「G Suite」時短&コラボ仕事術

機能追加の進む「Google Chat」を解説<2>

簡単に始める1対1のチャット(ダイレクトメッセージ)

 今回は、テレワーク促進にも対応して利用が進んでいるG Suiteの中に含まれるチャットアプリ「Google Chat」の使い方をご紹介します。

 Googleのチャットと聞くと、これまで使われてきた「ハングアウト」という名前のチャットアプリをイメージする方も多いかと思いますが、有償版のG Suiteではアプリの切り替えが進んでおり、今後はGoogle Chatが主流となる予定です(2020年の後半にはこれまでのハングアウトは使えなくなる予定と、Googleからアナウンスが出ています)。

この連載について

会社でG Suiteが導入されたのだけれどいまいち使い方がよく分からない、クラウドならではの機能をうまく活用できていない……といったユーザーに向けて、G Suiteの基本的な使い方やTipsを解説しています。なお、各記事で取り上げている内容は、G Suiteの使い方・活用をレクチャーする動画型eラーニングサービス「Master Program」より抜粋・再編集したものです。同サービスについては、こちらの詳細記事もあわせてご参照ください。

1対1の気軽なチャットは「ダイレクトメッセージ」で送る

 基本的なチャットの開始方法をご紹介します。まず、Googleアプリをクリックし、チャットを選択します。

 チャットのホーム画面が表示されたら、「ユーザー、チャットルーム、botを検索」をクリックし、チャットを開始したい相手のユーザー名またメールアドレスの一部を入力し、クリックします。

 そして、メッセージを入力し、「メッセージを送信」をクリック。1対1の「ダイレクトメッセージ」は、簡単に始めることができますね。

「絵文字」も使って気軽にコミュニケーション

 メールでは「お疲れさまです。お世話なっております。○○部の××です。」のような、手紙にも近い、少し硬い文章でやり取りされている方も多いかと思います。しかし、チャットはメールよりも、会話に近いテキストでのコミュニケーションです。

 もちろん、Google Chatでも、気軽にコミュニケーションできるように、絵文字を送ることができます。絵文字を挿入したい場所で、絵文字追加アイコンをクリックして、メッセージに絵文字を追加します。

 また、受けたチャットにはリアクションを付けることができます。

 「分かりました!」「承知しました!」といった反応を示したいときには、グッドボタンを押して、会話を終了とするなど、気軽にやりとりができます。

1対1の「ダイレクトメッセージ」は会話が非公開

 ダイレクトメッセージは、個別のユーザーとの間で行われるプライベートな会話です。ダイレクトメッセージには他のユーザーを追加することができませんので、過去の個別のユーザーとの会話が公開されることはありません。個人と個人のちょっとした会話みたいなものですね。

 なお、チャットの履歴は、メッセージの入力欄にある履歴のスイッチをクリックし、オンまたはオフすることで、保存するかどうかを設定することができます。オフにすると、メッセージは24時間後に削除されます。

Gmailでメール確認の時間を圧倒的に削減するワザとは? 会議の日程調整・予約をGoogle カレンダーでスムーズに行うには? Google ドライブで資料を作成すれば上司も部下もラクになる? 脱・添付ファイルでファイル探しの時間を省く……G Suiteをうまく使えば、これまで手間がかかっていた作業の時間をもっと短縮できるはず! 本連載『「G Suite」時短&コラボ仕事術』では、業務を効率化してスマートに働くためのG Suiteの基本的な使い方やTipsを紹介しています。

株式会社ストリートスマート

G Suiteの導入支援/運用支援事業を展開。“チェンジマネジメント”という、テクノロジーの移行に際して、人の変化を管理するGoogleのメソッドを理解し、導入支援や教育支援などを幅広く行うパートナーとしてGoogleに認定されている。2019年4月より提供を開始した「Master Program」は、G Suiteの使い方や活用方法をレクチャーする動画型eラーニングサービス。操作方法にとどまらず、G Suiteを活用した企業のコラボレーションや生産性向上のためのレクチャーも用意しており、1アカウントあたり初期費用360円(税別)+年間360円(税別)で導入可能。G Suiteの機能追加などに伴う新規レクチャーも逐次追加しており、G Suite導入企業における社員教育や利用マニュアル整備などの手間が削減されるのがメリット。