2011年のインターネット120大ニュース[4月~6月]
INTERNET Watchで2011年に掲載したニュース記事の中から、アクセス数をもとに月ごとの10大ニュースを選出し、今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。2回目は、4月から6月のニュース。
●4月:オンラインストレージ「Dropbox」のクライアントソフトが待望の日本語化
オンラインストレージ「Dropbox」のクライアントソフトとウェブサイトが日本語化されたことを伝える記事がトップ。Dropboxは日本でもすでによく知られていたサービスだったが、アクセス数で2位以下の記事を大きく引き離しての1位となっており、日本語化される前から多くの国内ユーザーが存在していたことをうかがわせる結果となった。待ちに待った日本語化だったと言えそうだ。
●5月:個人情報流出でサービス停止していた「PlayStation Network」再開へ
5月は、不正アクセスによる会員情報流出で4月下旬からサービスを停止していた「PlayStation Network(PSN)」に関するニュースが誌面をにぎわせた。MicrosoftによるSkype買収合意というニュースを抑え、日本におけるPSNのサービス再開についての記事がトップとなった。4月末時点で情報流出が公表された後、5月に入ってからはソニーによる謝罪会見も開かれ、流出したアカウント数が累計7700万件以上に上ることやセキュリティ管理体制の不備などが明らになっていったが、そうしたショッキングな記事よりもこの記事がアクセス数を集めたのは、特に日本では5月末までサービス再開の発表を待たされたせいか?
●6月:世界規模での1日IPv6実験「World IPv6 Day」実施、Googleのソーシャル化始動も
「World IPv6 Day」とは、インターネット事業者が6月8日の24時間にわたって自社サイトなどをIPv6に対応させ、影響を探るために世界規模で行われた実験だ。その概要をまとめた記事が4位、そして、World IPv6 Dayの際に発生する可能性が指摘されていた日本特有の問題について注意・対応を呼び掛ける記事がトップとなった。このほか6月は、“Google版いいね”とも言える「+1」ボタンの一般サイトへの展開(3位、Googleの発表は5月31日付)、「Google+」プロジェクトの発表(9位)もあり、Googleのソーシャルプロジェクトが本格的に動き出した時期でもあった。
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2011/12/21 12:00
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