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 ネット上に数ある地図サービスの中でも、特に高い人気を誇る「Google マップ」。このほど、街路の風景をパノラマ写真で楽しめる「ストリートビュー」が追加され、さらにパワーアップした。今回のリンク集ではその概要を探るとともに、定番的人気を誇るデジタル地球儀「Google Earth」もあわせてご紹介しよう。
 
 
 
●最初に確認! Google マップ公式サイトの注目記事
 
 Google マップのWebサイト内には役立つ情報が満載。すでに使いこなしているというユーザーも、基本機能を改めて確認する意味もこめて、じっくりチェックしてみるのがおすすめだ。
 
■ Google マップhttp://maps.google.co.jp/
 最も基本となる、Google マップのトップページ。検索フォームに住所やキーワードを入力すれば目的のポイントがダイレクトに探し出せるが、マウスのドラッグやホイールで地図を操作して任意に表示することもできる。スムーズなスクロールも大きな特徴。このほか、航空写真と地図記号のオーバーレイ表示も可能だ。
 
■ Google マップ ストリートビューhttp://www.google.co.jp/help/maps/streetview/
 8月5日から日本でも提供が始まった新機能。街路に沿って撮影されたパノラマ画像を、自分でスクロールさせながら任意に閲覧できる。気になる景色の反対側を見たり、視線を上下に動かすことも可能で、まさに街歩きの感覚が味わえる。このページでは東京タワーや札幌時計台など、著名施設の周辺エリアがリストアップされている。紹介ムービーもあり、ストリートビュー初体験にはうってつけのページと言える。
 
■ Google マップ ヘルプhttp://maps.google.co.jp/support/
 Google マップに関するさまざまなヘルプ文章を閲覧できる。基本的な機能の確認はスタートガイドを参照しよう。最新サービスの確認には「追加機能の紹介」のページが便利。ストリートビューのほか、公共交通機関を利用したルート探索の方法なども解説している。
 
■ モバイルで Google マップhttp://www.google.co.jp/gmm/
 Google マップの特徴であるスムーズなスクロールを、モバイルでも体感したい方はこちら。Windows Mobile端末やNTTドコモの903i/904i/905i/906iシリーズで利用できる専用アプリケーションだ。航空写真の閲覧はもちろん、GPS機能との連動なども行える。
 
■ 地図の作成http://maps.google.co.jp/support/bin/answer.py?answer=68480&hl=ja
 Google マップには「マイマップ」と呼ばれる、地図カスタマイズ機能がある。こちらはその機能を解説するヘルプページ。目安となるピンや線を書き加えたり、コメントを付けることができる。旅行記などの作成にも便利だろう。
 
■ Google マイマップ EXPOhttp://www.google.co.jp/help/maps/mymaps-expo/index.html#map
 2007年12月から2008年3月にかけて行われた、マイマップ機能のコンテスト。ゲストが作成したマイマップや、優秀作品がリストアップされている。マイマップ作成の参考書として使えそうな作品ばかりなので、一度チェックしてみるといいだろう。
 
■ Google Japan Blog: GEOhttp://googlejapan.blogspot.com/search/label/GEO
 グーグル日本法人の公式ブログ。「GEO」というラベルが付加されている記事で、Google マップ関連の新着ニュースを主に伝えている。8月5日にはストリートビューの提供開始、7月22日にはGoogle マップで新たに建物名の表示に対応したことを知らせている。
 
 
●Google マップを楽しく便利に!~プライバシー問題には細心の配慮を
 
 広範なエリアを対象とするGoogle マップの中から、有名な観光地や面白スポットを取りあげて紹介するサイトは数多い。これらを利用すれば、航空写真などとともにちょっとした旅行感覚を味わうこともできるはずだ。
 ただしストリートビュー関連の写真については、あまりにも「見えすぎてしまう」ためプライバシー面での懸念もある。Googleでは、掲載が不適当と思われる画像の報告も受け付けている。何か問題がありそうな画像を見つけた場合は、自分に直接関わりない画像であっても積極的に報告したほうがよいだろう。
 
■ おもしろGoogleマップ ストリートビュー まとめサイトhttp://googlesv.dreamhosters.com/
 Wiki形式でストリートビューの面白画像を紹介するサイト。「名所・観光スポット」「ヘンテコな看板」などのカテゴリー別にまとめている。他のストリートビュー関連まとめサイトへのリンク集などもある。
 
■ Googleマップ 面白 ストリートビュー まとめサイトhttp://sv.ne.tv/
 こちらはブログ形式のストリートビュー面白画像サイト。8月だけで150件近い記事が投稿されている。カテゴリーに加え、タグでも記事の絞り込みができる。
 
■ google maps による世界遺産めぐりhttp://www.geocities.jp/heritages001/
 Google マップで見ることが可能な世界遺産をまとめたサイト。アメリカの自由の女神像、パリのセーヌ河岸周辺などはもちろん、日本の厳島神社をはじめ収蔵量は膨大の一言。気になる国の世界遺産だけでも見ておくといいだろう。
 
