「G Suite」時短&コラボ仕事術

Google カレンダーのうまい使い方<5>

テレワーク中の「在宅/出社」予定は、「チームカレンダー」機能でシンプルに共有

「○○さん、オフィスには来てないけど今日って休みだっけ? 在宅勤務だっけ?」
「明日、××が届く予定だけど、誰が出社するのかな?」

 テレワークを導入していても、やはりオフィスでやらなければならない業務はあるもの。郵送対応、来客対応などの出社対応を、当番制で運用している会社さんの話も聞きます。

 Google カレンダーには、チームメンバーの休暇や出張のスケジュールを管理したり、各メンバーが関係するプロジェクト、締め切り、各種の予定を確認できる「チームカレンダー」という機能があります。

 個人個人が予定を登録するカレンダーとは別に、チームメンバーと1つのカレンダーを作成・共有して、それぞれが予定を新規登録・編集することができる機能です。

 このチームカレンダーを利用し、各自が予定を作成しておくと、他のメンバーは自身のカレンダーを開くだけで、誰が出社して、誰が在宅勤務予定なのかがひと目で分かります。オフィスに不在であっても、テレワークで不在なのか、休暇で不在なのか、周りのメンバーもすぐに判断できますね。

 もちろん、Google カレンダー上でメンバー個人の予定を確認すれば、今日何をしているのかは分かりますが、メンバーの人数が増えてくるとそれぞれのカレンダーを1つ1つ確認するのは結構な手間になりますよね。

 チームで共有したい予定にはチームカレンダーがお勧めです!

この連載について

会社でG Suiteが導入されたのだけれどいまいち使い方がよく分からない、クラウドならではの機能をうまく活用できていない……といったユーザーに向けて、G Suiteの基本的な使い方やTipsを解説しています。なお、各記事で取り上げている内容は、G Suiteの使い方・活用をレクチャーする動画型eラーニングサービス「Master Program」より抜粋・再編集したものです。同サービスについては、こちらの詳細記事もあわせてご参照ください。

各自が入力できるチームカレンダーを新しく登録

 先ず、チームカレンダーを新しく登録します。ページ左側の「他のカレンダー」をクリック、次に「新しいカレンダーを作成」をクリックします。

 カレンダーの名前や、説明事項を入力し、「カレンダーを作成」をクリックします。

 これで、作成したカレンダーが登録されました。

作成したチームカレンダーをメンバーへ共有

 では、新しく登録したチームカレンダーを、メンバーへ共有していきましょう。共有したいチームカレンダーの「︙」(オーバーフローメニュー)をクリックし、「設定と共有」を選択します。

 チームカレンダーを共有したいメンバーを追加し、権限は「変更および共有の管理権限」を選択し、送信をクリックします。

 カレンダーを共有された相手には、メールが送信されるので、メンバーは共有されたチームカレンダーを追加します。

共有されたチームカレンダーに「在宅勤務」の予定を作成

 共有されたチームカレンダーに「在宅勤務」の予定を作成してみましょう。ここでは、終日の予定として作成していきます。プルダウンから、チームカレンダーを選択し、保存します。

 チームカレンダーに作成された予定は、チームカレンダーを共有された他のメンバーにも表示されます。

 業務を開始するときには、まずGoogle カレンダーで予定を確認してから、という習慣の人も少なくないと思います。チームカレンダーを設定しておけば、他のツールを開くことなく、スムーズに確認できますね。

Gmailでメール確認の時間を圧倒的に削減するワザとは? 会議の日程調整・予約をGoogle カレンダーでスムーズに行うには? Google ドライブで資料を作成すれば上司も部下もラクになる? 脱・添付ファイルでファイル探しの時間を省く……G Suiteをうまく使えば、これまで手間がかかっていた作業の時間をもっと短縮できるはず! 本連載『「G Suite」時短&コラボ仕事術』では、業務を効率化してスマートに働くためのG Suiteの基本的な使い方やTipsを紹介しています。

株式会社ストリートスマート

G Suiteの導入支援/運用支援事業を展開。“チェンジマネジメント”という、テクノロジーの移行に際して、人の変化を管理するGoogleのメソッドを理解し、導入支援や教育支援などを幅広く行うパートナーとしてGoogleに認定されている。2019年4月より提供を開始した「Master Program」は、G Suiteの使い方や活用方法をレクチャーする動画型eラーニングサービス。操作方法にとどまらず、G Suiteを活用した企業のコラボレーションや生産性向上のためのレクチャーも用意しており、1アカウントあたり初期費用360円(税別)+年間360円(税別)で導入可能。G Suiteの機能追加などに伴う新規レクチャーも逐次追加しており、G Suite導入企業における社員教育や利用マニュアル整備などの手間が削減されるのがメリット。