「G Suite」時短&コラボ仕事術
機能追加の進む「Google Chat」を解説<4>
チーム内のメインチャットには、スレッド分けできる「チャットルーム」がお勧め
2020年9月15日 08:00
今回の記事では、テレワーク促進にも対応して利用が進んでいる「G Suite」の中に含まれるチャットアプリ「Google Chat」の使い方をご紹介します。
機能追加の進む「Google Chat」を解説[目次]
- 「Google Chat」の基本的な使い方。メールとの使い分けが活用のポイント
- 簡単に始める1対1のチャット(ダイレクトメッセージ)
- 複数人チャットは「グループメッセージ」ですぐに始める
- チーム内のメインチャットには、スレッド分けできる「チャットルーム」がお勧め(この記事)
Googleのチャットと聞くと、これまで使われてきた「ハングアウト」という名前のチャットアプリをイメージする方も多いかと思いますが、有償版のG Suiteではアプリの切り替えが進んでおり、今後はGoogle Chatが主流となる予定です(2020年の後半にはこれまでのハングアウトは使えなくなる予定と、Googleからアナウンスが出ています)。
この連載について
会社でG Suiteが導入されたのだけれどいまいち使い方がよく分からない、クラウドならではの機能をうまく活用できていない……といったユーザーに向けて、G Suiteの基本的な使い方やTipsを解説しています。なお、各記事で取り上げている内容は、G Suiteの使い方・活用をレクチャーする動画型eラーニングサービス「Master Program」より抜粋・再編集したものです。同サービスについては、こちらの詳細記事もあわせてご参照ください。
「チャットルーム」はチーム内やプロジェクトでのやり取りにお勧め
決まったメンバーで長く何度もチャットでやり取りをする場合は、Google Chatの「チャットルーム」がお勧めです。チーム、プロジェクト、委員会、部署など、目的別にチャットルームを使い分けると、そのチャットルームでの議題が明確になります。
Google Chatで複数人とチャットをするには、前回の記事でも紹介した「グループメッセージ」もありますが、グループメッセージは、個人が複数人にメッセージを送信し、一時的なやり取りを行う際に利用するのに対し、チャットルームは、部署ごとやチームといった「ルーム」にメンバーとして参加し、やり取りをする際に利用します。
チャットルームは、「チャットルーム」横にある作成アイコンをクリックして作成できます。
チャットルーム名を入力し、メンバーを追加したら、作成をクリックします。
これで、チャットルームが作成されました。
会話をスレッド化し、業務の進捗状況確認・管理に活用
チャットルーム内ではスレッドを分けて表示することができるため、さらに個別のトピックについて話し合うことができます。
定例ミーティングについてや、売上に関することなど、チームで話し合うべきテーマはさまざまですが、スレッドを使ってトピックごとに会話を分けたほうが、あとから検索したときにも会話がひとまとまりで表示され、会話の流れが追いやすくなりますよ。
新しいスレッドを開始する際には、何のトピックなのか明確に書いておくことをお勧めします。
チャットルームでも、特定のメンバーに伝えたいときには、メッセージに「メンション」を付けることができます。
また、チャットルームのチャットに「Google ドライブ」のファイルを追加する場合にも便利な機能があります。他の参加メンバーにファイルへのアクセス権がないと、チャット送信時にメッセージが表示されて、その場でアクセス権を設定することができます。共有設定をチャットルーム上で変更できるため、わざわざGoogle ドライブを別画面で開いて設定を変更する必要がありません。
メンバーの追加・削除がいつでも可能
チャットルームは、他のメンバーを追加したり削除したりすることが可能です。例えば、プロジェクトに新しいメンバーが加わった際には、そのプロジェクトのチャットルームに追加すれば、過去のやり取りも全て残っているため、また同じことを説明する必要もなくなります。
メンバーを追加するには、チャットルーム名の右側にあるプルダウンをクリックし、「ユーザーとbotを追加」を選択します。
次に、チャットルームに追加するメンバーを選択し、送信をクリックします。
また、チャットルームは、いったん自ら退出して、再度入室することができます。プロジェクトメンバーから一時的に外れた場合には、チャットルームからいったん退出をして、復帰したときに再度入室すれば、メンバーから外れていた期間の会話も、さかのぼって読むことができます。
Gmailでメール確認の時間を圧倒的に削減するワザとは? 会議の日程調整・予約をGoogle カレンダーでスムーズに行うには? Google ドライブで資料を作成すれば上司も部下もラクになる? 脱・添付ファイルでファイル探しの時間を省く……G Suiteをうまく使えば、これまで手間がかかっていた作業の時間をもっと短縮できるはず! 本連載『「G Suite」時短&コラボ仕事術』では、業務を効率化してスマートに働くためのG Suiteの基本的な使い方やTipsを紹介しています。
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