■ Google Mapsで見る天文名所めぐりhttp://www.city.himeji.lg.jp/hoshinoko/rink/googlemap.html
 世界各地の天文観測施設をGoogle マップ上にて紹介。イギリスのグリニッジ天文台のほか、変わったところではロケット打ち上げ場という項目も用意。種子島宇宙センターやケネディスペースセンターなどが簡単に探せる。
 
■ Google Maps Satellite Links in Japanhttp://homepage3.nifty.com/hitopon/google_maps.html
 日本国内の著名スポットを紹介。カテゴリー別にまとめられているが、野球場やサッカー場などのスポーツ施設は見た目的にも特に面白い分野だ。
 
■ Google マップの衛星写真でみつけた名所・面白い写真(教えて!goo)http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1526509.html?check_ok=1
 質問コミュニティサイト「教えて!goo」に投稿されていた記事の1つ。思いのほか回答が集まったようで、実質的に著名観光スポットのリンク集になっている。
 
■ オーストラリア Google Mapsで見る都市と観光地http://www.australia.arakawanet.com/html/sitemap/category/googlemaps.html
 オーストラリア関連の情報サイト。Google マップ上でのグレートバリアリーフやエアーズロックなど16カ所のスポットを紹介。またシドニーのオペラハウスなど、代表的建造物のリンクもまとめられている。
 
 
●いろいろあります!応用サービス
 
 Google マップの主要機能は「Google Maps API」というサービスを通じ、外部サイトでも利用可能。そのため、近年はグルメ情報サイトなど、地図とは直接関係のないサービスでもGoogle マップを目にする機会が増えている。この項では一般サイトにおけるGoogle マップ活用事例を具体的に見てみよう。なお、Google マップ関連の注目ページもこちらで一部紹介しておこう。
 
■ So-net buzzmaphttp://buzzmap.so-net.ne.jp/
 大手プロバイダー「So-net」による口コミ系の地図サービス。自分専用の地図帳を作成したり、他人への公開を目的としたオリジナル地図を作れる。Google マップと同じ操作感で利用できるのが魅力だ。
 
■ ウェブリマップhttp://webrymap.biglobe.ne.jp/
 こちらはBIGLOBEによるオンライン地図サービス。Google マップの地図上にさまざまな口コミ情報をオーバーレイ表示できる。飲食店、ホテルなどのカテゴリー別に情報を絞り込んだり、地図へリンクするための専用URLを簡単に取得することも可能だ。
 
■ タクシーサイトhttp://www.taxisite.com/
 タクシー料金の検索などに便利なサイト。Google マップ上で乗車地・降車地を設定すると、ルートや料金の目安を調べられる。検索結果表示画面では、地図表示の範囲を乗車地周辺・降車地周辺・行程全体の3種類から簡単に切り替えられる。
 
■ 食べログ.comhttp://tabelog.com/
 グルメ情報の口コミサイト。店舗情報の表示画面で「地図」のタブをクリックすると、Google マップ上で所在地を示してくれる。地図表示中にストリートビューへ切り替えることも可能なので、店舗外観をあらかじめ知ることもできるだろう。
 
■ 日本の天文情報 全国天体観測地マップβ全国各地の天文観測スポット情報を公開中。地図上のポイントをクリックすると、スポット概要や周辺施設の外観写真などを表示してくれる。リストから直接検索することも可能だ。
 
 
■ DigiStyle京都マップhttp://www.digistyle-kyoto.com/kanko/map/
 京都の観光情報をまとめたサイト。各スポットの詳細表示画面で、Google マップを活用している。ドラッグによるスクロールも可能なので、周辺地理の把握も容易に行える。
 
■ 全国ロケ地ガイドhttp://loca.ash.jp/
 ドラマや映画に登場したロケ地の情報をまとめている。作品、制作年代、出演俳優、ロケ地域別に検索することが可能。各スポットの住所をGoogle マップ上でも確認できる。一部スポットには写真も添付されている。
 
■ 2D自動車シミュレーター on Google Mapshttp://geoquake.jp/webgame/DrivingSimulatorGM/
 Google マップ上で車を運転できる、ゲーム風シミュレーター。「Google Maps API for Flash」を利用して制作されたという。キーボードの矢印キーで車を操縦できる。方向指示器を点灯させるといったお楽しみ要素も。
 
■ Google Skyhttp://www.google.com/sky/
 Googleが公開中の天体観測サービス。Google マップとは直接関係ないものの、ほぼ同等の操作感で提供されているのが特徴。マウスのホイール操作で星雲をズームアップ表示させることなどが可能だ。画面下部のアイコンをクリックすることで、星座イラストをオーバーレイ表示させることもできる。
 
■ Panoramiohttp://www.panoramio.com/
 Googleによる地図ベースの写真共有サービス。名所や旧跡、風景などの写真が数多く登録されている。日本国内の写真も豊富だ。なお、こちらで掲載されている写真の一部はGoogle マップのWebサイト、および後述の「Google Earth」からも閲覧できる。
 
