用目的の利用が可能で、アフィリエイト広告、Google AdSenseといった収入目的の広告も掲載できるのが特徴だ。
■ JUGEM
http://www.jugem.jp/
paperboy&co.による無料ブログサービス「JUGEM」。画像は最大30MBまで投稿可能なほか、アフィリエイトも自由に掲載できる。新規ユーザーの受付を停止している期間が長くあったものの、現在は登録から30分ほどで利用できるようになるという。
■ ロリポブログ
http://lolipop.jp/blog/
こちらもpaperboy&co.のブログ作成サービスだ。同社のレンタルサーバー「ロリポップ!」ユーザー向けに提供されている。テキスト容量は無制限。画像容量は合計100MBまでで、1画像につき100KBまで。掲載できる画像数は無制限となっている。なお、ロリポップ!の利用料金は月額263円~。
■ ヤプログ!
http://www.yaplog.jp/
paperboy&co.の親会社にあたるGMOインターネットによる無料のブログサービス。女性にも人気の出そうな可愛らしいデザインのブログを提供中。マニュアルとして利用できる記事も豊富なので、幅広い層のユーザーが利用できそうだ。記事数の上限は10,000件、画像容量は100MBまで。
■ ドリコムブログ
http://blog.drecom.jp/
絵文字も使える無料ブログ。自分の生い立ちを公開できる専用ページが設けられている。記事・文章用にそれぞれ最大1GBの容量を用意する。画像ファイル1件あたりの最大容量は200KB。
■ AutoPage
http://autopage.teacup.com/
“ケータイ完全対応”を謳うAutoPage。携帯電話から、ブログの新規作成や記事の投稿・閲覧・管理までを無料で行なえる。また、50MBまでの画像容量を設けている。アフィリエイト広告の掲載も部分的に許可されているので上手に利用したい。
■ チャンネル北国tv
http://ch.kitaguni.tv/
北海道発の無料ブログサービスということで、サイトの端々に“北国”を連想させるデザインになっているほか、北国をイメージしたブログのテンプレートも少なくない。ディスク容量は無制限だが、1記事あたりの画像は1枚までとなっている。
■ アメーバブログ
http://blog.ameba.jp/
サイバーエージェントが運営する無料ブログサービス。テレビドラマになった「実録鬼嫁日記」もこちらに掲載されている。人気ランキングに応じて最高10万円の賞金をプレゼントする企画を実施している。なお、ブログへの画像投稿は20MBまで。
■ DUOBLOG
http://blog.duogate.jp/service/
KDDI、沖縄セルラー電話、Duogateの3社によるauの携帯電話からの利用を前提とした無料ブログサービス。アップロードできる画像の最大容量は、周辺サービスの「DUOALBUM」「DUOSNAP」とあわせて50MBまで。90日間記事が投稿されない場合、利用停止になるので注意しよう。
■ 2ちゃんねるブログ
http://www.2log.net/
2ちゃんねる用語やデザインがふんだんに盛り込まれている無料ブログサービス。ブログの目的別に運営サーバーが分けられており、新規申し込みもサーバー別に受け付けている。“2ちゃんねるワールド”を堪能したい方はお試しあれ。
■ サンリオブログ広場
http://blog.hellokitty.ne.jp/
入会金315円、利用料月額315円の「ハローキティクラブ」会員向けのサービスだ。女性を中心に絶大な支持を集めるサンリオキャラクターがデザインされたブログを開設できる。人気キャラのブログも公開中。
●日記専門サービスでさらに簡単に
昔ながらの日記専門サービスもトラックバックやコメントを受け付けるなどブログ化が進んでいるが、トラックバックスパムやコメントスパムの対応に苦慮するユーザーも少なくない。あえてブログ的な機能の少ない日記サービスを利用するという選択もあるだろう。
■ さるさる日記
http://www.diary.ne.jp/
昔ながらの日記専門サービス。画像はFTPクライアントを利用して掲載することになるので少々手間がかかる。文章を書くことをメインに考えている人にお勧めだ。日記は非公開の設定ができず、必ず公開された状態になる。そのため、特定の人だけに見せたい人には不向き。なお、年額3,780円の有料版ではバナー広告を外すことなどが可能になる。
■ CGIBOY
http://www.cgiboy.com/
掲示板やアクセスカウンターなどの各種CGIを提供するWebサイト。「日記帳」もサービスの1つで、約1年分の過去日記を保存しておける。画像は1日あたり30KBまで添付しておける。無料。
■ 楽天広場
http://plaza.rakuten.co.jp/
楽天で提供されているサービス。かつては日記サイト的な性格が強かったものの、現在はトラックバックやコメントにも対応するなどブログとしての運用できる。
■ はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/
トラックバックやコメントなどを追加してブログ的なサービスへと進化している「はてなダイアリー」だが、1日に投稿できる記事は1件までと、日記的な要素も残している。無料版では、1日あたり1枚の画像を掲載可能。有料オプションを使うことで、はてなの特徴である「キーワード自動リンク機能」をオフにしたりアクセス解析を利用することができる。有料オプションは、はてなポイントで月額180ポイント(180円分に相当)。
■ tDiary.org
http://www.tdiary.org/
Web日記作成用フリーウェア「tDiary」。Webサーバー上で動作する無料のCGIスクリプトだ。他のサイトからリンクされるとそのリファラヘッダを表示する「本日のリンク元」機能やコメントを記入できる「ツッコミ」機能などを実装しており、ブログとしての運用も可能だ。
●ブログをもっと楽しむなら
最後は、ここまで紹介しきれなかったブログ関連のサイトを紹介しておこう。前回掲載したブログ検索サイト・ツールのリンク集と合わせて、ブログを楽しむ際の参考にしてほしい。
■ ブログ普及委員会
http://www.blogfukyu.jp/
“ブログの女王”こと眞鍋かをりを委員長に、ブログの普及に向けて2005年11月に発足したばかりのブログ普及委員会。公式サイトでは「真鍋式ブログ講座」「勝手におすすめブログ」などの読みもの系コンテンツを用意している。
■ 日本ブログ大賞2006
優秀ブログを自薦・他薦問わず募集中。合計14部門で競い合い、3月下旬には結果を発表する予定だ。利用中のサービス・アプリケーションを問わずに募集しているので、自信のある方やお勧めしたいブログがある方は申し込んでみよう。応募締切は1月31日。
■ Movable Type
http://www.sixapart.jp/movabletype/
ブログ構築ツール「Movable Type」。法人・個人を問わず利用できる。1サーバー・5ユーザーのライセンスは26,250円。
■ TypePad
http://www.sixapart.jp/typepad/
Movable Typeの開発元であるシックス・アパートによるホスティング型ブログサービス。3種類の有料プランを用意する。もっとも安価な「Basic」プランは月額420円で、容量は100MBまで。
■ ブログを楽しむために注意したいマナーとは(オールアバウト)
http://allabout.co.jp/computer/internetlife/closeup/CU20051006A/
「ネットライフのマナーとルール」のカテゴリに掲載されている記事。掲示板への書き込みやメール編集に最低限のマナーがあるように、ブログを利用する際にも忘れてはならない注意点がある。ガイド記事を参考に、自分なりの“ブログ方法論”を確立しよう。
(2006/1/6)
[森田秀一]
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