“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ
トラブル編 第1回
【Q】Wi-Fiが瞬間的に切れることがある
2022年1月12日 06:15
【A】電波干渉を疑ってみましょう
普段は問題なく使えているのに、突然Wi-Fiが途切れることがあり、しばらく経つとまた使えるようになるといったケースは珍しくありません。
こうしたトラブルが発生する原因はいくつも考えられますが、その1つとして電子レンジから発生する電磁波の影響が挙げられます。
Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯のいずれかの無線周波数帯を使って通信を行います。このうち、2.4GHz帯は電子レンジやBluetooth機器などでも使われているため、2.4GHz帯を使ってWi-Fiで通信を行っているときに電子レンジを使うと、電波干渉が生じて通信速度が低下したり、通信が途切れる可能性があります。
対策はいくつか考えられますが、利用しているWi-Fiルーターが2.4GHz帯と5GHz帯の両方をサポートしているのであれば、5GHz帯を利用することでこうした電波干渉を避けられます。
Wi-Fiで利用するチャンネルを変更する
もし、2.4GHz帯で使い続けるのであれば、利用するチャンネルを切り替えてみましょう。
Wi-Fiが使われる2.4GHz帯の電波は、一般的に13チャンネルのうちのいずれかを利用するようになっています。
多くのWi-Fiルーターは、設定画面で利用するチャンネルを指定できるようになっているので、現在とは異なるチャンネルを指定して様子を見てみましょう。また、電波状況の良いチャンネルを自動で選択する機能を備えていることもあるので、そうした機能を活用してみましょう。
電子レンジやBluetooth機器などを使っていないのにWi-Fiが途切れるといった場合は、周辺で使われているWi-Fiアクセスポイントの電波が影響している可能性があります。
その場合も、2.4GHz帯を利用しているのであれば5GHz帯に切り替える、あるいは5GHz帯を使っても電波が途切れる場合には、2.4GHz帯と同様に利用するチャンネルを変更することが基本的な対策となります。
Wi-Fiのブリッジ接続って何?
Wi-Fiルーターには、同時に何台まで接続できる?
Wi-Fiルーターはどこに置くべき?
2.4GHz帯と5GHz帯は何が違う?
……連載『“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ』では、これからWi-Fiを導入する人や、導入済みでトラブルを抱えている人に向けて「Wi-Fiの基本」や「トラブル解消のテクニック」をQ&A形式で解説します。
“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ「トラブル編」記事一覧
- Wi-Fiが瞬間的に切れることがある
- Wi-Fiでの通信がいつも不安定……
- 家の2階に行くと通信速度が低下する
- Wi-Fi経由でインターネットにつながらない
- Wi-Fiにはつながるがインターネットを利用できない
- Zoomのミーティングで映像がコマ落ちする
- Wi-Fiを少しでも高速化したい
- SSIDが表示されない
- YouTubeで再生中の動画が止まりやすい……
- フリーWi-Fiに勝手につながるのを止めたい
- Wi-Fiでゲームをするとラグが大きい
- Wi-Fiでも有線LANでもネット動画の再生が途切れる
- Wi-Fiの電波強度を調べたい
- インターネットの通信速度を調べたい
- 「Wi-Fiの使い方」に関するこのほかの記事/掲載予定の記事 一覧
“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ「構築編」記事一覧
- Wi-Fi(無線LAN)を使い始めるには何が必要?
- Wi-Fiルーターの「ルーターモード」と「アクセスポイントモード」って何?
- Wi-Fiルーターはどこに置くべき?
- iPhoneをWi-Fiに接続するには?
- AndroidをWi-Fiに接続するには?
- Windows 10をWi-Fiに接続するには?
- Wi-Fiをつなぐのって難しそう……
- PCは有線LANと無線LAN(Wi-Fi)、どちらでつなぐべき?
- Wi-Fiルーターには、同時に何台まで接続できる?
- Windows 10で接続するWi-Fiの優先順を設定するには?
- 外出時にノートPCでネットしたい!! 手持ちのスマホでつなぐには?
- 「Wi-Fiの使い方」に関するこのほかの記事/掲載予定の記事 一覧