■ ストリートビューが話題、「Googleマップ」の歴史を見る(INTERNET Watch)http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2008/08/11/
 Google マップは米国での2005年サービス開始以来、細かなバージョンアップを重ねている。こちらの特集ページでは、その開発履歴を当時の記事から振り返ることができる。
 
 
●専用ソフトでもっと多機能に! Google Earth
 
 「Google Earth」は“デジタル地球儀”とでも言うべき多機能サービスだ。専用のクライアントソフトをPCにインストールする必要があるものの、より快適な操作感で、多角的に地図を楽しめる。地球全体を表示する遠景から都市の一地点へスムーズに視点変更できるさまは圧巻。未経験の人もぜひ一度試してほしい。
 
■ Google Earthhttp://earth.google.com/intl/ja/
 Windows、Mac OS Xなどに対応する地図ソフト。最新バージョンは「4.3」。Google マップへの対応で有名になった「ストリートビュー」機能にも対応済み。基本的な機能は無料で利用できるが、GPS機能をサポートした「Google Earth プラス」が年額20ドル、より高度な機能を搭載した組織向け「Google Earth プロ」が年額400ドルで用意されている。
 
■ Google Earth Showcasehttp://earth.google.co.jp/showcase/
 Google Earthヘルプ記事内のいちコンテンツ。Google Earth上に重ねて表示できるさまざまなデータ集を紹介している。英語コンテンツが多いが、Google Earthの多機能ぶりを知るのにはうってつけのものばかり。
 
■ Google Earthを楽しむ!!(Noblese-Oblige)http://noblesse-oblige.jp/earth/
 ファンによるGoogle Earth解説コンテンツ。基本的な操作方法のガイダンスから、Google Earthならではの「レイヤ」機能の活用法などを指南している。
 
■ 激しくお勧め!Google Earth(google map)http://012.bz/google_earth/
 Google Earth上での場所指定などに利用される「KML」形式のファイルを多数公開中。世界各地の有名スポットがリストアップされている。住所や駅名から緯度・経度を検索するサービスもあわせて提供中だ。
 
■ Google Earth 観光案内http://www7a.biglobe.ne.jp/~diagraph/column/googleearth/
 Google Earth上で楽しめる有名スポットを紹介するサイトだが、ミリタリーおよび鉄道関係の充実ぶりが際だつ。変わったところでは「エリア51」の地点情報を写真付きで紹介している。
 
■ Google Earthで訪ねる世界遺産http://googleearth.e-pleasant.com/
 Google Earth上で楽しめる、各地の世界遺産を紹介。地域別にカテゴライズされているので、あとはページ中の「表示」ボタンをクリックするだけで、Google Earthが自動的に起動し、世界遺産の所在地が見られる。
 
■ Google Earthの旅http://google-earth-travel.net/
 Google Earthで表示されるさまざまなスポットを画像付きで紹介。一般ユーザーからの投稿も受け付けている。各スポット紹介に併記されたリンクをクリックすれば、Google Earth上で当該スポットを簡単に検索できる。
 
 
●いろんなデータを取り込んで、Google Earthをもっと楽しく
 
 Google Earthには、KMLおよびKMZ形式のファイルを読み込んで、さまざまなデータを追加表示する機能がある。見た目的に楽しいコンテンツも多く、ぜひ使いこなしたいところだ。また、Google Earthに搭載されたフライトシミュレーター機能もあわせてご紹介しておこう。
 
■ internavi Premium Club インターナビ・フローティングカーデータ on Google Earthhttp://www.premium-club.jp/lab/lab1.html
 ホンダ車向けのカーナビサービス「internavi Premium Club」で収集された道路情報をGoogle Earthで表示するためデータを公開中。東京・大阪・名古屋の3大都市別に分かれており、適用すると繁華街を中心に渋滞していることが視覚的に理解できる。
 
■ デジタル台風(Google Earth版)http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/kml/
 気象衛星で観測された台風の画像を1時間おきに更新。雲の状況が反映されるため、オーバーレイ表示中の外見はまさに天気予報図そのもの。さらにその状態で地球儀風に回転させられるのも魅力だ。過去5年間の熱帯低気圧情報も公開している。
 
■ グーグルアースで古地図を見よう!http://googleearth.raifu.info/
 Google Earthにもともと搭載されているデータをの1つに「ラムゼイ歴史地図コレクション」がある。これを利用して世界各地の古地図を見る方法が紹介されている。地図好きだけでなく、歴史好きにもおすすめのコンテンツだ。
 
■ au Smart Sports Run&Walkhttp://run.auone.jp/
 au携帯電話向けのエクササイズ支援サービス。GPS機能付き携帯電話を併用することで、実際に走ったルートをPCサイトで地図とともに確認できる。ログイン後の画面で「リプレイ」を選択すると、KML形式のファイルが出力できるのでGoogle Earthに重ねて表示することが可能。
 
■ グーグルフライトの使い方と操作説明http://www.alptr.net/
 Google Earthには地図を見るだけでなく、フライトシミュレーター機能も搭載されている。メニューの「ツール」からも選択できるこの機能について、写真付きで紹介するサイトがこちらだ。
 
 
 (2008/09/05) [森田秀一] 
 
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